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平成20年5月議会議事録(西村隆行議員)

○14番(西村隆行君)登壇
  公明党の西村隆行でございます。しっかり頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。
  先ほど、大脇議員からもございました中国の大地震、また、ミャンマーでのサイクロン災害、お見舞いを申し上げます。一日も早い復興をお祈り申し上げております。
  では、質問に入らさせていただきます。

  草津市議会公明党を代表して、本5月定例会に上程されました議案に対する質疑および市長所信表明を受けて、施策の全般的な課題に対しての質問をさせていただきます。
  最初に、市長の「現場での対話と徹底した情報公開」についてお聞きします。
  市長は、徹底した現場主義への取り組みとして、3月29日に、びわ湖放送で放送された「新草津市長に聞く」という番組で、現場での対話と徹底した情報公開です。市長自らが、市民の皆様の生活や仕事の現場、例えば保育所などに出向きます。そこで話をする中で、どんな課題や悩みがあるのかをお聞きして、どう解決するかを決めていきたいと思っています。情報公開につきましては、皆様との対話の中身や予算編成の過程、予算の使われ方まで公開していこうと思っていますと発言されておられました。
  また、「広報くさつ」5月1日号の「はしかわ市長のだいすきくさつ」という記事の中で、私は、特に現場での対話を大切にしたいと思っています。三現主義という言葉があります。「現場に行って」、「現物を見て」、「現実を知る」の三つが三現主義ですが、現場で課題を把握し、そして解決を図っていくことが大切です。その精神をどんどん市役所の中に広げていきたいと思っております。
  そして、開会日の所信表明では、橋川市長は、市民の皆様が生活をされている場とか、働いておられる場に直接出向いて、現物を見て、現実を知る中で、現場での課題を的確に把握して、その課題を一つ一つ丁寧に解決してまいることが重要でございます。私は、孟子の言葉にある「至誠にして動かざる者は、未だこれあらざるなり」を座右の銘にしておりますが、「至誠」とは、極めて誠実な真心のことであります。誠心誠意、事に当たれば人は必ず動いてくれるという意味であります。私は、この「至誠」を大切にしながら、市民の皆様とともに、もっと暮らしやすい、もっと市民が誇れるまちづくりに邁進してまいりますと表明されました。
  また、こうした国の動きや地域社会の変化を踏まえながら、地域の皆様方と協働し、市民の目線で課題解決を図っていくための仕組みづくりが必要になってくるものと考えております。そのためには、自治体自らが大きく変わっていかなければならないことを自覚し、全職員が意識改革を行い、持てる力を結集して、政策の推進や課題解決に向けて取り組んでいくことが重要でありますとも表明されました。
  このように、徹底して現場の皆様のお声を聞いて、それを市政に反映させていくには、市長お一人ではなく、草津市役所におられる1,219人の職員さんの一致団結した総力戦が必要と思っております。
  そこで、市長の現場での対話と徹底した情報公開ができる人材育成に対する、また、職員さんの意見・要望を聞くための対応等の所見を、市制50周年記念、市議会議員主催の講演会に来ていただきました童門冬二さんの著作の「吉田松蔭」を参考にお伺いいたします。
  童門冬二さんは、この著作が発刊された当時の東京都副知事であられた青山 佾さんの解説によると、51歳のときに東京都庁の筆頭局長のポストを捨て作家の道に入られたそうでございます。
  この本の「解説」から引用いたしますと、「その後輩から、多くのすぐれた都庁職員が輩出した。地位が高いという意味ではなく、栄進よりも、むしろ日々の自分の納得に重きを置き、それぞれの持ち場で自分を発揮し、特徴のある生き方をして完全燃焼していった人が多い。早く都庁を去りながらも多くの後輩を育てたという点では、自分を死なせて人を生かした松蔭の生き方と童門氏の生き方は重なっているのかもしれない。そういえば童門氏も、人の純粋さを引き出すことが得意だった。また、現職時代、末端の職員から相談を受けたとき、たとえ自分自身が重大な困難に直面していても、それを一たんわきに置いて相手の相談に親身になって応じることができる人だった。絶頂にある人よりも、むしろ失意にある人を大切にする人だった。そういう場面を、その筆頭局長の秘書係長だった私は間近で随分見ている。だから、童門氏は、吉田松陰の人間教育を論じるにはぴったりの人だ。この本は、童門氏でなければ書けなかった本だ」とございました。
  この観点から、この本を読んでみますと、いきなり序の章に今の草津市政に必要な箇所が出てまいりました。少し長い引用になりますが、その箇所を御紹介させていただきます。
  それは、「松下村塾は、長くて2年半、実質的には1年3カ月ぐらいの教育機関だったのに、なぜあれほどたくさんの幕末維新の英傑が出たのだろうかと言われる。私は、この現象を、その場における英才たちの人間的能力の相乗効果が発揮されたと考えている。普通だったら、能力ある人間たちが集まっても、それは、能力の足し算が行われるのが関の山だ。能力の足し算というのは、100の能力を持つ人間が2人集まれば、100足す100で200ということだ。ところが、松下村塾では、人間の掛け算が行われていた。高杉晋作や久坂玄瑞を初めとする英才たちが、人間の掛け算を行うとどういうことが起きるか。高杉が100、久坂が100だとして、2人だけでも100掛ける100、すなわち1万という数値が出てくる。これが何十人も集まってお互いに掛け算をすれば、その数値ははかり知れない。この数値が、強大なパワーとなって世の中を変えていった。それが幕府を倒し、明治維新を実現したのだ。松下村塾は、そういう歴史的な意義を持っている。
  しかし、それは指導者である吉田松陰の力が圧倒的に大きい。門人たちが掛け算を行ったのも、松蔭自らが、「僕は君たちの師ではない、同志だ。お互いに学び合おう」という謙虚な態度をとったことが、門人たちに自覚を促し、自分たちの能力を認識させ、目覚めさせ、そして自信を持たせたのである。
  しかし、松陰はよく言われる「一誠は兆人を感ぜしめる」、すなわち、人間が誠を尽くせば、1兆の人間をも感動させることができるのだというような、うぬぼれを持っていたわけではない。また、自分の力によって、1億の人が感動しているなどという思い上がりの気持ちを持ったことは一度もない。彼は、常に「私は師ではない。君たちとともに学ぶ一介の学徒だ」と言い続けた。
  彼の教育方法は、現代とは何か、現代で一番問題なのは何か。それを解決するために、自分の全存在はどういう役に立つのかという探求である。したがって、彼は常に自分が完全だとは思わなかった。最後まで修行者であり、常に欠点を抱えた存在であると認識していた。だからこそ、弟子に向かっても、「君たちの長所で僕の短所を埋めてくれたまえ」と語り続けた。
  有名な話だが、彼は「飛耳長目録」というメモを持っていた。調査魔であり情報魔であった彼は、常に自分が見聞したことや他人から聞いたことを全部メモ帳に書きつづった。それも今で言えば、社会問題が多い。そして、ここに書き記したメモをテキストにしながら、「昨日、あそこでこういう事件が起こった。政治とのかかわりで考えてみよう。なぜこういう事件が起こったのか。未然に防ぐことはできなかったのか。防ぐとすればどういう手段が考えられたか。しかし、一たん起こってしまったことは仕方がない。これを解決するためにはどうすればいいか。我々として何ができるか、それをお互いに議論してみよう」という講義を行った。
  言ってみれば、日常に起こっている社会問題をテキストにしながら、それを政治とのかかわりにおいて討論するというのが松陰の教育方法であった。したがって、絵そらごとは一切語らない。
  また、彼は詩や文章も重んじた。ただし、単に言葉を飾る内容のないものは嫌った。魂の叫びとしての詩や文章を求めた。政治問題を考える上でも、詩をつくり文章をつづりたまえ。そうすれば解決策にゆとりが出る、人間らしくなる、彼は常にそう語った。決して自分の意見として提出してはいけないというリアリズムを重んじた。
  彼自身、日本国内に起こった諸問題に立ち向かうときに、「自分の目で見、聞いてこよう。聞いてからでなければ、自分の意見を固めることはできない」と言って、日本国じゅう旅をした。その地域は、実に青森県から九州地方にまでわたっているという箇所でした。
  橋川市長は、1,219名の職員さんのすぐれた能力をいかにして引き出そうとしていかれるのか。また、一つの大事な現場である市役所内等の現状をいかにして把握されていこうと考えておられるのか。例えば、定期的に職場内を歩いて職員さんの現場で汗しているところを激励されるとかは考えておられるのでしょうか。
  以前から質問をさせていただいております「公益通報外部窓口設置」についても、所信表明で、法令遵守および倫理の保持(コンプライアンス)に対する総合調整役として、「法令遵守監」を置き、コンプライアンスの庁内体制整備を行ったところでございますが、市政に関する違法、不当な事実は隠さないという基本姿勢に基づき、自浄作用による市政の透明性を高め、市政を常に適法かつ公正なものに保つため、法令遵守等に係る条例・規則等の見直しを検討するとともに、より実効性を確保するため、公益通報の外部相談員や弁護士等のコンプライアンス委員就任を検討するなど、本市における法令遵守を一体として進めるためのシステムを構築してまいりますと表明されました。
  このように、新しいシステムづくりも始めていただいているようでございますが、職員さんのお声もしっかり聞いていこうと思っておられると期待しておりますので、具体的にお答えをお願い申し上げます。
  次に、職員さんのすぐれた能力を市民の皆様にわかってもらうための接遇能力についてお聞きいたします。
  あくまでも接遇能力のみの向上が目的ではなく、市民の皆様と一緒に同苦する、すなわち、どうすれば市民の皆様の生活が向上するのかと、一緒に市民の皆様の立場で物事を考え対応させていただく手段が、接遇能力、すなわちCS向上でございます。
  職員さんに配布されている資料を確認いたしますと、「市役所のイメージとCS」というところに、(1)市役所における『CS』とは」として、多くの自治体と同様、本市においても、CSをCustomer Satisfaction(顧客満足)ではなく、Citizen Satisfaction(市民満足)の略ととらえ、その向上に向けた取り組みを実施しているものでありますとございました。
  (2)市民満足度の要因として、市役所におけるサービスの対象は市民であり、社会全体としての必要な行為だが、住民個人や民間企業ではできない、また行うことが妥当ではない行為を市役所がかわって行い、市民はそうした行為の費用を税金で納めるのが公務の仕組みであり、特定の業務の委託とその対価たる代金という関係が直接には成立していないものの、住民全体の総意に基づいて、住民全体から費用を受け取って、委託された行為を行うという意味で、公務の本質は、サービス業そのものと言えるのではないでしょうか。その中で、市民の皆さんが、環境、建設、都市基盤整備、健康福祉や生涯学習など、市の取り組みとして選択した各種の政策や措置等が、効率的、効果的で質の高い行政サービスであったならば、市民満足度は高く保てるものと考えられます。
  つまり、提供をする各種の行政サービスが、税金で納付された以上の価値観をもって市民の皆様に受け入れられる必要があり、そのためには、限りある行財政資源の再配分と重点化による、めり張りある行財政運営に努める必要があるものと考えますとございました。
  そして、(3)市民満足度と接遇として、市の取り組みとして選択した各種の政策や措置等が、効率的、効果的で質の高い行政サービスとして、すべての市民の皆様に受け入れられれば、市民満足度は確実に向上するものと考えますが、果たしてそれだけが市民満足度を構成する要因でしょうか。どんなにすぐれた施策であっても、それを実施する職員の服装や言葉遣い、態度、知識次第でサービスを提供される側の市民の皆様の印象が大きく変わることが予想されます。
  例えば、すぐれた市民サービスであっても、職員の態度一つで満足度の低いサービスと受け取られることにもなりますし、逆の場合も考えられることでしょう。そういった意味で、役所のイメージを決定づけるのは職員の応対であるとも言えます。市民の皆様は、ある一人の職員のたった一度の接触により、職員全体のイメージを持ち、さらに、それが役所のイメージになることが多いと考えられます。100引く1はゼロ。100人の職員の対応のうち、1人の不適切な応対により、すべての職員の応対が印象づけられ、そのことで役所全体が評価されることにもなりかねないのです。
  政策や措置等を評価し、職員が実施する公務に満足したか、不満に思ったか、満足度を決定づける要因としては、「自分の要望を真剣に聞いてくれたか」、「迅速に対応してくれたか」、わかりやすく説明してくれたか」等、職員の応対によるところが大きいのも事実であり、そのことは、毎年実施している窓口アンケートにおいても、苦情の一定部分が接遇に起因するものであることからも理解できるところです。
  「接遇」とは、相手を心地よくさせることによって業務処理をスムーズにするもてなしの技術であり、職務遂行能力の一つです。決して個人の人柄ではありません。それゆえ、向上させることができるものであり、向上させることによって市民の皆様の満足度を向上させるばかりではなく、市役所のイメージアップにつなげ、そのことが職員一人一人のやる気ややりがいにつながり、また職場風土の改善にもつながるものだと考えるものであり、この重要性から、電話や窓口応対を中心とした接遇能力の向上を、CS向上のための取り組みの一環として実施していきますとございました。
  このような取り組みの中、昨年の「窓口サービス向上市民アンケート集計結果」を見てみますと、全体では、「おおむね満足」、「やや満足」と「満足」を足しますと、約62%の方に評価いただいているということでありましたとありました。
  例年のごとく、市庁舎内と市庁舎外の割合が28.6%と71.4%という実態を考えずにと思っておりますと、庁舎内と庁舎外において投函された結果を比較すると、いずれの項目においても庁舎内職場の方が満足度が低く、その差は、いずれの項目においても20%を超える大きなものとなっていますと、きちんと分析されておられました。
  ところが、その要因として、主に市民センター、公民館が、地域の拠点として機能していること。また、庁内の業務に比較して限定された業務内容であることから、利用しやすいといった結果が高い満足度につながっているものと思われますというふうに説明されていましたが、果たしてそのとおりでしょうか。
  自治体チャンネル2004年5月号に、「自治体職員自主研究による職員満足向上による自治体改革 やる気で組織を活性化する」と題する記事が載っておりました。
  それによると、自治体職員は、よりよい地域づくりに貢献したい、住民のために働きたいと意欲に燃えて就職している。しかし、その当時の意欲を今も変わらずに持ち続け、住民の満足向上という視点を持って働いているだろうか。意欲が弱まっていないだろうか。意欲がなぜ弱まってしまったのか。
  その理由、背景として、1、日々追われている事務処理が住民の役に立っているのか疑問に感じるようになる。2、業務改善の提案等、意見を出しても応答がない。もしくは、提案の実行に取り組まれない等から、提案をしてもむだであるという意識が生まれ、組織の中での自分の力に限界を感じる。3、地域づくりのビジョンや仕事の目的より先に、一律にコスト・人員削減が強調される行財政改革の取り組みに閉塞感を感じる。4、行政評価や業務見直し等の取り組みを何のためにやっているのかわからず、「やらされ感」が生まれる。5、組織の中で仕事に燃えている人とそうでない人が分かれてしまっており、職場全体の士気の低下を感じる。時代の変化に対応し、住民の満足向上につながるような地方自治体を目指すには、まず、自治体職員が生き生きと働くことが重要である。職員が意欲・能力を十分に発揮するための効果的な取り組みを探り、自治体組織の活性化の一助とすることが本研究の目的であるとございました。
  この研究課題にあるように、職員さんへの「やらされ感」が問題になっているのではないでしょうか。目的ではなく手段としての接遇能力向上、すなわちCS向上と、この職員さんへの「やらされ感」について橋川市長の所見をお伺いいたします。
  次に、情報公開についてお伺いいたします。
  橋川市長は、御自身のマニフェストにも、「もっと透明!草津の市政・財政 徹底した情報公開で、市民によるチェックを強化します!」と市民の皆様にお約束され、今定例会に補正予算として、予算編成過程の情報開示費と予算説明書「草津市の予算」の発行費を上程されておられます。
  また、所信表明でも、徹底した情報公開で、市民による監視を強化することを目的として、予算編成過程の情報開示と予算説明書「草津市の予算」の発行を行ってまいります。真に市民にとって必要な施策が予算化されるためにも、予算編成過程の情報を市民の皆様にオープンにすることで、限られた財源の中で市長としてどのように事業を取捨選択したかの説明責任を果たしてまいります。また、わかりやすい予算説明書を発行し、市の財政状況や各施策を広く周知することで、行政運営の透明性を確保いたしますとともに、市政への関心の高まり、協働のまちづくり意識の醸成を図ってまいりますと表明されておられました。
  今、各自治体ではどのようにしたら、より市民の皆様にわかりやすくできるかで苦慮されておられます。インターネットでいろいろと調べてみますと、東京都の江東区の江東区予算ノートで透明性を高めるという都政新報「くれよんくらぶ」409号の記事が紹介されていました。
  その記事には、江東区は、このほど約40年ぶりに予算説明書の様式を改訂するとともに、予算内容をわかりやすく記載した「05予算ノート」を作成し、図書館や区広報課で販売することを決めた。議会や区民に対する説明責任と予算の透明性を高めるため、各事務事業の予算、概要などをポイントを絞って簡潔に記載した。予算説明書1,500円、予算ノート500円で4月から販売する。地方自治法施行令では、各自治体に予算説明書の作成を義務づけている。しかし、款別・項目別に記載された説明書は一般区民にはわかりにくいばかりか、区職員ですら担当分野以外の予算内容を説明するのが難しい。ある事業が区の事業なのか、補助金で行う事業なのかといったことも明記されていない。このため、同区財政課では、説明責任や透明性といった観点から、わかりやすい説明小説にする必要があるとし、北海道ニセコ町など住民向けの予算説明書を作成している自治体を視察。また、同区が取り組んでいる事務事業評価や行政評価システムを反映させる形で予算説明書を改訂した。新たな説明書では、区が行う事業を明らかにした上で、施策名と事業の目的を明記、これまで不明確だった補助金、国庫負担金なども1件ごとに表示するなど、説明書の内容を充実した。全体のページ数は、従来の1.5倍に膨らんだ。一方、予算ノートは、予算説明書に記載された全事務事業を補足説明するために作成したもので、事務事業評価に基づく事業の方向性を「新規」、「レベルアップ」、「見直し」、「維持」に分類して記載。このあと、事業名、本年度・前年度の予算額の増減、特定財源と一般財源、事業の対象、事業の概要を簡潔に明記した。基金と記載残高もあわせて記載した。財政課では、予算内容の最低限必要な情報をわかりやすく記載したので、区民はもとより議会の審議にも役立つと思うと話ししているとございました。
  この記事でも御紹介されていました北海道のニセコ町「平成14年度予算説明書 ニセコ町 もっとしりたいことしの仕事」が手元にございましたので、拝見させていただきました。
  この予算書の表紙をめくりますと、「はじめに」として、「町民の皆様には、日ごろから町政の各般にわたり深い御理解と御協力をいただき厚くお礼申し上げます。平成14年度も町民の皆様に、ニセコ町の予算概要を少しでも具体的にお知らせするため、読みやすく、そしてわかりやすいよう心がけた予算説明書を作成しました。町の予算は、町民の皆様のものであり、本来、私たち行政は毎年度の予算をわかりやすく皆様に説明する責任があります。そこで、この予算説明書では町民の皆様一人一人が町の予算の内容を理解していただけるよう、図表や写真、わかりやすい言葉を使いました。また、後半の資料編では、他の市町村や北海道などとの現状を比較し、町の財政(お金、財産)の状況や生活環境の整備状況など、ニセコ町の実態を少しでも理解していただけるようにしました。この予算説明書により、町の課題や疑問を発見していただき、よりよいまちづくりのための議論の一助として御活用されますことを心より願っております。また、この予算説明書には、まだまだ多くの改善すべき点があると思います。お気づきの点がありましたら、遠慮なく御意見をいただければ幸いです。本年度も、町民の皆様の町政への積極的な参加と御支援、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げます」と、当時の町長のあいさつが載っておりました。
  草津市の味気ない予算説明書とは、大きく違っております。どのようなわかりやすい予算説明書を作成しようと考えておられるのでしょうか。また、傍聴人も少ない、すなわち、市民の皆様の関心が低い、橋川市長のマニフェストによると、不透明な審議会制度はどのように廃止されようとされておられるのか、それにかわる制度は考えておられるのでしょうか、お伺いいたします。
  ここまで、1,219名の職員さんの能力向上や市民満足向上について、情報公開についてお聞きいたしました。先ほど大脇議員の質問もございましたが、これらのいろんな改革に取り組んでいくのですが、橋川市長の最も有能で信頼できる補佐役として、また市長が言えないことや厳しい言葉を使ったりして、時には嫌われ役にもなっていただく副市長のことは、どのように考えておられるのでしょうか。組織は、副役職で決まると言われます。条例では2名の副市長を置くことができますが、定員どおり2名提案されようとされておられるのか、1名でいかれるのか、重なりますが、あわせてお伺いいたします。
  次に、橋川市長の高齢者の方々への思いをお伺いします。
  平成18年の年末に、私のところにある高齢の御婦人が尋ねてこられました。そして、読んで内容を教えてほしい書類があると、市からの書類を渡されました。そのときの書類の現物は、その方にお返ししましたので、担当部署から同じ内容の書類をいただきました。
  御紹介させていただきますと、それは「固定資産税にかかる相続人代表者指定届について」の書類でございました。日付は、その担当部署からいただいた書類ですので前後いたしますが、内容は、「日ごろから草津市政の推進に御協力をいただき厚くお礼申し上げます。さて、固定資産税は毎年1月1日現在に、土地および家屋を所有している登記名義人の方に課税をしているところでございますが、このたび亡くなられました何々様所有の資産の相続について、平成18年中に相続登記を完了されない場合には、翌年度の固定資産税を死亡者名義のまま課税する状況となってしまいます。
  このため、市の固定資産税の納付につきましては、地方税法第9条および第9条の2(相続による納税義務の承継、相続人からの徴収の手続等)の規定により、相続人代表者指定の届け出をお願いいたしたく、この届け出に基づき、来年度より、現に資産を管理される相続人の代表の方に固定資産税の納付に関する通知等をお送りさせていただきたく考えております。
  つきましては、別紙、相続人代表者指定届出書に必要事項を御記入いただき、平成18年9月29日までに、税務課資産税グループに提出いただきますようお願いいたします。
  なお、これは市の固定資産税の納付に関する届け出であり、相続の権利を放棄したり法務局の登記記録の登記名義人を変更する等の届け出ではありません。念のため申し添えます。平成18年中に相続登記を終えられた場合、この届け出は必要ありません。印鑑は実印でなく認印で結構です」ということで、亡くなられた方へのお悔やみの一言もなく、専門用語による説明文でございました。その御婦人には、私なりの知識を総動員いたしまして、なるべくわかりやすく御説明申し上げました。
  また、先日、74歳の男性から、国民健康保険高齢者受給者証の件で、わかりにくいとの御指摘を受けました。早速、その方のお家にお邪魔して、市からの受給者証の説明文を見させていただきました。そして、また、私なりの説明をさせていただきました。
  この二つの出来事から、また、高齢者介護をされておられる方々との対話の中から感じることは、確かに高齢者の方々の制度は、国の制度中心に運用されているのでありますが、草津市が国にかわって説明努力をしなければいけないということです。
  今、各新聞は競って記事の文字をより大きくされておられます。また、草津市のホームページの文字も、1クリックごとに1.1倍大きくなり、一番読みやすい大きさに設定できるようにされています。
  ところが、市から来る書類は難しく、文字の大きさも小さいので読みにくいと御指摘を多々いただきます。高齢者の方々の立場に立てば、まずは各種の書類の文字を大きくすることから始められないでしょうか。そして、書類の内容も、わかりやすく、できれば中学生のお孫さんが、おじいちゃん、おばあちゃんに説明ができるようにはできないでしょうか。その努力の中から、橋川市長のマニフェストにある、「もっと活力 草津の人財・資源『終(つい)の住処(すみか)』としての草津市を創ります!」が実現できると思いますが、橋川市長の所見をお伺いいたします。
  次に、教育について、学校の先生と保護者の方々との連携のとり方を中心にお伺いいたします。
  ある新聞の教育欄に、「担任と親との連携のとり方」という特集がございました。5人のお母さんと1人の小学校教師の方が御意見を語っておられましたので、そのうち幾つかの御意見を御紹介いたします。
  あるお母さんは、「心に残る毎日のやりとり」と題し、小学3年生の宿題で、毎日の本読みがありました。様子を親が判定し、丸を記入する欄と、一言を書くスペースがあります。最初は「よくできました」と記入するだけでしたが、担任の先生は、毎日、赤ペンで学校での様子を2行に託して返してくださいました。私も、いつしか我が家での様子を包み隠さず記入するようになりました。何を書いたらいいのか思いつかない日もありましたが、この1年を振り返ってみて、先生と、この小さなやりとりで、体調の悪いときは気を使っていただくなど、成長を確認しながら子どもを安心して送り出すことができましたと、感謝されていました。
  また、休み時間にけがをされた女子児童のお母さんは、「連絡帳は私の宝物」と題し、けがをしたとき、近くにいた担任がすぐ抱き上げて保健室に走ってくださったそうです。そこで、その日の夕方、先生から電話があった折、感謝の気持ちを伝えました。この事故を機に、担任への信頼が増し、学校行事ごとに連絡帳を通し、感想や娘の成長で気づいたことを書くと、いつも温かいお返事をくださり、誠実な対応に感謝の1年でしたと言われていました。
  また、とある教育セミナーに参加され、小学校に入学したら心がける、あるアドバイスを受けられたお母さんが、「子の前では悪口を言わない」と題し、それは学校行事などに参加したときは、必ず担任の先生に、うちの子はどうですかと声かけをするということです。
  どんなベテランの先生でも、入学してすぐ全員を掌握することは難しい。けれど、こちらが声をかけることで、「このお母さんの子は」と心に置くようになる。そういうお母さんが増えることで、先生はしっかり子どもの方を見てくれるようになると教えていただきました。
  また、担任の先生の悪口を子どもの前では絶対に言ってはいけません。大好きなお母さんが嫌っている先生と何時間も学校で過ごすことになったら、子どもにとって学校が地獄になってしまいますとの話に納得しましたと言われておりました。
  また、ある先生は、「学校と家庭が協力して」と題して、教師側として保護者との連携には大変心を配っています。特に低学年のときは、保護者との連携が大切です。持ち物の準備などを保護者に連絡することが多いので、学校から来た手紙などには必ず目を通していただきたいと願っています。
  特に配慮するのは、学校での様子を伝えるときの伝え方です。書き方によっては、意図することがきちんと伝わってなかったり、保護者の方が違った受け取り方をしたりなど、たまには誤解を生じる場合もあるからです。逆に、保護者の方からいただいた連絡も大切です。保護者の方しかわからない家庭での子どもさんの様子がわかるからです。ただ、中には、少数ですが、感情的に書かれていたり、節度のない書き方というケースもあります。このように感じたときは、私の場合、直接お電話して、まずお話をよく聞くように努めております。課題のあるお子さんでも、親御さんが真摯に受けとめ、連携を取り合っていけば解決への道を開くことができると確信しています。原因を学校だけに求めても、反対に家庭だけに求めても、子どもは変わりません。学校と家庭が協力し合うことで、子どもは成長していきますと、御意見を述べておられました。
  先日、ある民間の保育園の入園式に出席させていただきましたときに、その保育園の保護者会の方が、私たちはこの保育園の先生方を信頼し、子どもには夜は早く寝させ、朝は早く起こして、しっかりと朝御飯を食べさせて、この保育園に送り出していますと、誇らしげにあいさつされていました。そのお話を聞かせていただいて、今の新聞の記事にもあったように、各教育機関と各家庭の連携がいかに重要であるかを痛感いたしております。
  橋川市長は、マニフェストにも、「もっと安心!草津の教育・福祉」として、草津市の教育環境を改善・充実させますと訴えておられます。所信表明でも、今日、変化の激しい社会にあって、自己実現や生活の向上のため、適切かつ豊かな学習の機会が必要であり、生涯を通じて学ぶことが求められております。
  このような中、地域協働合校の理念に基づく取り組みを継続し、子どもと大人の「共育ち」を意識した地域学習社会の構築を目指しますと表明され、いろいろな施策を発表されていますが、この各教育機関と各家庭との連携についての所見をお伺いいたします。
  以上、いろいろと申し上げましたが、市長の決意新たな御答弁をよろしくお願い申し上げます。
  以上で終わります。
  ありがとうございました。
○議長(木村辰已君)
  それでは、ただいまの14番、西村議員の質問に対し答弁を求めます。
  橋川市長。
○市長(橋川 渉君)登壇
  ただいまの公明党、西村隆行議員の代表質問にお答えをいたします。
  職員の能力を引き出し、現場の状況をいかに把握していこうと考えているのかについてのお尋ねでございますが、所信表明でも申し上げましたとおり、輝く草津の未来に向け、新たな政策や課題にも大胆かつ的確に取り組んでいくため、「三現主義」、現場に行って、現物を見て、現実を知るということで、現場での課題を把握し解決を図っていくことが大切であり、その精神をどんどん職員に広げていきたいと考えております。
  3月21日、市長就任に当たり、職員には二つのことをお願いをしております。
  まず、一つ目は、各職場から「うちの市はどこにも負けない」、「うちのやり方は、どこよりもすぐれてる」というような声を聞きたい。さらには、「自慢話をしたいので市長さん来てください」というような声を上げていただきたいとお願いをしております。自慢をするには、自慢するものに愛着を感じておらなければなりません。職員全員が、草津のまち、それから自分の職場に愛着と誇りを持って自慢できるような組織をつくり上げていただきたいとお願いをいたしました。
  もう一つは、職員全員が草津市政を運営していくという気構えで自信を持って行動していただきたいとお願いをしております。「NO PLAY、NO ERROR」という言葉がありますが、何事にも積極的に取り組んでいただき、どうしていいかわからないことがあれば、どんどん上司に相談し、さらには私にも相談を上げ、一緒に考えて一緒に解決を図る。1人よりも2人、2人よりも3人、多くで考えれば必ずきっとよい知恵が見つかるもので、これからの地方行政、ますます厳しさを増している時代だからこそ、職員の力を結集し、どこにも負けない全国に誇れる草津市をつくり、もっと豊かな公務員人生、公の仕事に携わってよかったなと思える人生をぜひとも歩んでいただきたい、このように申しております。
  私自身も職員でありましたので、市役所内部の状況は一定知っているつもりではございますが、今までとは違い、市長という立場で、また、違った視点で現場を把握することも大いに必要であると考えております。自らの時間の許す限り、各職場に出向きまして親しく日ごろの労苦をねぎらうとともに、職員との対話を深めることにより現場の課題の把握に努め、その解決に職員とともに当たってまいりたいと考えているところでございます。
  また、今年度、法令遵守監を新たに設置したところでありますが、あわせて公益通報制度の充実とコンプライアンスの強化を図り、自浄作用により市政の透明性を高め、従来からの職員提案制度などのより積極的な活用を促すことにより、風通しのよい職場づくりと市役所内の活性化に努めてまいりたいと考えております。
  私の座右の銘は、「至誠」であり、これは孟子の言葉でございますが、御質問にありました吉田松陰も好んで使った言葉でございます。私も、ほんの少しでもこれら偉人にあやかり市政運営を行ってまいりたいと、ただいまの質問をお聞きしながら考えていたところでございます。
  次に、職員の手段としての接遇能力向上と「やらされ感」についてでございますが、市民満足度や組織力の向上のためには、市民の皆様が職員に対して好感を持っていただける接遇や組織としてのチームワーク、高いコミュニケーション能力が必要でございますので、接遇能力は、職務遂行能力の一つであるとの位置づけのもと、CS向上の重点項目といたしまして、接遇能力の向上を目指した取り組みを進めてまいりました。
  その中で、市民の皆様の評価をはかる手だてとして窓口アンケートを実施し、市民の皆様の御意見や御感想をいただき、職員自らが知ることによって励みや反省をし、今後の職務遂行のための糧としているところでございます。
  また、一方で議員御指摘の自治体チャンネルの記事にございます研究課題のように、職員に「やらされ感」があるのではとのことでございますが、接遇能力も職務遂行能力の一つであるという業務としての意識を持つことで、職員一人一人が市役所の代表という気持ちを醸成し、その成果としてお客様に接する応対や市民の皆様の意向・要望に積極的に耳を傾ける仕事のスタンスが自然に身につくと考えております。
  また、市民の皆様の顔が見える仕事ができ、よりよい地域づくりに貢献できる、住民のために働いているということがおのずと感じられ、結果として職員として市民の皆様に喜んでいただける仕事ができることで、仕事の達成感、充実感が得られるということが重要でありますし、そのためにも接遇能力向上は魅力ある市役所づくり、職場づくりのために最も必要な要素の一つであると考えております。
  このため、今年度は改めて、「CS」の理念、必要性等の職員研修等を実施し、CSモデル課、CS推進員を核といたしまして、職員自らが当たり前のこととして気持のよい応対が自然に実践できるよう努めてまいりたいと考えております。
  次に、どのような「予算説明書」を作成しようと考えているのかについてのお尋ねでございますが、御承知のとおり、市では、現在、予算の事業内容を款・項・目別に記載した「予算に関する説明書」と、主要事業を簡単に説明した「予算概要」を作成しております。
  このうち「予算概要」につきましては、議会への説明用の資料として、また市民の皆様にも市の事業をわかりやすく紹介し市政への関心を高めてもらえるよう、従前から作成しているものでございますが、所信表明でも申し上げましたように、市民に対する予算の説明責任と行政運営の透明性を確保する上で、よりわかりやすい予算説明書の作成に向けて取り組む考えでございます。
  今回作成しようとする「予算説明書」につきましては、ニセコ町が作成しておりますように、事業費の財源内訳などについての説明のほか、地図や写真などを可能な限り取り入れ、市民の目線に立って、よりわかりやすいものになるよう、他市町の例も参考にしながら本市独自のものを工夫していきたいと考えております。
  そのため、既存の予算概要をベースに、これまでの新規・拡大事業に加え、市民生活に直結する主要な既存・継続事業についても掲載するとともに、市の財政状況を詳細に紹介する資料編の充実など、市の抱える課題と、それに対する取り組みについて、少しでも多くの市民の皆様に共通の認識を持っていただけるような内容にしてまいりたいと考えております。
  なお、平成20年度は原稿のレイアウト等、デザイン全般の編集などを検討するとともに、印刷原稿の作成を行い、平成21年度早々には印刷発行し、5月ごろの配布を予定をしております。
  次に、不透明な審議会への取り組みについてのお尋ねでございますが、私は、マニフェストの中に「不透明な審議会制度の廃止」を掲げており、廃止の可否を見きわめるためには、まず、現在設置されております各審議会の設置根拠、運営状況および審議経過の公表状況等の実態を十分に把握することが必要と考えております。その上で、それぞれの審議会が設置目的どおりに効果的に機能しているか、情報公開が適正に行われているか等々を検証し、是正が必要なものについては、その是正措置について、また、透明性が担保されていない審議会については廃止を検討するなどの観点から審議会の見直しを行い、できる限り早い段階でマニフェストの実現につなげてまいりたいと考えております。
  次に、副市長のことはどのように考えているのかとのお尋ねでございますが、議員お説のとおり、副市長は市長の最も有能で信頼できる補佐役として、また、市長が言えないことや厳しい言葉を使ったりして、時には嫌われ役にもなっていただくことが必要であり、市政の推進にかかわります政策の企画や市役所内の指揮監督を任せてまいるために、早期に副市長の選任を行わなければならないと考えております。
  先に13番、大脇議員の御質問にもお答え申し上げましたように、その選任に当たりましては、1人の副市長でと考えているところでございまして、本議会の最終日に副市長の選任同意をお願いしたく考えているところでございます。
  次に、高齢者の方々への思いについてのお尋ねでございますが、2015年までには団塊の世代が65歳となることから、本市の高齢者人口も急激に増加することとなり、高齢者の生活様式、価値観等は急激に変化するものと考えております。
  本市では、今年度、こうした方たちの今日まで培ってこられた豊かな経験と豊富な知識を生かし、積極的に地域社会を担っていただくための(仮称)草津市あんしんいきいきプランを作成し、高齢者が新たな役割と生きがいを発見し、いつまでも生涯現役で生き生きと暮らせるまちづくりに取り組んでまいりたいと考えておりますし、今日の豊かな社会基盤を築いていただいた高齢者の皆様に積極的に市政に参画いただきたく考えております。
  また、市が発する文書は、いわゆる専門的でわかりにくいと言われておりますことから、役所言葉は可能な限り避けて、わかりやすく親しみやすい文書づくりを行うため、従来から用語や用法を見直して、職員向けの文書事務提要を改訂し、全職員に周知徹底を行ってきたところでございます。
  しかしながら、まだまだかた苦しい表現や専門的な表現が見受けられますことから、御質問にありますように、文字の大きさも含めて、市民の皆様、特に高齢者の皆様に配慮した、読みやすく、わかりやすい簡潔な表現となるように努めてまいります。
  また、法律などの表現を引用する必要がある場合には、括弧書きで注釈を加えるなどの工夫をしながら、高齢者の皆様にもわかりやすい言葉で情報をお伝えしてまいりたいと考えておりますし、そのことが市民と協働のまちづくりを進める上でも極めて重要であると考えております。
  他の御質問につきましては、教育長から答弁をさせますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(木村辰已君)
  山本教育長。
○教育長(山本真理子君)登壇
  各教育機関と各家庭との連携についてのお尋ねですが、西村議員の御指摘のとおり、よりよい教育の推進のためにも、学校と家庭が連携を図ることは大変重要なことととらえております。
  本市の学校や園におきましても、連絡帳や学級通信、学年便り、学校便りなどを通して、学校や園での子どもの生活や学習の状況などを伝え、学校教育についての御理解をいただいております。特に、子どもの頑張りを家庭へ伝えることは、子どものやる気や学習意欲につながると考えております。
  また、家庭訪問や懇談会等を通して保護者の思いや考えに耳を傾け、よりよい教育の推進にも取り組んでいるところでございます。
  今後も、学校や園と家庭とがさらに連携を図り、協力をしながら子どもを育てていくことを大事にしていきたいと考えております。
○議長(木村辰已君)
  これにて、14番、西村議員の質問を終わります。

市民相談

皆様の思いを承りました。

3月度の市民相談の分野別
道路関係 4
医療介護関係 2
障がい者の方に関すること 3
お金に関すること 5
市役所関連 3
法律関連 1
教育 5
交通 0
その他 6
合計 29

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