2013年5月

 草津市議会議員の西垣です。
 最近、市内の数か所の市民センターに行ったところ、トイレのドアに「赤ちゃんの駅」というステッカーが、貼ってありました。
 赤ちゃんの駅というイメージとトイレのドア、というイメージが合わなかったので、トイレのドアを開けると、確かにおむつ交換台はありました。が、それだけのことです。
 いまどき、ある程度の規模の施設のトイレに、おむつ交換台がないところは、あまり見うけられません。
 草津市は、H24年度の予算に、「赤ちゃんの駅」事業を子育て支援の新事業として、予算措置をしました。内容は、草津市のホームページの「子育て支援センター」内の「お知らせ」のところにあります。
 赤ちゃん連れの方が、安心して外出、相談できる環境づくりを推進していくこと、であり、このコンセプトは歓迎するもので、大いに推進していって頂きたいと思います。
 ただ、私が、市民センターで感じたことは、推進していく側である公共施設の「赤ちゃんの駅」の認定が、あまりにもハードルが低すぎないか、ということです。
 登録の要件としては「授乳できる場所がある」「おむつ交換台の場所がある」は、どちらか一方でよしなので(この一つだけの要件というのもどうかと思いますが)要件には、当てはまるものの、寒々しかったり、(冬場は、トイレにストーブを持ち込みます、というセンターもあり、う~ん)、授乳する場所が、狭い台所で、常時には椅子がなく、必要時は廊下のソファを持ってきます、と言われ、あの大きなソファをよっこらえっこらと持ってくるの~?とか、疑問に思いました。施設の作りが左右するので、それなりに苦労はされているのはわかりますが、堂々と「赤ちゃんの駅」と認定されていることに、少し恥ずかしく感じたものです。これまで、視点がなかったところからの出発で、スタートの時期は大目に見なくてはと思っていますが、ホームページの「赤ちゃんの駅設置一覧」の表を見ても、公共施設の環境の貧弱さがわかります。
 それと、ステッカーのことですが、「赤ちゃんの駅」というのは、施設がその機能を持っているということであり、トイレが「赤ちゃんの駅」ではないのです。トイレには、「おむつ交換台があります」の表示で十分で、市民センターの入り口に貼るものだと思うのですが~。
 予算説明の時に、「○○の駅」っていう期待させられるネーミングや、おむつ交換台はいまどき標準装備ですので、ハード+要件の中にもある子育ての情報提供や相談が出来る、というてっきり4つの要件が整っているところが認定されると思っていましたので、余計ギャップを感じたのかもしれません。
 隗より始めよ、ではないですが、もう少し、工夫がほしいところです。ステッカーをもらって、終わりでなく、今後も、使われる保護者の意見を取り入れながら、環境整備の充実に取り組んでもらいたいと思います。

 

大事な一票

 ここ最近の気温の変動には、体がついていくのに大変です。春なのか、夏なのか、油断をすれば、体調を崩しそうで、気合を入れなければなりませんね。
 それでも、周囲を見ると、田んぼに水が張られ、苗が植えられている風景は、毎年見る5月の中旬の光景です。
 
橋下市長の慰安婦発言に日本中、否、世界中が耳を疑ったかと思います。
 ご本人は、マスコミの読解力不足と開き直っていますが、それは詭弁で、人権意識が欠落しているとしか思えない発言だと思います。多少の表現の違いこそあれ、これだけ多くの人が、危惧、不快感を覚えた言動には、やはり根底の人権感覚の欠如があると思います。
 世界の受け止め方も、ほとんどが問題視しています。そのような人権意識がない人が、政党の代表に一人でもあり、市政を司る政治家ということに、あらためて、風で人気が出た政治家の資質が問われるものだと思います。
 ネット選挙がこの参議院選挙から解禁になりますが、今後ますます、公人としての言動が問われ、また、露呈していくのでしょう。大事なのは、国民が、その候補者や政治家の資質や政策を感じた後の行動です。当選さえすれば、認められた、ということにもなりかねません。本当に、一人一人が、すべて大事な一票だとあらためて思いました。

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