草津市議会議員の西垣です。
三寒四温という言葉を使うには、少し遅いのですが、ここ最近、5月のような汗ばむ日があったり、3月のような寒い日があったりと気温の差が激しく、うららかな春を通り越して、いきなり、夏、が来るような予感がします。
4月に入って、施設監査で、学校施設や保育園をいくつか訪問しています。
本日は、創立140周年という小学校に行きましたが、幼稚園や小学校、中学校、そのほとんどが築30年以上経っているものです。
大規模改修工事も順番になされてはいるところですが、訪問して実感するのが、小さな保守の必要性です。建物につきものの、雨漏りによる壁の傷み、経年劣化による床や、壁、電機器具等の傷み、備品の机、椅子等の傷みといった、丁寧に使ってはいるものの、経年によるものは、不可抗力です。
毎年、各校、各園で施設整備の要望はあげてはいるものの限られた予算措置の中では、、安全度の優先順位による後回し後回しで、改善が進まない要望もたくさんあるのが現状です。
現在、国としても、道路や橋、下水道管等々、老朽化してきた公共施設をいかに寿命を伸ばし、長く使っていくか、ということに切り替わっています。
何かあってから建て替えるのでなく、初期症状で対応することで、結果として、維持管理費の抑制につなげる、「事後保全」から、「予防保全」の時代になっています。
これまでは、国の予算措置としても、耐用年数を基としたものに限ってあり、保全への予算措置はほとんどなされていませんでしたが、特に政権が変わってからは、保全、保守への予算措置がなされているところです。
人口減少、インフラ整備の在り方等々、お金のかけ方、使い方への、認識の切り替えが求められています。そのためにも、現場の状況を知り、何が課題で、優先されるべきかの判断が、ますます必要だと感じています。
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