これからの4年間の議会質問のスタートになる質問が終わりました。今後この4年間はずっと、トリになるカモです。会派の構成人数で質問の順番が決まりますので...
最後だと、最後まで緊張していないといけないので精神的には少ししんどい面もありますが、他の議員の質問をすべて聞いてから、というメリットもあり、それはそれで良いかも、とすぐに環境になじんでしまう性格です。
今回、初当選された4人の方も質問に立たれました。みなさん、堂々と質問され、時間配分も上手にきっちりと、4年前の緊張していた自分と比べて、感心して聞いていました。
さて、私の質問の結果はというと、少し時間が足らず、2つ目の情報公開の質問があまり出来ませんでした。
まず、一つ目のまめバスの質問ですが、2年半の実証運行を通して、将来の草津市の公共交通の体系を考えた場合、行政が税金を投じて走らせるまめバスと民間の既存路線のバスとの共存を考えていくべきだと主張しました。
市の答弁は、民間バスとは、補完、共存の関係と考えている、とのことで、同じ考えです。が、実際これから運行しようとしている路線は、果たして補完、共存の関係となるのか、かなり懸念されます。
まめバスと民間の路線バスを樹木に例えて、民間バスが幹で、まめバスは、枝になります。(草津市のHPの公共交通のところの公共交通の会議の議事録を参考にして下さい)幹が栄えてこそ、枝が活きていきます。枝を広げすぎると、幹が枯れてしまいます。つまり、まめバスを駅につないでしまうと、民間の路線バスの幹を痛めつけることになる可能性が大きく、持続可能な税金の投入をなるだけ抑えた交通体系の将来が 不安になります。
取り込んだ国の補助金の使い道の制限があり、実験したかった運行が出来なかったことも 本格運行に向けて、マイナスの要因になっています。
まめバスへの期待、ご要望は、本当に大きいです。だからこそ、長い目で見た、しっかりとした体系を組んで安心して交通弱者の方々の移動手段の一つになってほしいと願います。
ここで、もう一度役割分担について、バス会社の方々ともしっかり合意形成を図って頂き、再検討して頂きたいと思います。
情報公開については、財政運営計画という一億円以上のハード事業の計画を通して、政策決定の過程の公開についての市の考えを伺いました。
残り時間が無くなり、最後、辛うじて質問だけさせて頂き、答弁が聞けました。聞いていて、以前の答弁と似た内容で(途中の決定以前の段階の公開は難しい)、変わっていないな~と思って聞いていましたが、最後のほうで、今後は予算編成過程の公表と同じように、公表が可能か検討します、との前向きな答弁がありました。
これは、一歩前進の答弁だと期待しています。
それは、先の6月議会で議決された「草津市自治体基本条例」の中の、市政の基本原則の章に規定されている情報公開(知る権利)の文言に基づいての答弁であったと思います。
市民の市政参加に大事な情報共有のための情報公開に期待します。
参考までに、該当の文章を記載します。(「草津市自治体基本条例」第3章 市政の基本原則)
第2節 情報公開 (知る権利) 第9条 市民は、市政に関する情報について知る権利を有する。 2 市は、市政に関する情報について、市民に説明する責任を負う。 (政策過程全体の情報共有) 第10条 市は、市民に対し、市政に関する政策過程全体の情報を明らかにするよう努めなければならない。 2 市は、市政に関する政策過程の各段階における正確な情報を速やかに、かつ、わかりやすく市民に提供するよう努めなければならない。 3 市は、市民が市政に関する政策過程の各段階における情報に容易に接することができるよう努めなければならない。 ......
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