2015年5月

 草津市議会議員の西垣和美です。
 昨日(5月17日)、第一回草津市議会議会報告会が開催されました。
 実際は、議会で市民の皆様の前で報告のような形をさせて頂くのは、3回目となります。最初は、議会改革推進特別委員会で、議会基本条例をつくるためのスタートにあたり、市民の皆様の意見を伺うための「市民と議会の懇談会」を、2回目は議会基本条例案を作成し、その条例案の説明とともに意見を伺う「市民説明会」を開催してきました。
 そうして、昨日の議会基本条例の第7条に基づいて開催された「議会報告会」。しかしながら先の2回の内容とは全く伝える内容が違うので、文字通りの最初、という感でした。
 参加者数は、44名(うち、7名は市の職員さん)でした。
 さて、市民の皆様の反応は?
 ざっとアンケートを拝見し、多くの方が好意的には評価して頂いていましたが、それはきっと元々草津市議会のレベルをご存知で、多くは期待しておられなかった方のご感想なのかなと思っています。
 中には、こちらが反省すべきだと感じる核心を突いたご意見もあり、また参加して頂いた知人の方が感想をfacebookに投稿して頂いたご意見の中に、議会報告会の本質論を頂いています。
 一番の反省すべきことは、行政の事業報告と議会の報告との違いは何なのか、つまり議決に至るまでの議論のプロセスがやはり伝えられなかったことです。講演や勉強会、他市の報告会等で、議会報告会の意義を聞いてきましたが、実際は行政レベルの説明に終わっていたことは多いに反省しています。
 また、質問に対しての答えのありようです。これは、誰が、ということでなく議会全体の話で、私も同じ立場であればきっと同じような答えをしていたと思いますが、質問の意図をもっと汲んで、的確に答える、ということをもっと訓練しないといけないと思いました。日頃、議員は行政に質問し答弁求めていますが、答えがはぐらかされる、とよく怒っていますが、まさしく逆の立場になれば同じような状況になっていました。
 それと、ある市民の方が、このような場は、行政と違って少数の意見を汲み取れる場であり、そのような日頃取り上げられない意見を大事にしていってほしい。なぜなら、その少数の意見は、現在制度にないということの意見なので、必要な施策であれば、新たな仕組みをつくるための意見になるのだと思う、また、回答は途中経過も含めて早く回答するべきだと(誠実に対応すべきだと)発言して頂きました。 
 他にも様々な貴重なご意見を頂きましたので、次回にはそのことが反映できるよう取り組んでいきたいと思います。
 そのためにも、議案の議決にいたるまでの議員間討議をしっかり行っていかなければならないことを再認識しました。
 ご参加頂いた皆様、またご意見を頂いた皆様ありがとうございました。
 
 
 
 
 

日常に戻って

 草津市議会議員の西垣和美です。
 4年に一度の春の統一地方選挙も終わり、また、本年の大型連休も終わり普段の日常が今日から戻ってきました。
 毎週木曜日朝に南草津駅で街頭活動を実施しているのですが、本日朝の駅の風景は、いつも通りの多くの学生や会社員の通勤前、通学前の少し慌ただしく、活気あるものでした。
 一時の限られた時間、乗降客、乗車客でホーム一杯の状態ですが、駅周辺の道路事情も混雑し、草津市の交通の最優先課題となっているところです。
 4月には、連接バスの社会実験が、南草津駅から立命館大学の間で行われました。残念ながら、乗車出来ませんでしたが、Facebook等からの情報では、かなりの快適度であったらしいです。一度に2台分の輸送量と、バス利用のPRとしてのシンボル的な役割が今後期待されます。
 公共交通は、高齢化に伴ってニーズや課題が大きくなります。
 まめバスが、採算性の問題から、次々と路線廃止された経緯から、次に打つ有効な手を早く決めなければなりません。
 また、健康づくりやエネルギーの問題、持続可能なまちの観点からの自転車交通の構築も推進していかなければならないと考えています。この公共交通の問題は、点で事業を行っても効果が出ないもので、総合的に、将来のあるべき姿を持って着手しなければなりません。
 しかしながら道路形態に深く関わっているので、財源措置の難しさから、中々進まないのも現実です。ヨーロッパはいち早く、都市計画に、車に依存しないまちづくりの観点を入れていましたので、自転車道路やLRT等の路面電車の交通整備が出来ています。
 日本は、車優先、また都市計画法に反しない限り、開発に対しての法律以上の規制が出来にくく、業者や地権者優先といった風土、文化?によって、公共交通を考えるうえで、大変障害が多くあります。ヨーロッパでは、景観もしかりですが、まちづくりは公共のものとの概念があり、個人の利益よりも公の利益が優先されます。
 草津市も、公共交通の総合的な形態に着手しようとしているところですが、課題山積であります。公共交通は、大変奥深いものがあります。
 嘆いているだけでは進まないので、こちらもしっかり勉強し、提案できるようにしていきたいと思っています。

  • プロフィール
    草津市市会議員
    西垣和美のBlogへようこそ

月別記事一覧

最近のコメント

管理画面