2013年2月

2月定例会(議会)開会

草津市議会議員の西垣です。
昨日の25日、2月定例会が開会されました。3月議会、といったほうがわかりやすいのですが、行政的には、開会日の月に合わせて、言います。だから、2月28日が開会日なら、末日でも2月定例会、となります。定例会という呼び方も、臨時議会と対して、あらかじめ決められている定例的な議会、ということで定例会、大げさにいえば、業界用語的なものでしょうか。小さなことですが、わかりにくいので、私は、市民の方と話すときは、敢えて、3月議会、という表現を使っています。
 と前置きが長くなりましたが、昨日から、3月の議会が始まりました。3月は、新年度予算が、市長より提案されますので、審議のボリュームがかなりあります。草津市のHPで予算概要が載っています。
 それに加えて、今年度は国の補正予算のボリュームも半端でなく、市も取り込むのも大変だったと思いますが、補正予算も、開会日に合わせて提案されました。本日、国会も、参議院でも可決され、補正予算が成立しました。
 補正予算の額は、国の経済対策等に伴う事業で一般会計で24億8千万円。補正予算で実施される事業は、25年度に計画されていた事業の前倒しがほとんどです。
 学校の大規模改築や、通学路の改修等等の建設関係です。
 どの自治体も、国の予算の取り込みのための事業に必死だったと思いますが、政治情勢上、仕方ないとしても、年度末の大型補正予算は、職員さんが大変です。
 県といい、国といい、実際に実行する市町村のこと考えてよ~、と今日も補正の勉強会で、話題に上がっていました。
 国の経済対策が、庶民にまで実感できるか、いや、どうしたら実感できる経済対策となるか、議員が、議会が考えていかなければならないのでしょう。
 
 
 

企業という自覚の武雄市

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草津市議会議員の西垣です。
 先日、会派の研修で、岡山市と佐賀県武雄市に視察に行ってきました。
 どちらも、行政のSNSの活用についてと、武雄市は図書館の指定管理も併せて聞いてきました。
 武雄市は、市でFBのページを作っておられ、SNSの活用で、全国的に有名です。視察も多く、着いた早々、市役所の玄関に、今月に視察に来る団体の(ほとんどが自治体)名前が、掲示されていて、20団体くらいはあり、はぁ~、すごいなぁ、と。毎月、これくらいの視察があるらく、お蔭でビジネスホテルがほとんど満室で、増築予定らしいです。それもこれも、市長の発想が行政の発想でなく、企業の発想であることが、視察が殺到している要因で、話を聞いていて、総務省出身ということですが、型破りで、自分でルールをつくる、誰もやらないことをやる、逆転の発想で、マイナスをチャンスに変える、等々、市長のリーダーシップに脱帽。
 課の名前も、営業部ーいのしし課、食育課ー楽しい食卓係、facebook city課といった何やるか、すばらしくわかりやすいネーミングです。
 成果も、たとえば、FBにしてからのアクセス数が、以前の標準の行政のHP時でのアクセス数が年間約5万から、330万になったとのこと。市外の方からのアクセスが多いらしいですが、市の情報も、きちんと発信し、市民への市政情報と、市外へのアピールの両面を兼ね備えている、ということでした。全職員が、ツイッターとFBのアカウントを持って(持たされて?)おられ、勤務中でも、情報発信OKとのことでした。当然、得意な職員さん、不得意な職員さんがおられるわけで、それはそれとして仕方がないとは思います。
 それと、これから注目されるのが、市立図書館の指定管理者が、蔦屋を経営しているグループで、これまでの公立図書館の概念をひっくり返すような形態です。たとえば、図書館にスターバックスが入り、飲食可能。物販可能。DVDやCDの数も半端でなく、館内では無料視聴、試聴でき、借りるときは有料。20万点の書物を開架。この方式は、世界初でもあり、国内はもとより、世界でのモデルケースにもなるので、蔦屋グループもかなり力を入れておられるようです。
 この4月から、開館となり、これも視察が殺到すると予想されます。
 この、図書館の指定管理の手法は、世間では、賛否両論あるとは聞いていますが、武雄市の市民アンケートでは、かなりの期待度でした。市長の理念としては、図書館は、幼児から高齢者まで、誰もが利用する施設であり、市民サービスの最たるものである。だから、図書館のサービスの向上は、イコール市民サービスの向上につながる、という発想です。また、指定管理することで、直営よりも1割の経費削減ができるそうです。条件に、これまでと同じ給与を保障する、ということがあるにも関わらず、経費を削減できるのは、物販ができるので、その利益を充てることで、収支が成り立つ仕組みになっています。安かろう、悪かろうの世界では無いようです。 
 どんな、成果になるかは、まだこれからですが、契約は5年間。その期間でどんな化学反応が起きるか、全国が注目するところです。
 SNSの活用にしても、あまりに草津市とは、レベルが違いすぎて、同じことは出来ないかもしれませんが、戦略的な情報発信のコンセプトや、首長のリーダーシップは大いに学ぶことがありました。
 

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