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平成23年6月定例会質疑・一般質問(西村隆行)

1.「被災者支援システム」について
○被災者の皆様への生活再建に向けての「被災者支援システム」導入を要望する。

2.「草津川跡地利用基本構想」の具体化実施について
○立命館大学と未来研究所の2つの報告書の観点から草津川跡地利用に対する教育行政からの提案を伺う。
○同様に、高齢者福祉行政からの提案を伺う。
○同様に、地域活性化行政からの提案を伺う。
○2月定例会での代表質問への答弁後の市長のリーダーシップについて。

◆15番(西村隆行君)
 公明党の西村でございます。
 いよいよ本日最後の質問でございます。大変お疲れかとは思いますが、30分間、よろしくお願い申し上げます。
 東日本大震災に対しましては、犠牲者の方にはお悔やみ申し上げますし、また被災者の方には心からお見舞い申し上げます。
 今定例会に上程されました補正予算には、2月定例会予算審査特別委員会で私が御提案させていただきました、市内の全小学校に防災備蓄倉庫を整備していただく費用等が計上されており、早速の対応に大変喜んでおります。これからも市民の皆様の現場の御意見、御要望を踏まえながら、防災・減災についていろいろな御提案をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
 まず1番目の質問でございますが、東日本大震災発生後、阪神・淡路大震災で壊滅的な被害を受けた兵庫県西宮市が独自に開発した「被災者支援システム」が大変注目されております。
 このシステムは、災害発生時の住民基本台帳のデータをベースに被災者台帳を作成し、被災状況を入力することで、罹災証明書の発行、支援金等の交付、救援物資の管理、仮設住宅の入退去など、一元的に管理できるそうであります。
 災害発生時、何よりも人命救助が最優先で行われ、その次に必要なのは被災者の皆様への支援であり、中でも生活再建に向けてなくてはならないのが、罹災証明書でございます。この発行には、住民基本台帳、家屋台帳、被災状況という三つのデータベースを照合、確認する必要がございまして、これが独立して存在している場合、災害時に照合・確認作業に手間取り、罹災証明書一つ出すのに長時間かかってしまうそうでございます。
 その点、この被災者支援システムは、西宮市の職員さんが、災害の最中、必要に応じて開発されたものであり、導入費用も、ある自治体では80万円でございました。サポート体制も完備されております。いざというときのために、何らかのシステムを導入すべきであるとの4月28日に総務省自治行政局地域情報政策室から、「被災者の支援のためのシステム等の活用について」の事務連絡が、各都道府県情報政策担当課にございました。
 草津市においては、この被災者支援システムの利用許可書をいち早く申請され、導入に取り組まれたのでございましたが、担当の危機管理課のみの対応でございまして、いまだ導入に至っておりません。ぜひ、総合力を発揮していただいて、早期にこのシステムを導入されることを要望いたしますが、いかがでしょうか。
○議長(行岡荘太郎君)
 それでは、答弁を求めます。
 木内危機管理監。
◎危機管理監(木内義孝君)
 被災者支援システムの導入についてでございますが、御指摘のとおり、本システムは、阪神・淡路大震災の経験から兵庫県西宮市で開発され、財団法人地方自治情報センターが所管する被災者支援のための総合管理システムでございます。
 本システムは、被災者支援、避難所関連、緊急物資管理、倒壊家屋管理、仮設住宅管理、犠牲者遺族管理の六つのシステムで構成され、各自治体は無償で入手することができるものとなっております。
 どの機能も災害時に欠かすことができないものでございますが、システムのOSがウインドウズでは稼働しないことや住民基本台帳情報を活用することから、セキュリティー上、インターネット環境と接続されない業務系ネットワークで構築する必要がありますことなどから、県内でも導入事例がございませんが、現在、地方自治情報センターにおいて、ウインドウズベースでの構築に関し検討されていることも伺っております。
 また、本市の業務系パソコンが、住民基本台帳に関連した市民課、税務課、介護保険課などの関係課のみの配置となっておりますため、システムを管理運用する職員の体制やサーバー、ネットワーク、クライアントなどのシステム全体の構築についても検討する必要がございますので、本システムを含め、災害情報管理ツールの調査・研究を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
○議長(行岡荘太郎君)
 西村議員。
◆15番(西村隆行君)
 このシステムのことで担当課の方とお話を申し上げました。今の部長の御答弁が、担当の方からも返ってまいりました。
 そこで、私はいろいろ調べまして、先ほどサポートがあるということで全国サポートセンターが西宮市にございまして、そこにもお電話申し上げました。また、総務省にもお電話申し上げました。
 そうすると、総務省としてはですね、いろんな自治体に応じたシステムを使っていただけばいいというような答えでございましたけども、先日も参議院の委員会で、我が公明党の山本かなえ参議院議員がですね、片山総務大臣に、このシステムの件でお話申し上げますと、片山総務大臣も非常にいいシステムであると、ぜひ議会のほうからも行政を押してほしいというような答弁をされておられまして、担当者の方にも、このサポートセンターの連絡先をお知らせしてありますので、本当に能力のある方であれば、10分、20分で、部長がおっしゃったいろんな問題は解決できるというふうに聞いておりますので、ぜひですね、この採用をしていただいてですね、できれば、こういう平時でありますので、そのシステムを全職員さんがマスターしていただく。
 先ほども藤井議員のほうから、昼間であるとか、いろんな災害時の問題がございましたが、今、この様子を見ておりますと、行政が全くパンクされておられる、行政の職員さんが被災者になっておられるとこがいっぱいあるわけでございますね。そういうときに、全職員さんがこれを使えるようにしとけばですね、スムーズな次の体制がとれる。草津市は、本当に、先ほどいろんな、今回も朝からございましたけども、市民の安心・安全をしっかり守っていますということをですね、ほとんど職員さんは使えるというふうになればですね、すごい市民の方は安心されると思うんでございますが、御所見いかがでしょうか。
○議長(行岡荘太郎君)
 答弁を求めます。
 木内危機管理監。
◎危機管理監(木内義孝君)
 東日本大震災を見てますと、確かに被災証明、罹災証明等の出る、その部分がですね、またマンパワーというんですか、人が書いて時間が非常にかかっていると。
 きのうもテレビを見ておりますと、GPSを使ったような形でですね、前の部分とそれと今回震災で全部なくなった部分を写真を重ね合わせてですね、15分程度でできるというふうな新しいものもどんどんできておりますので、この部分についてもですね、先ほど申しましたように、今後、使いやすいような形でですね、調査・研究させていただいて、早く、「備えあれば憂いなし」という部分がございますので、設置に向けた検討をさせていただきます。
○議長(行岡荘太郎君)
 西村議員。
◆15番(西村隆行君)
 ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。今、こういうときでございますので、ぜひですね、総合力を生かしていただいて、全職員さん挙げて採用をですね、よろしくお願いいたします。
 次に、平成23年度草津市の予算、これでございます。今回、町内にも全部配っておられまして、非常に話題でございますけども、ここのですね、94ページに草津川跡地利用基本構想をより具体化し、実施に向けた検討をしてまいりますと記載されてございましたので、このことについてお聞きいたします。
 先日、草津川跡地利用基本構想が発表され、私たち議員にも資料提供をしていただきました。この本でございますが、2月定例会での私の代表質問で、草津川跡地に関して過去に実施された市民アンケートの結果を踏まえ、車道の設置を優先するのではなく、ニューヨーク市のセントラルパークや鉄道高架跡地を再利用して成功した同市のハイラインを例として紹介し、文化発信、また防災の観点を踏まえ、市民が集う空間づくりを優先すべきではないかと質問いたしました。
 そこで、この草津川跡地利用基本構想をじっくりと読ませていただこうと思っておりましたら、昨年2月4日に開催されました草津市と立命館大学との共同研究の成果報告会にて報告されました旧草津川跡地への市民ニーズと整備過程における住民参加のデザイン、住民アンケート調査とフィールド調査からの163ページにわたる報告書がございましたので、先にこの報告書を読ませていただきました。これが現物でございますが、これだけの本でございます。
 この報告書は、立命館大学政策科学研究科大学院生と政策科学部学生の方々の地域環境調査実習グループが実施された住民アンケート調査とフィールド調査の結果の報告書でございます。
 膨大な内容でございますので、中身については詳しくは述べられませんが、この報告書を読んでから草津川跡地利用基本構想を読んでみますと、大きな違いを感じました。
 さらに、先日、草津未来研究所の平成22年度調査研究報告書、これでございますが、各議員にも渡っておりますが、草津川廃川敷地基本構想策定連携業務調査研究報告書をいただきましたので、同じく読み込んでみました。非常に両方とも、附せんがいっぱいつけられるような内容の濃い報告書でございました。
 すると、両報告書は、教育、高齢者福祉、防災、まちづくり等の観点からの調査であり、すなわち草津川跡地を外から見て、そこから草津川跡地の利用の方向性を探ろうとされておられましたが、草津川跡地利用基本構想は、草津川跡地の底から堤体しか見ずに、時間的に非常に短いスパンの方向性を探っているようにまとめられていると感じました。
 そこでお聞きしますが、草津市民のすばらしい財産である草津川跡地の利用基本構想を具体化するに当たり、先日の15日から各学区にて説明会を行われておるのですが、この両報告書を参考にされながら、草津市行政の総合力をどのように発揮されているのでしょうか、具体的にお聞きいたします。
 まず、立命館大学の報告書には、現場の小学校や中学校にいろんな角度からのアンケート調査を実施されていますが、今のところ、学校側は旧草津川とかかわるのではなく、かかわらないようにしていることがわかり、それは子供たちにとって危険な場所と認識されたからで、自然と共存できて子供たちの安全がしっかり確保される場所に生まれ変われると、子供たちと地域の人々が交流を深めるための多目的な場所として使われるようになっていくと報告しております。
 教育委員会としては、草津川跡地利用に際して、これからどのように教育行政に利用されていこうと考えておられるのか、伺います。
○議長(行岡荘太郎君)
 それでは、答弁を求めます。
 利倉教育部長。
◎教育部長(利倉章君)
 草津川跡地利用に際して、どのように教育行政に利用していこうと考えているのかとのお尋ねでございますが、草津川跡地利用基本構想には、公園や広場、自然と触れ合う憩いの場としての機能、歴史的資源を保全・活用する機能、あるいは、都市の防災機能や交通機能を高めることが位置づけられております。
 この構想を踏まえまして、教育行政の視点からは、特に野村運動公園周辺の一体的な整備を視野に入れて、多くの市民が健康づくりやスポーツに取り組める、よりよい環境を整備すること、天井川や街道文化など、草津の歴史を学び伝える環境を充実すること、あるいは学校教育において農業体験や環境学習、郷土学習、防災教育等に活用することなどによりまして、市民スポーツや生涯学習、学校教育の一層の振興と充実につながるようにしてまいりたいと考えております。
○議長(行岡荘太郎君)
 西村議員。
◆15番(西村隆行君)
 特に、今、利倉部長のほうからお答えもございましたが、部長は、たしか松原中学の校長先生を御経験されておられます。非常に、この旧草津川の横で校長先生をされたわけですが、そのときに何かこの旧草津川に関して、どう使えばいいのかなというようなことは考えておられましたでしょうか。
○議長(行岡荘太郎君)
 利倉教育部長。
◎教育部長(利倉章君)
 草津川のすぐ近くに学校がございました関係で、まだ学校として教育活動とか子供たちの活動に使えるような環境にはなっていないと、こういう現状がございましたので、草津川の跡地が整備されるときには、これを草津市の学校教育の財産として、そこには例えば草津の自然とか、環境とか、歴史とか、文化とか、交通とか、防災とか、さまざまな観点から草津市の郷土について学習をしていくと。そこから、さまざまな学習内容を深めていく可能性のある大きな財産であると。これから創造的に草津川の跡地を、そういう教育の点から活用できるような整備がされていくといいなと、こういうふうに思っておりました。
○議長(行岡荘太郎君)
 西村議員。
◆15番(西村隆行君)
 ありがとうございます。これからですね、どんどん、今、現場を知っておられる部長として、部長会等々でですね、どんどん御意見をいただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、未来研究所の報告書には、高齢者社会において、元気な高齢者が地域活動等に参加する際の契機として、草津川跡地には植樹やガーデニング等で参加者が楽しめる可能性があり、それを可能とする仕掛けが必要であると提起されていますが、高齢者福祉行政を担っていただく健康福祉部としては、これからの利用はどのように考えておられるでしょうか、お伺いいたします。
○議長(行岡荘太郎君)
 答弁を求めます。
 田内健康福祉部長。
◎健康福祉部長(田内宏一君)
 草津川跡地利用構想について、高齢者福祉行政の観点からどのように考えているかについてでございますが、高齢者福祉につきましては、「草津あんしんいきいきプラン」によりまして、高齢者の社会参加、あるいは生きがいづくりの推進、そして、健康づくりの推進を目指しているところでございます。
 このような視点から草津川跡地利用基本構想を見ますと、その基本方針の中では、「人とふれあえる新しい緑の空間の創出」、また「農と関わりながら自然を学べる緑の空間の創出」、「子どもから高齢者まで市民の健康づくりをテーマとする憩い安らげる緑空間の創出」、「人が集いスポーツを親しむ緑の空間の創出」など、自然との触れ合い、また健康づくり、緑の空間の創出という視点が随所にとらえられているところでもございます。
 このように、草津川跡地の活用は、子供から高齢者まで、すべての市民にとって緑や自然にあふれる絶好の空間であり、さまざまな可能性を有した貴重な財産であると考えられます。
 とりわけ、高齢者の活用として、グラウンドゴルフやゲートボールなどの球技、また、健康ウオーキングやハイキングコースとしての活用など、緑と自然のあふれる空間を使った魅力ある健康づくり面での活用が考えられます。
 さらには、野菜や花づくり、植樹、ガーデニングなどを体験したり、また、その技術力を身につけるための研修拠点づくりなどにも夢が広がるところでもございます。
 単に整備をされた施設を利用するということだけでなく、高齢者の皆さんが長年培ってこられた豊富な経験や知識を生かすボランティア的な活動の場など、元気な高齢者の生きがいづくり施策としての活用が図られるものと考えておりまして、高齢者福祉を推進する上で有意義な施策の展開を目指してまいりたいというふうには考えております。
○議長(行岡荘太郎君)
 西村議員。
◆15番(西村隆行君)
 今、部長の答弁にも非常に可能性のある御答弁いただきまして、高齢者の方にはいろんな可能性がございまして、この草津川の跡地はですね、これから草津が本当に将来に向けて保持していかなければならない財産であるわけでございますが、それをどう管理をしていくか、どう草津川を運営というか、していくかという過程の中に、この高齢者の方々の経験、また高齢者の方々と協働にするというのが非常に大事なわけでございまして、そのとおりの御答弁をいただきましたので、ぜひいろんな部長会の中でですね、田内部長ですね、今の御意見のもとにですね、どんどんですね、高齢者の方が使いやすい草津川跡地になるようにですね、声を大にしてですね、御意見を賜りたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、私はさきの代表質問において、ニューヨーク市のセントラルパークや鉄道高架跡地を再利用して成功した同市のハイラインを例として、人々が集まると地域活性化につながっていくと御紹介いたしましたが、未来研究所の報告書には、ターミナル機能を有する草津駅周辺には、湖南地域や甲賀地域等も含め、約50万人の商圏が広がっており、事実、草津駅周辺に集積する百貨店や大型スーパーは、近隣住民以外や市民以外の人々も多く利用することから、草津川跡地の利活用については、その利用対象を広く求める視点から検討することが重要であると提起されていました。
 この観点から、地域活性化を担っていただいております産業振興部としては、これからどのように草津川跡地を利用しようと考えておられますか、お伺いいたします。
○議長(行岡荘太郎君)
 答弁を求めます。
 鈴川産業振興部長。
◎産業振興部長(鈴川昭二君)
 草津川跡地利用に関し、地域活性化からどのように利用しようとしているかのお尋ねでございますが、総合計画の「はつらつ草津の未来プロジェクト・滋賀の魅力拠点となるまちなかづくり」への取り組みに当たりましては、御質問の観点からは、当該報告書に示されております行政として目指すべき方向性の視点の中で、特に、観光などの地域活性化、市への経済波及効果及び草津駅周辺地域の自立した都市構造の形成と広域的役割強化の視点が重要であると認識をいたしております。
 具体的な利用策につきましては、今後、検討してまいりますが、年間約180万人の観光入込者数を有する中で、観光や交流人口の拡大の舞台として利活用するために、草津宿本陣や草津宿街道交流館といった周辺の観光、歴史、文化施設との整合を図るとともに、水生植物公園みずの森などの観光施設を有する、烏丸半島とを結ぶ観光ルート機能や、また交通結節点としてのターミナル機能を備え、背景に50万人の商圏を有するJR草津駅周辺地域のポテンシャルをさらに高められるよう、中心市街地ににぎわいと回遊性を創出できる広域的な機能を備えた利活用が必要であると考えております。
 旧草津川は、過去からも、そして今後におきましても、市のシンボルとして、暮らす人にも、訪れる人にも快適でゆとりのある魅力ある空間を有する都市として、本市を全国に発信できる貴重な財産でありますことから、その利活用におきましても、市民との協働や民間の活力によって、集う人々でにぎわい、草津駅からの回遊性によって商店街も活性化し、地域経済の活性化に寄与できるように、利便性と快適性の両面を備えた利用策を提案してまいりたいと考えております。
○議長(行岡荘太郎君)
 西村議員。
◆15番(西村隆行君)
 部長は、約50万人の商圏という認識は今までございましたでしょうか、お聞きします。
○議長(行岡荘太郎君)
 答弁を求めます。
 鈴川産業振興部長。
◎産業振興部長(鈴川昭二君)
 JR草津駅につきましては、特に草津線沿線の方々、そしてまた、湖南地域、栗東、野洲、守山等を含めまして一定50万近くの商圏であるという認識をさせていただいてございました。
○議長(行岡荘太郎君)
 西村議員。
◆15番(西村隆行君)
 ぜひですね、また部長にもですね、これからのいろんな経過の中でですね、常に50万人商圏という感覚で、この草津川跡地を使ってどういうふうに提案されるか、ぜひ積極的にですね、御提案をよろしくお願いしたいと思います。
 最後にですね、先日の6月11日に、第2回草津市減災シンポジウムがございました。その中で、橋川市長はですね、ごあいさつをされたわけでございますが、その最後に「ともに頑張りましょう」ということをおっしゃいました。そのときのパネラーの方はですね、市長帰っておられたんで、そのあいさつを聞いておられませんが、その方は非常に、いろんな行政に行ったけれども、行政の代表者が「市民の皆さん、一緒に頑張りましょう」というのは非常になかったことだというふうに非常に感動されておられまして、評価されておられました。市民の方は、非常に評価されますけども、その観点からですね、この一緒に頑張りましょうという観点からですね、橋川市長は、私の代表質問の草津川跡地利用に関する質問に対しまして、特に眺望のよいところからの夕映えの美しさは両市に共通するものがあり、ハイラインのように沈む夕日の眺めが楽しめるように、サンデッキを設置する等、草津川跡地の魅力を最大限に生かせるよう、整備に当たっては細やかな配慮を施してまいりたいと思っています。ハイラインがニューヨーク市のまちづくりに多大な影響を与えたように、草津川跡地利用は本市が元気と潤いのあるまちになるかぎを握っていると認識しており、本事業が市の持続的発展に寄与できるよう整備し、市民の皆さんが愛着を持って守り育てていただけるよう取り組んでまいる所存でございますと御答弁いただきましたが、その後、どのように草津川跡地利用にリーダーシップを発揮され、これから具体策に対してはどのようにされていかれるのですか、お伺いいたします。
○議長(行岡荘太郎君)
 答弁を求めます。
 田中政策監。
◎政策監(田中成興君)
 どのように草津川跡地利用に市長のリーダーシップを発揮するかについてのお尋ねでございますが、草津川跡地利用につきましては、平成14年5月に策定されました「草津川廃川敷地整備基本計画」から8年が経過しており、いろいろとこれまで議論がなされてきましたが、恒久整備に向けた取り組みまでには、これまで至っておりませんでした。
 橋川市長が平成20年に就任いたしました際、ロードマップを公表し、その中で旧草津川の跡地利用をですね、4年間かけて整備にめどをつけるという表明をいたしております。
 また、昨年度スタートいたしました総合計画におきましても、多くの市民の皆様や議会からの御意見を反映しながら、草津川跡地整備をリーディングプロジェクトとして位置づけ、全区間、草津市が事業主体となることを決断し、議会の皆様方にも御理解をいただいたところでございます。
 この結果として、ことし5月に「草津川跡地利用基本構想」を発表させていただきましたことにより、一定の方向づけができたものと考えております。
 本年度には、組織体制をしっかり整えまして、この基本構想をもとに、市民の皆様からの幅広い意見を聴取した上で、整備内容を具現化、具体化すべく基本計画、基本設計を策定し、来年度には詳細設計と一部用地取得に着手し、恒久的整備に向けて力強く事業の推進に進んでまいりたいと考えております。
 そのような中で、「ともに頑張りましょう」という市長のお言葉、前回の減災シンポジウムの中にもございましたけれども、まさに市民の皆様の声をしっかりとお聞きしながらですね、この計画の中に反映していくことであろうというふうに考えております。
 それから、先ほど来、各部長がですね、答弁してまいりましたさまざまなソフト事業等、まさにこの草津川跡地の中でですね、実現できる施策が非常に多くあるというふうに考えております。それらのソフト事業との連携をしっかりと図っていくこと、例えば今後の管理の方法とかですね、活用の方法などといったことをあらかじめ整備計画の中、これを検討していく中でですね、あらかじめあわせて検討していくことなどを含めまして、このような魅力的な草津市を創造し、元気と潤いのある草津の実現に向け着実に事業を進めていくということが、市長のリーダーシップであろうかというふうに考えているところでございます。
○議長(行岡荘太郎君)
 西村議員。
◆15番(西村隆行君)
 余り時間ないんですが、この市長の答弁にですね、沈む夕日のながめが楽しめるようなサンデッキをというですね、非常にロマンあふれる御答弁をされておられるんですね。私も8年間議員させていただいておりますが、このようなロマンあふれる答弁はなかったわけでございますが、今、政策監は、市長のことをおっしゃいましたけども、じゃ市長とロマンを語られたことありますか。この草津川の跡地利用に関して。
○議長(行岡荘太郎君)
 答弁を求めます。
 田中政策監。
◎政策監(田中成興君)
 まさに、この草津川跡地利用、これが草津百年の計であるというようなこともございますし、市長とは常にそのような将来の夢に向けてですね、議論を重ねているところでございます。そのような中で、ハイライン、非常にすぐれた事例として議論をしているところでございますし、夢をしっかりと追い続けていきたいと思います。
○議長(行岡荘太郎君)
 西村議員。
◆15番(西村隆行君)
 どうか50年、100年後に、あのときの橋川市政で旧草津川は変わったんだと言われるようにですね、将来の歴史の中で言われるようにしていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 ありがとうございました。

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