2012年11月

どっちが先に?

  草津市議会議員の西垣和美です。
 昨日が、近畿地方の紅葉の見ごろのピークのようでした。有名な観光地には、人が多くて、億劫で滅多に行きませんが、ここかしこの街路樹が見事に色づいていて、それなりに満喫しています。昨日も草津第二小学校の所を通った時に、門すぐそばの銀杏の木が見事な黄色で思わず見とれてしまいました。
 また巷では、クリスマスの飾りや、年賀状販売といった文字が目に飛び込み、これから、師走まであっという間なのだろうと思いつつ、その前の衆議院選挙の結果が気になるところです。
 あまりの多党化に、有権者も選択に迷うところでしょうが、これまでも多くの政党が出来ては消えていった経緯を思い出して頂きたいと思います。
 少子高齢化、右肩下がりの時代の中で、これからは、富の分配から、負担の説明が出来る政治家、政党でなければならない、といったことが言われています。また、将来を見据えた時代の課題に合った中身のある政策と、それを実現できる政党が選ばれて、沈没しそうな日本の舵取りをとるべきだと思います。
 『地方分権』-現政権が、一丁目一番地といって、最優先政策であったはずですが、掛け声倒れの感で終わりました。
 いずれにしろ、今後はますます、地方の裁量、地方の政策力が求められる時代にあって、各自治体の力量で、都市格に差がついてきます。すでに差が見えてきていると感じることも多く、草津市もポテンシャルを十分に活かし、もっと住みよいまちになれるよう、議会も成長しなければと思う次第です。
 議会がもっと...、行政がもっと...とお互いのことをつい、言いたくなるのですが、様々な場面で、この○○にして○○だなぁ、というものを実感しています。どちらかが成長して、お互いに切磋琢磨しなければ、変わらないものです。特に、地方はこれから、人口減少時代を迎え、生き残りをかけて、自立しなければなりません。そういう意味でも、議会改革は、喫緊の課題だと思っています。

平時の備え

草津市議会議員の西垣和美です。
 11日に南笠東小学校で行われた草津市の防災訓練に参加しました。
総合的な訓練でしたので、グランドでの炊き出しや、避難訓練、救助訓練等々、防災に関するメニューが多くありました。私は、体育館で行われたGIG訓練(図上訓練)といわれるものに参加しました。いわゆる避難所運営のシュミレーション訓練です。それぞれの学(地)区の避難所である小学校の体育館の実際の施設図の縮小コピー図をもとに、通路の確保や、そこから差し引いた残りの面積で避難されてきた人が何人収容できるか、ということを主にシュミレーションしました。
 一班が大体10人の構成で、実際にやってみると、まず収容人数を想定するのに1時間近くかかりました。通路をどのように設けるのか、人が入ってしまってからでは移動が出来ないので、第一優先に考えることと、実際にやってみて初めて知りました。人の動線、プライバシーの確保、トイレや物資の受け取り等が絡んできますので、また、思ったより収容できる人数が少ない、ということもわかりました。成人一人に必要な面積がおおよそ3㎡、だそうです。地元の志津小学校の体育館でのシュミレーションでは、成人で計算すると、136人の収容可能人数(家族単位では、考える時間も余裕もありませんでした)でした。4人家族にすると40家族前後かぁ~、あっという間に一杯になるやん、ということも実感。実際には、仮設トイレをどこに設置するとか、高齢者の方、乳幼児のいる家族、障がいをもった方といった災害弱者への配慮等々、沢山の課題があるものを短時間で決めなければなりません。
 今更ながらに被災地では、本当に混乱しただろう、ということもを思いました。
何よりも、起きてからではとても対応できないであろうことが想定され、平時の備えこそが大事だと、頭の理解だけでなく、実感できた訓練でした。
 あいにくの雨で、予定より早くに閉会式が行われたようですが、体育館で一生懸命に訓練していた私たちは、雨が降り出したことも知らず、他の訓練が終了していたことも知らず、最後まで熱戦を繰り広げていました。
 訓練は、何度も繰り返し行うことも大事ですし、また、先の震災後、国の防災対策の法律には、訓練を検証し、効果的、継続的に行うこと、というように、検証、という文言が入り、修正されました。行うことだけで満足するのでなく、いかに実際に役に立つ訓練か、という視点で、今後も草津市としても、継続することと思います。。565550_390268414382360_2114185560_n.jpg

 

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