2013年6月

閉会日の給与削減の議案

 草津市議会議員の西垣和美です。
 早いもので、一年の半分が終わり、明日から下半期がスタートします。
 6月議会は、26日に閉会しました。閉会日には、職員の給与削減並びに議員の報酬削減の議案が提出され、いずれも可決致しました。
 これは、復興財源に充てる目的で、先に、国家公務員の給与を下げ、それに合せて、地方公務員の給与を下げよ、という国からの命令です。敢えて、命令と表現したのは、25年度の地方交付税の計算が、あらかじめ給与削減の分を計算した金額で入ってくるので、いうなれば、強制的な形となっています。
 本来、地方校務員の給与は、地方自治のもと、自らが決めているもので、厳密にいうと、国が口出しは出来ないものなのです。実際、今回、給与削減をしない自治体も結構あります。
 ただしながら、名目が復興財源に充てる、と言われれば、やはり反対出来ないという辛いものです。
 国家公務員と地方公務員の給与を比較したラスパイレル指数の計算方法も、高給のキャリア組が入っていないとか、疑問視されることもありますが、時限立法ということでの、議会の判断でありますした。民間と比べて、何かと公務員は叩かれることも多いので、給与の削減と聞かれても、同情の声は聞かれないのが現実なのかなぁと思いながらの閉会日でした。
 
 

質問終えて

 草津市議会議員の西垣です。
18日に、議会質問終わりました。今回も時間が足りず、2問目は残り3分、という中での質問で、当然、実際のやりとりはできず、執行部側の見解を聞くだけに終わりました。
 質問内容は、「公共施設のマネジメントについて」と、「ひきこもり」支援の拡充について、です。
議会開会日に、パブリックコメントを予定しているという4つの計画について、説明がありました。
 「中心市街地活性化基本計画」「(仮称)市民総合交流センター」「草津市文化芸術機能等施設整備基本計画」「「(仮称)野村スポーツゾーン整備事業」です。どれも、大型のはこもの的ハード事業です。
 今回、私が質問をした内容は、これからの、はこもの的な事業は、将来の人口減少社会を迎える時代にあって、無駄なものや、ぜいたくなものを作らない、といった観点のマネジメントができているかどうか、ということと、草津市として、公共施設をつくるときには、市としてこうあるべきだ、というルールに沿って設計するべきだと思う、というものでした。
 老朽化し、建て替えを必要とする施設を集約することは、必要だと思いますが、市全体の配置整備として、どこを優先すべきかどうか、という観点から、西友跡地に構想されている「市民総合交流センター」の子育てスペースについては、異議を唱えるものです。
 無いより、あれば良いのは当然ですが、税金を使うものですし、必要性の根拠、説明責任が問われると思います。
 政策は、課題解決のためにあります。理想と現実の乖離を埋めるためのものです。ですから、ここに、子育てスペースをつくるにあたっては、どんな課題に対する政策か、の説明を求めたいと思いました。それで、どんなデータをもってして、ニーズがあるのか、ということを質問しましたが、周辺には子育て世代が多くいる、との答弁。そんなこと、だれもが言えることです。
 草津市の統計データからは、単純計算ですが、南草津周辺の学区の0~4歳児の人数と、30代前半の人数を、西友跡地周辺の学区とを比較すると、歴然とした差があります。
 それは、当然、執行部側も認識はしているのですが、南草津駅周辺に土地がない、場所がない、という現状に甘んじているとしか私は思えません。
 今回の、西友跡地での構想も、中心市街地活性化の計画を国に認定してもらうためには、条件が必要です。その中に、福利施設があります。そのメニュー合せに、子育てスペースが入ったと思うのですが、なぜ、私がその有りがたいスペースに疑義を唱えるかというと、西友跡地の近くの商店街の中にも、子育てひろばはありますし、市役所の子育てひろばもあります。私の前に質問していた小野議員が、南草津駅周辺のマンションのかたが、市役所の子育てひろばに行くのに大変苦労している、ということも言っておられました。作りやすいところに作り、配置として偏るのは、いかがなものかと思います。それも、国のメニューに合わせてのことで、補助金が付いて回る手法は、草津市の特徴です。いい加減に、国の補助金に合わせての政策から、脱皮してほしいです。これまでも、国の補助金を使っての事業について問題があると思うものが、いくつかあります。
 初期のイニシャルコストに執着して、ランニングコストをどう見ているか、ということも気になります。
それと、社会福祉協議会の移転です。2年前に、市役所横にあった施設の老朽化により、現在の青地町に移転しました。移転の時も、十分な議論がなされず、様々な問題を指摘されながら、移転をしました。私は、当然、移転には反対でした。そして、やはり、交通の便が悪く、社会福祉協議会に来るひとが少ない、という現状です。当然、想定されていたことであり、6000万円の修繕費用をかけて(建物全体の修繕費用ではありますが)移転した早々、やっぱり不便だからこっちに移ります、って、そんなこと許されるのでしょうか?
 と、書いているうちにも、かっかっとなってきていますが、議場では、そのことが伝わったかどうか、う~ん、というところです。これは、質問の仕方もあり、私の技量のこともありますが、執行部側の価値観との相違は、いつまでたっても平行線です。一部の職員さんは、理解もされているとは思いますが... 戦い?は、まだまだ続きます。
 
 

草津市もfacebookデビュー!

 草津市議会議員の西垣和美です。
数日前に、知人が草津市のfacebookのページを紹介していて、はじめて草津市もfacebookデビューしたこと知りました。草津の広報に、掲載されていたようですが、見落としていました。
 若手議員さんたちが、議会質問もされていて、その時の答弁が歯切れが悪かったので、もう少し先かと思っていましたが、思ったより早かった、というのが感想です。
 それで、肝心のページはというと、各部の担当者の熱意が感じます。情報が結構あり、明るい感じで、中々良いと思います。しかも、これまたいつの間にか、くさみぃーというご当地キャラなるものまで作成されていました。現在、169いいね、あります。今後、どれだけの人がページを訪れるか、楽しみです。途中、息切れしないように、また、義務感漂わせることないように、頑張ってほしいですね。
 facebookも、行政の情報発信のツールとして標準装備になりつつある時代、双方向ができるツールや、また、情報公開、共有という観点からの、行政の情報をどのように市民のかたに見せるか、というオープンデータが、今後の草津市の課題だと思います。情報公開に関する条例も策定されましたが、情報の管理や個人情報の保護という観点だけでなく、要求されなくても、情報を見せる、見ることが出来る、というスタンスを持ってほしいと思います。
 また、ネットだけが、情報発信ではないことも、私自身意識していきたいです。

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