2010年4月

桜も、ほとんどが葉桜となり、これからは、緑眩しい新緑の季節ですね。 
岡本チューリップ縮小版2    つくし縮小版2
今日、歩いて町内の総会に出席する途中、土筆やチューリップの風景に
日差しうららかな春の季節を感じ、ちょっと癒されました。                            
 
 またまたかなりのペースダウンですみません...
 4月も中旬になり、3月議会も昔の話になってしまいました。
 3月の定例議会は、少しこれまでと違って、行政提出の議案のいくつかが、議会の中で意見がわかれました。
議会は、議案を議決する役目を担っていますが、議決にいたるまでのプロセスが疑問符としてありました。
議案に対する是か非かを判断するのに、当然活発な議論がされてると思いきや、いや実はそうでないこと、が事実としてあります。
ただ、多くの地方議会は、草津市と変わらないのですが、中には先進的に、二元代表制の政治の仕組みをしっかりと実践している議会も増えてきつつあります。
 その中の1つの議会が会津若松市議会です。
その会津若松市議会の有志の議員の方々と、4月9日に懇談することが出来ました!
 現在、本市において、まちづくりの憲法、市の最高規範と言われる「自治体基本条例」が市民を交えて策定中です。
当然、条例が出来たら議会に上程されます。その時に、議会もしっかりと勉強した上で、きちんと審議が出来るようにと、昨年10月より「自治体基本条例調査検討特別員会」が設置されて、ただ今議会も勉強中です。
その勉強する中、議会とは?という条項の参考になる条例として、会津若松市議会の「議会基本条例」をテキストとさせて頂いて勉強しました。
 何が優れた先進的な取り組みとして評価されているかというと、政策形成サイクルを確立していることです。
政策形成サイクルとは政策提言するために、市民との意見交換会から課題を抽出し、次に議員同士の政策討論会通じて政策形成をする、その一連の流れのことです。
 勉強した時に、これから草津市が目指す姿だと感じ、是非一度、視察に行って直接意見をお伺いしたいと、委員会にて皆で話していました。

 それが、今回、たまたま大津市で行われる議員の研修にパネラーで来県されることがわかり、未来研究所(市のシンクタンク機能の研究所)の副所長から会津若松の議員のかたに申し出をして頂いたところ、快く受けて頂き、懇談会が本市議会にて、実現しました。

 なんともタイムリーで、とてもその懇談会を楽しみにしていました。
当日、会津若松8名の有志の議員と、草津市では11名の議員と懇談いたしました。質疑応答も活発に行われ、後半は小グループに別れて、膝詰めで意見交換。
会派や個人の議員としてでなく、議会として、市民の声を聞き、議会として行政に対峙していく、という二元代表制としての本来の議会の在り方を実際に行われいることにとても勇気づけられました。
 また議会基本条例を策定するのに、専門的な学術者の力を借り、ぶれないように理論的にしっかりと構築されていることも大変勉強になりました。議会としての公務とは、どういう活動内容か、との位置づけ、行政の民意とは違う議会の民意の形成、そしてその民意から政策形成へと結びつける仕組みに改めて共感、感動しました。
 後日、会津若松の議員の方からのメールに、草津市議会の委員の皆さんの積極的な熱意を感じ、きっと、議会改革が実現できること太鼓判おします、という内容のメール頂きました。
 議会内で、論点を整理し、討議し、議論し、合意形成していく、その仕組みを草津市議会としても実現できるよう頑張っていきたいと決意もあらたにしました。
 予定の2時間を超えても、快く、3時間でも良いですよ、と真剣に熱意持って、ご教示頂いた、会津若松市議会の議員の皆様に感謝いたします。
 まずは、自治体基本条例の審議をしっかりとやりきり、次に議会基本条例へと進んでいけたらと思っています。

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