皆様は、家計簿を付けておられますか?
行政は、皆様からの税金によって、様々な事業をさせて頂いています。そのお金の出入りの表記の仕方が、本年行われる決算から変わります。これまでは、入ってきたお金と使ったお金のやり取りの表記、いわゆる単式簿記式と言われる、何に使ったかと残高を記入していく家計簿を作るようなイメージでした。
一方、企業とかの会計の仕組みは、複式簿記と言われるもので、家計簿のほかに財産目録と借金の明細も作るようなイメージです。この複式簿記化することで、現金支出を伴わない減価償却費や退職手当引当金等といった見えにくいコストについても、見える化となります。簿記を習ったことのある方は、よくご存知かと思います。逆に、行政はなぜ複式簿記でなかったのか?と疑問に思われるかもしれません。
ここ数年間、クリーンセンターや学校や草津川跡地利用公園等、多くの公共施設の新築、建て替えがありましたし、今後も野村運動公園を始め、いくつか大型の建物の建設や建て替えが行われます。これまであまり意識されなかった、最初の建設費用だけでなく、コストの費用も意識することによって、より税金の適切な使い道や限られた財政の中での優先順位がより意識出来るかと思います。この新公会計のシステム移行の目的は、住民の皆様への「財政の見える化」ということが大きいものです。主には、ホームページでの公開になります。皆様も関心を持って見て頂けたらと思います。