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平成19年10月議会議事録(西村隆行議員)

○14番(西村隆行君)
  公明党の西村隆行でございます。
  市民の皆様の温かい御支援によりまして、これから4年間、市議会議員としてしっかり働いてまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
  私の質問が、本日、多分最後となると思います。皆さん、大変お疲れと思いますが、最後までよろしくお願い申し上げます。

  それでは通告に従いまして、質問させていただきます。
  議第93号、草津市廃棄物の適正処理および再利用ならびに環境美化に関する条例の一部を改正する条例案について、お伺いいたします。
  平成18年6月の定例会におきまして、私は、廃棄物における再利用可能な代表格であります、ごみ集積場における古紙について、市の管理下の古紙回収業者さんに定期的に回収できないかと提案をさせていただきました。
  そのときの市のお答えは、廃棄物減量等推進審議会に諮って一定の方向づけを見出したいとのことでございました。
  今回の改正案には、第11条の2として「市および市の委託を受けた者以外のものは、市が行う家庭廃棄物の収集を受けるために排出基準に従ってごみ集積場に排出された家庭廃棄物を収集し、または運搬してはならない」等の「家庭廃棄物の収集または運搬の禁止等」の条文をつけ加える案を提案されました。
  平成18年度の草津市のごみ処理全体の経費は、14億5,684万9,000円かかっていると担当部署の方からお聞きしております。普通ごみの1トン当たりの処理費は2万5,476円かかっているとのことであります。古紙の代表である新聞紙は、1部約160グラム、年間12日の休刊日以外、毎日、各家庭に配達されております。
  計算してみますと、9月30日現在の草津市の世帯数は4万7,036世帯ですので、朝刊だけでも約2,632トン排出されます。もし全部古紙回収されますと、約6,700万円もの処理経費が削減できてまいります。このことに早くから気づかれておられます町内会では、自主的に古紙回収業者さんと契約されて古紙回収に取り組んでおられます。
  ちなみに、私の地元の笠縫東学区自治会も、順次、町内会別に「古紙回収に御協力ください」との案内文を回されて、積極的に実施されておられます。
  ここで質問ですが、市内の各町内会さんのこのような取り組みについて、市として把握した上での今回の提案でしょうか、また、現在、各町内会さんが独自に契約されておられる古紙回収業者さんは、今回提案の「市および市の委託を受けた者」に該当するのでしょうか、御質問いたします。
○議長(木村辰已君)
  答弁を求めます。
  人権環境部長。
○人権環境部長(中島直樹君)
  議第93号、草津市廃棄物の適正処理および再利用ならびに環境美化に関する条例の一部を改正する条例案についてのうち、町内会の古紙回収の取り組みを把握した上で今回の条例提案がなされているのかについてのお尋ねでございますが、資源の再生利用およびリサイクルの推進を図るため、古紙類などの資源回収活動を実施する町内会に対しまして奨励金制度を設け奨励金を交付し、当該事業を促進しておりますことから、その活動状況については把握いたしているところでございます。
  ちなみに、18年度の実施団体は127団体でございましたし、平成19年度は144団体が予定されております。
○議長(木村辰已君)
  西村議員。
○14番(西村隆行君) 
  であるならばですね、「市および市の委託を受けた者」に該当するのでしょうか、お聞きします。
○議長(木村辰已君)
  人権環境部長。
○人権環境部長(中島直樹君)
  次に、町内会が独自で契約されている古紙回収業者さんが、「市および市の委託を受けた者」に該当するのかについてのお尋ねでございますが、「市の委託を受けた者」には該当いたしません。
  今回の条例案では、住民の皆様が市のごみ収集のためにごみ集積所に出されたごみを、市の委託業者以外の者が収集運搬することについて禁止をさせていただこうとするものであり、市の収集日以外の土曜日か日曜日のいずれかで、町内会等が実施される資源回収のために出された古紙などを、町内会と契約されている回収業者さんが収集することを禁止するものではございません。
  以上、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。
○議長(木村辰已君)
  西村議員。
○14番(西村隆行君)
  今、土・日にですね、集積を各町内会さんがやっていらっしゃるという、確かに現実そうでございます。私の町内会さんもそうでございますし、違う町内会さんも実際集積所を見てきましたら、土曜日に集めてくださいということが明記されておられましたが、その辺は、逆に、今、初めて言われたことなのか、事前に各町内会さんとそういう調整はされておられたのでしょうか、御質問いたします。
○議長(木村辰已君)
  人権環境部長。
○人権環境部長(中島直樹君)
  現実的に、先ほど申し上げました奨励金制度を持っております。1キログラム当たり2円の奨励金を交付して、その古紙回収等の資源回収を町内会の皆様方がおやりになることについては奨励させていただいとるわけでございまして、その辺の届け出をしていただく際には、ほとんどが日曜日か土曜日でございますので、そういういわゆるカレンダーですね、ごみ収集カレンダーに市が指定するごみの日、いわゆる普通ごみであれば月曜日と木曜日、火曜日と金曜日あるわけでございますけれども、そういう指定日以外の日を利用して回収活動を実施しておられるというのは、実態としては土曜日と日曜日しかないと、このように理解しておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(木村辰已君)
  西村議員。
○14番(西村隆行君)
  この条例案の勉強会のときに出た意見は、要するに勝手に集積所に置いたのを持っていく人に対してどうしたらいいかということがあったわけでございますが、今、このように町内会さんが契約されている方の場合もどうなんだということがいっぱい出てきまして、私の町内会も一生懸命やってると、意識を持ってやっていると。先ほどから地球温暖化の話も出ておりましたですが、やっぱりCO2の削減をするためにはですね、燃やさなくていいものまで燃やしていらっしゃるわけでございますので、その辺、斬新的にやっていけないかということで、今回、この条例が出てきましたので、私の以前の質問と関連性があるなと思いまして、今、確認申し上げたので、まず土・日にやっているのは知っていただいていると。それで安心しました。ただ、これからこの条例に照らして、あとの整合性でございますね、そういった課題が残るかと思いますので、それでまたよろしくお願いしたいと思いますが。
  今回の条例の一部改正に伴うパブリックコメントの募集の案内の「背景」として説明されている中にですね、「市では、皆さんが分別して出した金属やペットボトル、瓶を売却して、収益をごみ処理費の一部にしているので、収益が減ることにもなります」という一文がございましたが、古紙に関しても市として売却すれば収益もあると思いますが、今回の条例改正案が認められた後の古紙の売却についての市のお考えをお聞かせください。
○議長(木村辰已君)
  人権環境部長。
○人権環境部長(中島直樹君)
  次に、古紙の売却についてのお尋ねでございますが、現在の10種類のごみ分別区分を見直すことにつきましては、西村議員さんが平成18年6月の定例会においてお尋ねいただきましたように、現在、「廃棄物減量等推進審議会」において、新たに現在の普通ごみ類を古紙以外の可燃ごみと古紙類とを分けて分別収集することについて、今現在、御審議いただいておるところでございます。今後、その結論が出ましたならば古紙類を分別収集することとなり、その収集した古紙を市況の、いわゆる古紙の市況に応じて売却処分等を行うことになると考えております。
○議長(木村辰已君)
  西村議員。
○14番(西村隆行君)
  非常に積極的なお答えありがとうございます。
  先ほどもお話のあったように、町内会の半分以上のところが自主的にやっておられますので、その辺としっかり調整しながらですね、この制度も次、変わると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
  次に、市道管理についてお伺いいたします。
  平成18年度の決算報告に、道路橋りょう維持費として1億6,506万8,000円、執行率97.7%の報告がございましたが、最近、市民の皆様から道路に関する御指摘を頻繁にお聞きします。今朝も1件行ってきたんでございますが。そこで、市の市道管理について何点かお聞きしたいと思います。
  草津市総合計画「くさつ2010ビジョン」の基本計画、「安全で快適な環境都市づくり」の基盤整備の道路の現状と課題のところに、今後は、通過交通の適切な誘導や市内の交通の円滑化を図るため、国土幹線や広域幹線道路の整備を促進するとともに、市内主要道路の整備を推進し、有機的な道路ネットワークを形成するよう、計画的に道路整備を進める必要があります。また、高齢者や障害者等に配慮した、人に優しく、安全で快適な、利便性の高い交通基盤整備を進めていく必要があります」とうたっておられますが、果たして市民の皆様は満足されておられるのでしょうか。特に、市内の狭い道路ほど交通の不便さや道路上のでこぼこ等で困っておられないでしょうか。
  「草津市道路認定規則」を確認してみますと、市道認定されている道路は排水施設を含めた幅員が、4メートル以上であることと決められておられますが、実際は、それ以下の市道がたくさんございます。
  担当部署の方に確認いたしますと、幅員が4メートル以下の市道は、「草津市道路認定規則」が施行される昭和62年4月1日以前に認定された市道だそうでございます。すると、狭い市道は20年前からの道路で、20年もの間、きちんと整備されなかったところが多いのかと不安になります。市として、狭い市道で整備が必要な道路はどれぐらい存在しているのか、把握されておられるのでしょうか、また、整備計画は考えておられるのでしょうか、質問いたします。
○議長(木村辰已君)
  答弁を求めます。
  産業建設部長。
○産業建設部長(加藤俊彦君)
  市道の管理についてでありますが、まず、本市の道路整備につきましては、市民の皆様に安全で快適に道路を利用していただけるよう整備し、その適正な管理に努めているところであります。
  お尋ねの市道認定しておりますうち、道路幅が4メーター以下の、いわゆる狭い道路につきましては、市内には212路線ありまして、一部で狭くなっているものも含めますと、630路線、約99キロメートルになります。これらの市道は、国有財産里道を昭和29年合併当時から引き継いだ生活道路が主体であり、現状では未舗装のものや道路側溝がないなど、いわゆる未整備な状況にあるところも存在しております。
  当市の市道路網計画には、これら市道の具体的な整備計画はありませんが、現在、日常のパトロール業務や地元町内会などからの御意見をお伺いしながら、交通量の状況や安全性、緊急性を考慮し、部分改良や維持補修に鋭意努めているところであります。
  しかしながら、道路改良についての御要望などを毎年数多くいただいておりますことや、ただいま申し上げましたとおり、路線数も大変多い状況ですので、予算の範囲内での改良にとどまっているのが現状であります。
  なお、狭い生活道路につきましては、その拡幅に際して用地の寄附など御協力をいただいた場合は、できるだけ早急な対応をしてまいりたいと考えております。
○議長(木村辰已君)
  西村議員。
○14番(西村隆行君)
  今、部長御答弁でちょっと驚いております。99キロ、100キロもそういう道があるという、非常に驚きの事実でございますが、これに関連しまして次の質問にちょっと移りますが、先日、行政評価システムにおける内部評価結果および外部評価結果の公表がございましたが、外部評価結果の中に、今ございました道路パトロール事業が達成度評価Bの評価を受けておられました。
  事業概要として、道路(市道)、駅前広場等のパトロールを行い、危険箇所による事故の発生を防ぐ。また、市民の方や郵便局職員、市職員の通報に対して迅速な対応を行い、市道および駅前広場の適正な管理を行うとあり、現状評価として、市職員は何度かに一度は、パトロールに同行して現場を確認しないと実態が把握できないし、すべて業務委託という実施方法では、市としての管理が行き届かないのではないか。パトロールによる修理箇所数等、実態を明らかにできる指標を用いて成果をとらえる必要があると指摘がありました。
  そして、今後の方向性としては、郵便局職員や市職員と同様に、市民からの情報が一番効率的で早く、安全管理につながると考えられる。市民の通報件数の増加が、さらに正確なパトロールや補修につながること、ひいては、スムーズな交通の流れや安全の向上に寄与すると考えられることから、道路パトロール事業を広く市民に知らしめること、また各地域の町内会等に対し道路補修箇所の連絡をお願いする等、PRが必要と思われる。すべて委託ではなく、職員と委託業者が役割分担をすることでパトロールの強化につながっていくのではないか。道路課への通報のホットラインがないので、ステッカーをつくって車に張ってもらう等、通報方法を模索してほしいとの提案がございました。
  そこで、私は常に市民の皆様に信頼される草津市を目指しておりますが、この外部評価の「道路パトロ-ル事業」の対する御提案から、市民の皆様に信頼される市道管理のために、ここで一つの提案をさせていただきます。
  また、今の部長の答弁を聞いて今から言うことを力強く言い切りたいと思います、より一層。それは、国道・県道の「路線番号」表示がされているのと同じように、市道も路線番号表示ができないでしょうか。
  路線番号表示をすることによって、この道路は草津市がしっかり管理しておりますとの意思表示と、管理責任の重みが増すのではないでしょうか。市道の路線番号表示の提案に対しての市の見解を質問いたします。
○議長(木村辰已君)
  答弁を求めます。
  産業建設部長。
○産業建設部長(加藤俊彦君)
  失礼します。
  御提案の市道の「路線番号」表示についてでありますが、現在の市道の路線数は1,871路線、延長は481.6キロメートルありまして、この管理の明確化のための御提案である路線番号表示は有効なものと考えているところであります。現在は、主要な一部の市道についての愛称を表示している路線が13路線、24.4キロメートルあります。
  しかしながら、そのほかにつきましても、表示していこうとしますと、市道の路線形状や路線数および延長も非常に多くありますことから、極めて複雑な表示となり、市民の皆様にわかりにくいものとなることや、費用対効果や路線番号による道路の特定など考慮してまいりたいと考えております。
  今後、インターネットによる「市道認定路線網図」の掲示や、町内会への配布なども含めまして、市民の皆様に市道名の認識をしていただく手だてを工夫し、行政評価システムの道路パトロール事業での外部評価におきます御提案とあわせまして、具体的にどのようなことがより適切か、検討してまいりたいと考えております。
○議長(木村辰已君)
  西村議員。
○14番(西村隆行君)
  部長の方から、いい提案だというお褒めをいただいたので、もう一つ御提案を申し上げたいんですが、今、聞きますと、1,876路線、ざっと500キロあるという。そのうち先ほどの答えでいくと、その5分の1が非常に狭いとこだという、それも何十年も前からの道路ということで、まずはその狭いとこから路線表示できないかなと。市民の方は、こんな狭いから市の道じゃないと思っている方が圧倒的に多いわけでございます。だから、どこに言うても仕方がないとあきらめる方が多いんですね。実は、私も「いや、それは市道じゃないでしょう」と、現場を見に行って路線図を見たら市道だというとこがたくさんあるわけでございますので、まずはそういう狭いとこからできないかなということを要望させていただいて、次の質問に移らせてもらいます。
  最後の質問でございますが、毎年、草津市監査委員から、草津市一般会計および各特別会計決算に対する審査意見書が提出されております。
  今回の審査意見書の「むすび」のところには、最近の我が国の経済動向が解説されていて、こうした中、本市における歳入の根幹をなす市税収入の見通しとして、個人市民税において、今年度は、景気回復による個人所得の増や定率減税の縮小により増収となったが、2007年問題とも言われる団塊の世代の退職後は、大幅な減収も考えられる。
  また、法人市民税においては、企業業績が回復軌道にあるとはいえ、一部法人の業績悪化が見込まれる等不安定な状況にあり、個人、法人とも回復基調とされている経済情勢に期待はするが、楽観することができない。
  一方、歳出では少子・高齢化等の社会情勢の変化に伴い、子育て支援、高齢者福祉等の社会保障関係経費や扶助費等の義務的経費が増高している上に、教育環境の充実等の行政需要への対応に加え、子育て環境等の施策を推進する必要があり、大きな将来負担を強いられるものと考える。
  こうしたことから、本市の行財政運営は、より一層厳しさが増すものと予想されることから、限られた財源を有効に活用するため、職員一人一人が知恵を出し合い、市の果たすべき役割、将来の姿などをしっかり見定めながら、市の重点施策に積極的に対応することが必要である。
  そして、将来にわたって持続可能な自治体経営を維持し、「自立し発展する自治体」となるため、さらなる行財政改革に取り組むとともに、行政評価システムの活用、行政システム改革の推進、事務事業の再構築、施策の見直し等によって、一層の経費の節減合理化を図り、簡素で効率的、そして健全で安定した行財政運営が行われることを期待するとございました。
  先日、市からいただきました「平成20年度予算編成方針」の本市の概算収支見通しには、現在の景気の情勢は回復傾向にあるものの、平成17年度から普通交付税が不交付となり、今後、市税等の一般財源の大幅な増収は見込めず、一方で、人件費、扶助費、公債費などの義務的経費や経常的経費などが増加するという非常に厳しい財政状況にある。
  本市の将来を見据えたプロジェクトである「財政運営計画」計上事業および財政シミュレーション該当事業を加味した収支不足額は8億9,000万円に上る。また、財政シミュレーションでは、歳出の物件費などについて、内閣府が示した名目経済成長率で物価上昇を見込んでいることから、これを見込まず据え置きとして、当然減経費を差し引いても、なお6億4,000万の収支不足を来す。
  よって、経常的経費は3%、投資的経費は10%削減するとともに、今年度から、一般会計における扶助費を枠内経費とし、行政評価を活用した単独扶助費の抜本的な見直しや、例年の決算状況を踏まえて適正な見積もりを行うことにより、今年度配分枠内に抑制する。
  この歳出削減策は、毎年のようにシーリングが課される現状にあって、また、少子・高齢化関係経費の増加が懸念される現状にあって、大変厳しいものと認識しているが、本市の主要プロジェクトを推し進め、新たな財政需要に応えるためには、さらなる選択と集中、ゼロべースから抜本的な見直しは避けられず、極めて厳しい財政運営を強いられるとの説明がございましたが、これが今回の「審査意見書」に対する市の答えでしょうか。また、市民の皆様の御意見、御要望はどのように予算に反映されるのでしょうか、御質問いたします。
○議長(木村辰已君)
  答弁を求めます。
  林田政策推進部理事。
○政策推進部理事(林田久充君)
  次に、平成18年度草津市一般会計および各特別会計決算審査意見書に対する市の見解についてのお尋ねでございますが、監査委員が意見書の中で示されました経済の今後の動向、また、これを踏まえた本市の市税収入見通しや今後の行政需要の見込み等、全般を通じて御意見を真摯に受けとめております。
  平成20年度予算編成方針における「本市の概算収支見通し」などは、監査委員の御意見と軌を一にした考えでございまして、地方を取り巻く状況はますます厳しさを増しておりますことから、一層の削減合理化と持続可能な財政運営を図り、職員の英知を結集させることにより、「自立し発展する自治体」の実現に邁進したいと考えております。
  次に、市民の皆様の御意見、御要望をどのように予算に反映するのかとのお尋ねでございますが、予算編成方針では、基本的事項として、可能な限りの「分権型予算編成」を行うことを求めております。
  これは、より市民の皆様と接する各現場において、自主性と弾力性を発揮し、市民の方の目線に立ち、市民への説明責任を果たすことを念頭にしたものでございます。
  このため、行政評価結果の公表は、予算編成時期までに行っているところでございまして、こうした情報提供等を行いながら、市民の皆様には、議員の皆様を通じての御要望や、「市長への手紙」、「市長のおでかけトーク」など、広範囲に御意見、御提案等を担当原部で受けとめ、平成20年度の予算編成を進めたく考えております。
○議長(木村辰已君)
  西村議員。
○14番(西村隆行君)
  今回、この質問をするに関しまして、どのような質問をすればよいかと大分考えたわけでございますが、私は1期4年間させていただいた議員生活の中でいろいろございましたのは、市というのは、また行政というのは、これは言い過ぎかもしれませんが、市民の方が思っていらっしゃる、何をされてるんだ、本当に真剣に仕事をされておられるのか、今、ちょっと国の方ではですね、行政と業者の癒着問題で話題になっておりますけども、そのように何か甘い汁ばっかしを吸っているんじゃないかという評価が多くされていることがございますが、実際、私、4年間、皆様と一緒にお仕事をさせていただいて、一生懸命やっておられる。毎年、この決算もですね、本当に1円単位まで厳しく評価されておられる。監査委員さんがいらっしゃって、また議員の中から1人出てきまして、本当に毎日のようにこの市役所に来られまして、各部署、各ところを見ていらっしゃる。そういう事実も皆さんに知っていただきたい。
  私は、本当に草津市が市民の方から信頼される行政になっていただきたいという思いがございますので、あえて今回、この長い文章を全部引用させていただきました。そうしないと、せっかく頑張っていらっしゃることが市民の方にわからないわけですよね。
  だから、皆さんは、私もそうでございますが、市民の大切な税金、お金を預かって行政をつかさどっております。私たちは、それを監視させていただいている、また提案をさせていただく。でも基本的に一生懸命やっていらっしゃるんだということが、まだまだ市民の方にアピールができてないんじゃないか。
  確かに、決算のときに大分変わってまいりました。広報に「草津市の家計簿」ということで、最近出るようになってまいりました。これも私たちがずっと提案をさせていただいて、いろんな行政を見させていただいて、こういうことをやってますよ、これはわかりやすいですよということ申し上げたら、どんどん改善されている。
  でも、この監査委員制度、これもあるマスコミなんかによりますと、非常になれ合いだという批判をしているマスコミもございます。決して草津市はそんなことはないと、私は確信しております。このようにお互いに意見を言い合って監視をしている、きちっとお金を見ているという、そこをもっとアピールしなければいけないじゃないかという気がいたしましたんで、今回、あえてこの長文を読まさせていただきました。
  そこでもう一つは、そこにいかに私たち市民の意見が入っていけるのか、今、担当理事の方から市民の意見は議員の方から聞きますという一文がございました、一言がございました。非常に私は希望を持ちまして、今までこれから私たちが議員である限り、いかに予算の中に私たちが入っていけるのか、私たちは予算書をもらうだけでございますが、その以前の段階から、私たちが市民の代表として、市民の目線で市民の意見をそこに入れていけるのか、それが、今、答えの中に一つの道筋ができたんじゃないかというふうに、非常に私はうれしく思っておりますので、これからもですね、いかにして私たち議員が予算にかかわっていけるかを、皆さんで模索しながらですね、本当に市民の方の大事な大事な、もう血と汗の結晶である税金を預かっていく私たちの責任を全うしていきたいなというふうに思いますので、これからもよろしくお願い申し上げます。
  以上で質問を終わります。
  ありがとうございました。
○議長(木村辰已君)
  これにて、14番、西村議員の質問を終わります。

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