2018年7月

自然災害の脅威

 草津市議会議員の西垣和美です。
 「平成30年7月豪雨」と命名された西日本を中心に起きた豪雨での災害は、日を追うごとにその被害の甚大さがわかり、自然災害の脅威をまざまざと見せつけられました。犠牲になられた方へ哀悼の意を表し、被災された方々にお見舞い申し上げます。いまだ、行方不明となっている方々の一刻も早い捜索や、復旧に向けて、政府が一丸となって対応してもらいたいと思います。
 滋賀県は、災害が少ないと言われているのですが、その中でも草津市は山がほとんど無いのと、天井川である旧草津川が10数年前に付け替えられて、新草津川となり、100年に一度の豪雨に耐えうる設計になっていると聞いています。それまでは、私が住んでいる地域も草津川の氾濫が頻繁であり、低い場所から上へ上へと住まいが必然的に高い方に住むようになったそうです。大津市から、草津市に転居してきた時に、なんて高いところに家が沢山あるのだろう、ととても不思議に思っていました。その後に、天井川である草津川の氾濫によるものだったと聞いて納得。その昔は、今回のような自然災害に頻繁に悩まされていたということです。
 日本の地形からも、治水対策はとても重要だと、誰もが実感したと思います。時間とお金はかかりますが、人の命にはかえられません。
 特に、ここ最近の異常気象は、想定外の気象が全国各地頻繁に起こっていることもあり、地震の対策と共に今後ますます減災対策に力が注がれなければなりません。
 また、今回報道等で思ったのが、昔から暴れ川であった、とか、洪水の歴史があった、ということが聞かれました。地形による災害の可能性について、より正確なハザードマップや災害の歴史といった情報が、住民にもよりわかりやすく可視化されるようデータをオープンにすることは大変重要だと思いました。
 マイナスのデータや情報は、土地の価値が左右されるのであまり公表したくない、といったこともあるようですが、命の重さとは引き換え出来ないと思います。特に、幼い命が沢山犠牲になったことは胸が痛みました。
 これからも、自然災害は無くならないのは仕方ありませんが、可能な限り防御出来るよう自治体の役割はとても大きいと思います。
 

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