2010年12月

今日は、遂に大晦日。一年の締めくくりの日、朝からどんどん雪が降り積もり、一面銀世界となりました。
寒さと移動の不便さを除けば、景色としては大変情緒のある好きな風景です。

今年も仕事に追われたあっという間の一年間でした。
議員となって約3年3ヶ月。少しづつ仕事がわかってくるにつれ、忙しくなるものだと実感。

政治は、相変わらず先行き不透明、不安だらけで、地方は地方で、地方への権限移譲~と一瞬、聞こえは良いものの、国からの交付金減、税収の減少と少子高齢化の中、少ないお金で自らで自立して行政運営して下さい、というこれまでの地方行政の認識を変えていかなければならない時代の過渡期です。
その時代の流れの中、一番遅れてるのが、議会であり議員なのかなぁと、実感した一年でもありました。

と愚痴をこぼしても前に進まず、あきらめず、やれることから~、わかってくれる同志を増やし、希望をもって前進あるのみ!と自分を鼓舞し頑張ってまいります。

もうすぐ、2010年も終わりになろうとしています。
このHPも途中、大変皆様にご心配おかけしたこと、改めてお詫び申し上げます。

明年は、春の統一地方選からスタートし、草津市議会も改選の年を迎えます。

市民の皆様の信託に応えられるよう、本来の議会の機能が果たせるよう、来年も頑張ってまいります。

この一年間、多くの皆様にお世話になり、大変感謝いたします。
ありがとうございました。

皆様、良い年をお迎え下さい。

議会質問と所属している総務常任委員会が終わりました。
今回の質問終わっての感想は、あと5分(いや10分?)足らなかった、という反省と、質問3項目のうちの2つ(市営住宅の連帯保証人の要件緩和と、学童保育の発達障がい児の課題への支援施策)は、答弁からは現在よりも少し改善ができるのではないか、と感じました。
特に学童保育での発達障がい児への課題については、担当課が何より現場からの声で、日頃から実感として感じている事柄であります。が、大きく課題解決するためには、やはり予算が必要ですのでどれだけの財政が許されるか、が課題です。学校や保護者や管理者との連携等、お金が必要でない部分もありますが、やはり専門性を確保するためには、人が必要であり、それが一番、予算が必要なので厳しいことこの上ないのは承知です。でも一歩でも前進できることを期待しています。

新年度に向けてただ今、予算編成真っ只中です。財政厳しき時代、どんな舵取りをされるか、市長就任4年目に入る正念場の予算編成でもあります。組織編制が毎年変わるのは如何なものかと思いますが、総仕上げの年、掲げたビジョンの遂行に頑張ってほしいものです。

さて、16日に、景観計画の検討委員会の傍聴に行ってきました。傍聴は寂しく私一人でした。
昨今、様々な計画が策定されています。あるべき姿の目標到達に向けて、段階的に大体3年~5年先づつ、計画に基いた着実な運営をやっていこう、と。
ただ、これまでの本市の計画策定のプロセスを見ていて、私は時々疑問に感じることがありました。計画のための計画作り、そこそこの標準装備で、計画をつくることが目的化し作って終わり、という計画が多いように思えます。
それは、一つには、時間に追われている、じっくり検討する間もなく数年毎に見直しの時期がきて第2期、第3期と作っていかなければいけない、という現場の悩みもあります。大抵がコンサルティングの会社が入ってきれいな立派な冊子に仕上げってはいます。でも、でも、ですね、悲しいかな魂が入っていない、と感じます。

今回の景観計画も、しかり、来年度策定向けて逆算しての慌ただしいタイトなスケジュールの中、粛々と策定されるようです。
委員の方々の大変勉強になるご意見や、計画への視点、さあ、これからと思っていたら、ばたばた!と12月27日からのパブコメに合わせて...との行政側からのスケジュール提示に私も唖然...
私としては、もう少し丁寧に作ってほしい、と願っていますが、県からの同意がどうしても3月までに必要(なんで?)ということで新幹線なみの途中下車無しの猛スピードで、また作られそうです。

でも、委員の方々には、頭が下がります。行政から提案された基本方針案の議論の時間が正味2時間しかなく(しかも一時間延長してです)、色々と思いを持って頂いているにも関わらず、行政からのスケジュール提示に、一瞬その場が、無理、という空気になりましたが、気を取り直して、各自メールにて委員長に連絡することになり、皆さん、大人だなぁ~と思いました。

この委員会において議論する時間もない余裕のないスケジュール設定に、ああ~またいつも通りかぁ~とがっくりときてしまいました。
何のために作るのかが、ここですでにぶれてしまった?と私は思いました。

でも、あきらめずにこれからもしっかりと計画策定に関心を持っていきたいと思います。

12月定例会(議会)

昨日は、今年一番の冷え込みだったとニュースで見ましたが、どうりで、寒かったわけだと納得。
でも、子どもの頃と比べると冬の寒さはかなり緩くなってきていますよね。九州で育ちましたが、冬はよく雪も降っていましたし、寒さも厳しく身に沁みていました。やはり地球温暖化のせいでしょうか~

今、メキシコでCOP16が開かれていますが、昨日の報道では日本がブーイングを受け、後ろ向きの発言をしたという証の化石賞なるものを受けたとの報道がありました。
原因は、京都議定書の延長の拒否の態度を示したからだというものです。
日本の主張は、経済大国のアメリカや中国が温室効果ガスの排出制限を受けていないのに、EUや日本といった先進国だけが、制限をかけられるというのは効果もないし納得がいかない、とのこと。
確かに規制を受けている国々の排出量を、世界の排出量の割合から見ると約3割弱で、後の7割がアメリカや中国といった排出の規制を受けていない(アメリカは正確には規制を拒否している)国々です。
延長よりも、今ある枠組みを変えるべきだとの主張です。こういった発言が後ろ向きと認識されたようで、日本は良くも悪くもまだまだ経済大国のイメージがあるのか、注目されるのかもしれません。排出規制は経済にも影響があるので、温暖化防止も大切だけれど、経済が後退するのは日本にとっても悩むところです。

さて、12月3日、草津市の12月議会が始まりました。
8日が、議会質問の通告の締め切りで、提出し少しほっとしています。
今回の質問項目は、「議第111号草津市部設置条例の一部改正について」「市営住宅の連帯保証人の要件の変更について」「学童保育所における発達障害児の環境と支援施策について」の3項目です。
30分という制限された時間の中、いつも時間足らずで後悔が多いので時間配分に頑張ります。
ただ今、議会にも45分の時間延長か、答弁の時間入れずに、質問だけで30分を、と要望しています。
答弁が長いと、質問時間が半分だったりもします。年間に換算すると、4回×30分=120分で、そこから答弁時間差し引くと...1年間で1時間半弱位?み、短すぎる!!

様々な行政の課題や、要望等、議会で取り上げないと変わらないのが実感です。(いえ、それでも中々ですが...)
ある意味、それは仕方ないことで、個人が公でないところで何か言ったところで変わる、ということはほとんど不可能です。(変わることのほうがおかしい!?)

今後は市民の方々との公聴会等で、公として、また議会として動き、議会の中で議論をして、市の課題として集約できた結果、行政に意見を言える、という仕組みが大事だと感じています。
また、議会質問も、あくまで「個人の」質問なので、この点もまたより有効に活かすためには、重要な施策の課題だと共有する項目であれば「議会の」という形にしていく仕組みもまた議論していかければならないことだとも思っています。
質問日は、14日と15日です。私は、15日の3時頃の予定です。30分を活かせるよう(これが問題だ~)頑張ります。

  • プロフィール
    草津市市会議員
    西垣和美のBlogへようこそ

月別記事一覧

最近のコメント

管理画面