2015年3月

 草津市議会議員の西垣和美です。
 本年度も残すところあと一日となりました。明日の4月1日からは、新年度での新しい人事配置でスタートです。
 退職された職員さんも沢山おられ、再任用として残られる方はまたお出会いできますが、今後お出会いする機会が中々ないであろう方も沢山いらっしゃいます。
 お世話になった職員さん方へ、この場をお借りして感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。お疲れ様でした。

 毎年、3月末は悲喜こもごもの人事異動であります。
 年々、顔とお名前が一致するようになり、人事配置表を前に、「ふむふむ」「ふーんなるほど」や「えー!?」「いやはや(?)」とか全くの個人的な感想でしばしにらめっこしています。人事は組織の要でもありますので、つい力が入ってしまいます。
 また、組織機構もその時の政策の重要度がわかり、興味深いものです。よく視察に行った時は、他市の部名、課名に注目してしまいます。
 本年は、大きな改編はありませんでしたが、地方創生グループが新設され、草津市の将来の元気のための処方箋を作ってくれるグループと期待しています。
 
 女性の管理職の割合も注目すべきではありますが、数年前に議会質問した時に確認したのですが、保育所の所長さんも管理職になりますので、職場が庁内と限った場合、果たしてこの数字で満足して良いものかと思います。
 かといって、数字のために体裁的に管理職につけるのは本末転倒であり、出来れば女性管理職のためのプログラム等で体系立てての人材育成を行ってほしいと思うものです。女性だけ特別に行うのは、逆差別では、との意見もあるかと思いますが、やはり少数の現在、後進の方々のためにも自信を持って、またロールモデルとなる女性管理職育成がまだ必要だと思います。
 きっと、現在の女性管理職の方々は中々、本音で相談できる人が周囲にいないのではと心配しています。(勝手なお世話かな〜)
 男性の方々も本音を言えば、女性の上司だと(特に歳が近ければ余計に)お手並み拝見、という意識に少なからずなるのではないでしょうか。
 男女共同参画推進を先頭きって進めていかなければならない行政こそが、風土、意識が遅れていると感じることがよくあります。
 やはり同じ女性として、今後ますますの女性管理職の誕生を応援したいと思っています。
 

 草津市議会議員の西垣です。
 H27年4月から、子ども子育て新支援法がスタートします。
 子育て支援を手厚くすることで、安心して産み育てられるように、特に働くお母さん方が、子育てしながらでも働けるように待機児童解消の対策は、この新支援法の中でも最優先政策となっています。
 さて、草津市の状況ですが、就学前児童の待機児童の解消には27年度ではまだ達成できない状況です。
 しかも待機児童は、就学前だけではありません。学童保育という小学校の児童の放課後の預かり、居場所の確保も大変重要です。これまでは、概ね10歳(3〜4年生)までの預かりであったのが、新支援法では希望があれば6年生までの預かりを実施すべき、と決められました。
 やはり、安心して働くためには、学校終了後から親が帰ってくる間が安心でなければなりません。
 草津市では、学童保育を通称「のびっ子」と言いますが、その「のびっ子」の入所申し込みが1月末閉め切りだったのですが、あってはならない3年生の待機児童が発生しました。現状の施設だけでは、待機児童が発生する想定はされていたので、民間の学童保育をおおよそ中学校区に一カ所の想定で昨年に7カ所募集しました。しかしながら、3カ所の応募しかなく、待機児童の発生は免れないものであったと思います。
 特に人口が増え続け平成28年度から新しい小学校が開校予定の老上小学校の学童の人数は、年々増えていっていました。
 そこの保護者の方から、のびっ子の人数の課題について、以前よりご相談を受けていて、担当課とも相談していました。
 そして、複数の小学校で3年生の待機児童の発生があったことがわかり、この3月の議会で質問し、問いただすこととしようかとも思いましたが、その質問日を待っていたのでは、4月1日からの「のびっ子」の生活に間に合わないと思い、草津市公明党として緊急に市長に申し入れし、2月17日に、困っているお母さん方の実状を話し、一刻も早い対策をうって頂くよう要望しました。
 市長も事の重大さを理解してくれ、その場ですぐに担当部に指示を出されました。以後、何回か進展度を確認していましたが、学校の空き教室がないことがネックであり、近隣の施設にも問い合わせや相談をし、中々思うように進まない状況でしたが、新学期に間に合わせるために奔走されて、ようやく明るい見通しができてきた、とのことです。
 想定は十分可能だったにも関わらず、もっと早くに市が手をうっていたら、もう少し余裕のある対応が出来たのに、と、この間に何回思ったかしれませんが、新学期に間に合うよう努力されているので、ぐっと我慢しています。
 今回の件で保護者の生のお声は本当に大事だとより実感しました。もし、知らないままであれば、もっと手をうつのが遅れてしまい新学期に間に合わなかったでしょう。課題にはアンテナ張って即対応し、子育てに優しい市を目指していきたいです。

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