2014年2月

パーソナルサポート

 草津市議会議員の西垣和美です。
 ソチオリンピック、ようやく元気が出てきた感じですね。
 男子フィギュアスケートの金やジャンプでの銀、それぞれドラマがあり、メダルに花を添えています。
 結果にもちろん感動しますが、その栄光の座につくまでのプロセスにも人は感動するものです。
 それにしても、羽生選手、成績がオール5、一流選手の動きを科学的に分析し、動きと軌跡をデータを解析し研究したそうです。努力もあり、また資質としても類いまれな才能を持っていることを再認識しました。根性論だけではない、スポーツ科学という領域も必要です。
 私たち議員も、行政が提案する議案、いわゆる政策イコール市民への福祉や市民サービスを審査し、議決するには、最低限基礎知識が必要だと思います。行政の事業を全部理解するのは、至難の技ですが、できるだけ近づけるよう頑張ります。

 最近、研修や勉強会でよく行っているテーマが、福祉関係です。その中でも、生活困難者、生きるのに困難さを抱えた方の自立支援に関わる内容の勉強会が続きました。
 昨年末の国会で、法案が通った「生活困窮者自立支援法」がH27年度から施行されます。
 これは、既存の制度では十分な対応が難しかった経済的困窮者やそれと密接な関係にある社会的孤立者、複合的な課題を抱える者等を支援対象として想定し、制度が設計され始めているものです。市町の責務として、相談を受けなければなりません。日頃の市民の方から相談を受けていて、感じるのが、行政の悪しき特徴として言われている、縦割り、ということがあります。
 例えば、Aさんという一人の人でも、内容によって、あっち行き、こっち行き、たらいまわしにされるというケースは珍しくありません。問題を抱えている人は、ほとんどの方が複数の問題を抱えていると言われています。そういった複数の課題を抱えている人を、セクションごとに支援や対応するのでなく、チームを組んで、総合的に支援する、ということを各自治体で実施することになります。
 国が、一人の人の支援に、自治体がしっかり関わるように、つまりパーソナルサポートという内容に、私は、画期的なことだと思いました。公平、公正、制度に合わせる、ということより、優先されるべきことがある、という制度になってほしいと思います。事業内容は、ほぼ市町で任せられていますので、支援の格差が今後出てくる可能性もあります。
 草津市も、意識はきっちりとしているようですが、また確認していきたいと思います。

議会基本条例の前文

草津市議会議員の西垣和美です。
 年が明けて、早くも一か月が過ぎました。本日は暦の上では立春でしたが、吹き飛ばされそうな風と寒さで、まだまだ春は遠いと思いました。
 
 ただ今は、議会改革推進特別委員会で、議会基本条例策定に鋭意取り組んでいますが、素案がようやく見えてきました。今は、条例の顔ともいえる前文策定中です。たたき台案を協議していますが、できれば「草津らしさ」を表現したほうが良い、との意見がありました。そこで、小会議形式で、6人で協議した結果、草津らしさの表現は難しいとなり、議会の責任の重さや役割は、どうしても地域特性でない、日本の地方分権や自治の在り方の流れである、という結論になり、どうしても他市と同じような表現ですが、その内容が一番しっくりとくる、ということで合意を見ました。
条例を策定する、ということは産みの苦しみでもありますが、その分、今後の議会や議員の活動に寄与できるのかもしれません。

 

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