文教厚生常任委員会
今回からは、3つの常任委員会を順次ご紹介させて頂きます。
議案審議や市の様々な事業を調査したり話し合う内容は、とても幅広く複雑ですので、すべてのことを全議員が集まる本会議で十分に審議を行うことは、時間がかかり効率的ではありません。そのため、市の事務の分野を3つに分けそれぞれの専門分野の議案の審査や所管事務の調査などを詳しく行っています。これが常任委員会です。
議員はそれぞれ1つの委員会に属し、各委員会8人で構成されています。
今回は、私が所属している「文教厚生常任委員会」についてご紹介させて頂きます。
まず、審査や調査を行うための所管する部については、「健康福祉部」「子ども未来部」「教育委員会」です。私は、この文教厚生常任委員会に所属することが多く、やりがいもとても感じています。
どれもが、市民生活に最も身近なテーマであり、多くの市民の皆様のお声を頂戴する機会が多い分野の委員会です。それだけに、審議もより慎重に、実態と合っているのか、弱者の意見が反映されているのか、支援が必要な人にきちんと支援が届いているのか、といった視点や現場感覚が大事です。
「健康福祉部」であれば、生活保護、障害福祉、健康増進、高齢者施策、介護保険、保険や年金等。
「子ども未来部」は、幼児教育・保育、学童保育、子育て支援、発達障がい支援、児童虐待等。
「教育委員会」は、わかりやすいですが、学校教育の他に、スポーツ、芸術、文化財、芸術振興、給食センター、図書館等があります。
現場の声をしっかり聞くということと併せて、福祉関係は、計画がとても多く、健康に関する計画や介護保険の計画、子育て支援の計画、教育関係の計画と、大体3年か5年に一回改訂されますので、読み込む勉強もかなり必要です。
また、所管事務調査という一つのテーマを決めて、調査をしていくことも委員会の大きな仕事です。今期は、「生活困窮者支援について」をテーマとしています。貧困、就労、健康等々、幅広い分野ですが、結果をきちんと出せる調査をしていきたいと思います。