2009年12月

本年も終わりに...

本当に御無沙汰をしていました(ほんと本当!!)
衆議院選挙後、この期になってしまい大変申し訳ありません。
ひたすら反省、反省です。

この間、定例議会も2回開催され、そのご報告もさることながら、今更、という感もありますよね。

今年最後の記事、御報告として、草津市の「事業仕分け」をご報告したいと思います。

少し、話題も冷めかけた時期ですが、11月に国の事業仕分けが実施され、国民への公開という形、しかも、テレビカメラも入っての少々ショー仕立ての、視聴者が興味ひかれるであろう、というスポット放映もあって、かなり国民が関心を持ったのは確かですよね。これまで、予算の編成が国民の目に晒される事はなく、一部ではありますがこんな仕組みになっているのだ、ということでの公開は良かったと思います。
ただ、結果としては、財務省主導、仕分けに上がった事業の選択に説明責任が必要であり、元々切りたかった予算の棚卸し的意味合いで、本来の事業仕分けではない、との意見も多数あります。

さて、草津市での事業仕分けです。
本市においては、国を真似て行ったのでなく、元々今年度中に実施する予定のものでした。
たまたま、国の時期と近かったため、市民の方々の関心度、理解が高くなったのでは、ということでは良いタイミングであったと思います。
仕分け人は構想日本のメンバーで、現役の国会議員や、他市の行政職員、国の事業仕分けでテレビでも放映された方等が仕分け人となって、全部で21事業に対して市の職員に厳しい質問を投げかけていました。
その、論点の持っていきよう、突っ込みようは、議員としては大変参考になるものでした。
そもそも、事業仕分けは議会がやるべきものだ、とは傍聴していて実感もしました。本来の議会の役割としての監視、チェック機能が働いていれば、外部に頼んで仕分けてもらう必要もないのでしょうが、一方、客観的に追求できるのは、何のしがらみもない人だからできる、ということもあります。
庁内の職員にしても同じですが、これからの財政が厳しい時代、そうも言っておられません。
本来なら、全ての事業を上げて行うべきものでしょうが、全部で本市においても700事業以上ある件数を実施するのも、厳しいものがあります。

仕分けの論点としては、事業自体に問題があるというものはほとんどなく、コスト感覚と、本来の目的としての手法がこの時点でどうか、と言う観点でほとんどの事業が、不要か改善、民間委託と言う結果になりました。
市民判定員による結果ですが、決定ではなくあくまで意見は尊重はします、というスタンスです。
市民の感想として、市民へのサービスが増えるということは、その分、税金が使われている、ということを初めて知りました、とか、もっとコスト感覚が必要だとか、いうご意見もあり、これからの行政サービスの在り方を市民と一緒に考えていくきっかけになるのでは、と期待しています。また、併せて、議員も勉強してしっかりと見て行かなければ、という思いを強く持ちました。

最後に、本年も皆様には大変お世話になりありがとうございました。
どうか、良いお年をお迎え下さい。

新しいイメージ  
事業仕分けのひとこま(職員さんがパネルで
一生懸命に説明している場面です)

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