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平成24年6月定例会質疑・一般質問(西村隆行)

1.計画や構想について
○「草津市バリアフリー基本構想」に基づく、第5次草津市総合計画 
  第1期基本計画の目標設定について
○「草津市バリアフリー基本構想」に基づいた取り組みについて
○計画や構想を総合的に管理しているのは誰かについて
2.草津川跡地と中心市街地活性化基本計画について
○市長の考え方について

○16番(西村隆行君)
公明党の西村隆行でございます。
早速質問に入らさせていただきます。
現在、草津市には幾つの計画や構想があるのでしょうか。一体、たくさんある計画や構想の進捗状況等はどのように管理されているのでしょうか。計画や構想を作成すれば完了ではなく、作成してからが出発だと思うわけであります。
ところで、今回は草津市バリアフリー基本構想について確認をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
最近、市民の皆様から御意見、御要望が多かった市内の歩道、特にJR草津駅西口周辺の段差や、歩いて駅に向かっていかれる高齢者への配慮のなさや、JR草津駅西口におけるバス乗り場の総合案内が整備されていないこと等の状況について、総合計画ではどのように計画されたかを確認させていただきました。
分野別の施策の「心地よさが感じられるまちへ」の道路・交通のところに、バリアのないまちづくりとして、市内円滑移動のため、バリアフリー基本構想における重点整備地区内での特定事業の推進を図るとともに、サインやインフォメーションの充実に努めますとありました。
施策といたしましては、まちのバリアフリー化の促進が掲げられていて、概要として段差解消や手すり設置など、建築物等のバリアフリー化を促進するとともに、市内移動円滑化のため、低床車両の導入、わかりやすいサインやインフォメーションを充実させますとの説明がございました。
そして、行政の行動の指針に、草津市バリアフリー基本構想に基づいて重点整備地区内の施設や経路の移動等の円滑化を推進しますとありました。
そこで、先日いただきました第5次草津市総合計画第1期基本計画の進捗状況についてを確認させていただきますと、車いすでまちなかを自由に移動できることを目標像に市民意識調査をされたところ、目標値が24%で、平成23年度の実績値が25.5%という結果が出ておりまして、平成24年度の目標値もクリアされておられました。今年度の目標値設定変更は考えておられないのでしょうか、それか、今年度は何もされないのでしょうか、お伺いいたします。

○議長(清水正樹君)
浅見都市建設部長。

○都市建設部長(浅見善廣君)
草津市バリアフリー基本構想に基づく第5次草津市総合計画第1期基本計画の目標設定についてのお尋ねでございますが、議員御指摘のとおり、段差解消等に取り組んだ結果、市民意識調査では目標値を上回っていることはありがたいことと感じており、バリアフリー対策事業を進めていくには大変大事な事業であると、とらまえさせていただいております。
御質問の目標値についてでございますが、現時点では、第1期基本計画の目標設定を変更することはできませんが、平成25年度からの第2期基本計画の目標設定におきましては、実績値を踏まえさせていただき設定をしてまいりたいと考えております。
また、今年度の事業といたしましては、歩道改良や駅前のエレベーター設置等、バリアフリーの促進に努めてまいり、市民の方々が「心地よさ」を感じられるよう推進してまいりたいと考えております。

○議長(清水正樹君)
西村議員。

○16番(西村隆行君)
非常に前向きな御答弁をいただいたわけでございますが、ではそこで次のですね、草津市バリアフリー基本構想についてお聞きしたいと思います。
冒頭に御紹介させていただきました市民の皆様方の御指摘にあったことが、この草津市バリアフリー基本構想にすべて載っておりました。基本構想の5ページの(4)道路における主な整備項目及び移動等円滑化基準の概要のところに、ベンチ等の休憩施設の設置とありました。タウンウオッチングの結果の一つとして、47ページに案内に対する指摘事項に、駅の改札口を出たところにバス・タクシーの案内があるが、乗り場や行き先がわかりにくい、西口・東口の情報を統合したわかりやすい案内が必要とありました。
また、市民の方から御指摘を受けたJR草津駅の西口周辺の段差の多さも、(通称)駅西ロードとしてチェックを受けていましたが、何と60ページには、生活関連経路としながら未整備と説明されています。ただ、61ページに「将来計画あり」と、小さく表示されておりました。そのほか数多くの課題が、この草津市バリアフリー基本構想に掲げられております。
そこで、先日いただきました平成24年度都市建設部組織目標に、重点課題として市内移動円滑化のためバリアフリー基本構想に基づき、公共スペースにおけるバリアフリー化の実施と歩行者の安全確保に向けた取り組みを進める必要がありますと説明されていましたが、具体的にどのように取り組んでいかれるのか、お伺いいたします。

○議長(清水正樹君)
浅見都市建設部長。

○都市建設部長(浅見善廣君)
草津市バリアフリー基本構想に基づいた取り組みについてのお尋ねでございますが、基本構想では、目標年次を3年以内に完成する事業を「短期」と申し上げております。5年以内に完成する事業を「中期」、時期は明確ではないが、事業の実施を検討していく事業を「長期」と設定をさせていただいております。
この中の短期事業につきましては、重点整備地区の草津駅周辺における草津駅東口エレベーターの設置や、草津駅下笠線の歩道改良や歩道段差解消を行っているところでございます。
今後も、基本構想に基づき、バリアフリー事業につきまして実施を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

○議長(清水正樹君)
西村議員。

○16番(西村隆行君)
第5次総合計画の中でいろんなことがありまして、この草津市バリアフリー基本構想が出てきているかと思うわけでございますが、この短期、中期、長期ということでお話がございました。確かに優先度がございまして、計画に基づいてやっていらっしゃるとは思うんでございますが、何か先ほどの満足度の観点からしましてもですね、特に先ほどの駅西ロード、ここなんかはですね、ずっと前から市民の方からですね、「何とかならんのか」という、以前にも議会質問が他の議員からもあったと思うわけでございますが、その辺がですね、遅々と進んでいない。
また、先ほどの市民の方からの声もですね、今、草津市としては「終の住処(すみか)」として、これからもしっかり元気で暮らしていきたいという高齢者の方がですね、駅まで行くにはバスに乗るのにも近すぎるし、それからタクシーを頼むわけでもない。じゃ健康のために歩いて頑張っていこう。そのためにですね、これより草津市内の中で確かに道路の広さ等の問題もあるわけでございますが、何か一つベンチとか休憩場所ができないのかなという御提案もいただいたわけでございます。
そして、今、質問するためにいろんなことを調べてみますと、きっちりそれが構想に載っているわけですね。その辺のですね、総合計画に基づいて基本構想があってという話しなんですけども、何かそこら辺にですね、実際の現場との差が出てきているような気がするんですが、その辺はどう思っていらっしゃるのでしょうか、お聞きします。

○議長(清水正樹君)
浅見都市建設部長。

○都市建設部長(浅見善廣君)
ただいまの御質問の中で、草津市バリアフリー基本構想と現場が、非常にまた草津駅の西口のところでは、まだまだ段差があるということの御指摘かと思いますけれども、私どもといたしましても、草津駅の下笠線につきましては重点整備地区ということで、この区域をいち早く整備をしなきゃならんということで、議員も御承知のとおり、昨年度も工事もさせていただいておりますし、時間的にも相当通行を確保しながら整備をしなきゃならんということで、草津駅の下笠線につきまして中期という位置づけではございますけれども、時間がかかりますもので、もう既に着手をさせていただいて、早く皆さん方にバリアの事業として御活躍をまた、歩いていただけるように整備をしていきたいなというふうに考えて、今、鋭意努力をさせていただいているところでございます。

○議長(清水正樹君)
西村議員。

○16番(西村隆行君)
何か大きいことはですね、確かに計画持ってですね、予算も絡んでまいりますので進んでいかれるのでございますけども、今一つ駅のですね、特に西口のバス停に対する考え方なんかもですね、実際タウンウオッチングにも載っているわけですね。私も、これある市外の方から御指摘賜りまして、実際見に行きましたら、東口はきちっと総合案内があるんですね。どこの乗り場に行ったらどこへ行きますよというのがあるわけですが、西口は全くないんですね。これタウンウオッチングで指摘されているわけです。こういうこと、比較的低予算だと思うんですが、できることやと思うんですね。そのことにですね、なかなか着手されていないのはですね、優先度が低いという認識なんでしょうか、お聞きいたします。

○議長(清水正樹君)
浅見都市建設部長。

○都市建設部長(浅見善廣君)
御指摘をいただきましたように、草津駅東口につきましては、議員御指摘のとおりでございまして、西口につきまして、担当のほうといたしましても、総合的にバス会社、またタクシーそれぞれ、またバス会社の種類もございますので、総合案内をできるだけ早く設置できるように努力をしてまいりたいなと。関係部局とも、また関係の会社とも相談をさせていただきながら早急に設置ができるような考え方で進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

○議長(清水正樹君)
西村議員。

○16番(西村隆行君)
是非とも前向きな答え、ありがとうございます。どうか今の部長の御答弁がしっかり実現されますように祈っておりますので。
今、このようにバリアフリー基本構想について具体にお聞きしましたが、市全体の計画や構想の進捗度や完了時等の管理は、この市の中ではどなたが総合的に管理されているのでしょうか、お伺いいたします。

○議長(清水正樹君)
藤田総合政策部長。

○総合政策部長(藤田広幸君)
計画や構想の総合的な管理についてのお尋ねでございますけれども、本市が定めるさまざまな計画につきましては、草津市自治体基本条例におきまして目指すべき将来像を定めた長期の基本構想と、さらに、それを具体化する中期の基本計画で構成されております総合計画が市政運営の根幹をなすというふうにまた思っておりますし、最上位の計画であるというふうに位置づけをされておりますし、また、この市政運営のために、原則としてこの計画に基づき、多様な人権、福祉、環境、あるいは都市の基盤整備、産業振興、教育など多岐にわたる分野の事務事業を、この総合計画にのっとり定められ、その方向に基づいて推進をしているところでございますし、また、この条例で総合計画の進捗を管理し、その評価を公表することも定めておりまして、その評価と連動させながら効率的な市政運営に努めているというようなことからいたしまして、総合計画の体系による施策評価、あるいは進行管理につきましては総合政策部のほうで、これは所管をさせていただいております。
なお、個別のですね、今、例に挙げましたバリアフリー基本構想もあります、個別の具体につきましては、それぞれ総合計画の中には位置づけはされておりますけども、やはりそれぞれの具体の計画は計画として作成いたしました部署のほうで、しっかりとそれは進行管理も含めまして評価をしていただくというふうに進めております。
よろしく御理解賜りますよう、お願いいたします。

○議長(清水正樹君)
西村議員。

○16番(西村隆行君)
今、進捗度の評価とかというのを具体的な数字を持ってお示しをしましたし、それから、どこまで現場の実態と、かみ合っている、かみ合っていないということも、今、御紹介したわけでございますが、やはり総合計画は確かに総合政策部のほうだと思うんですが、このいろいろな計画、構想もですね、やはりどなたかが中心になって管理すべきじゃないでしょうか。
そうしないと、結局、計画だけ、冒頭に申し上げましたように、計画はつくる、確かに冊子に出てきます。何百万、何千万使って計画をつくられるわけでございますが、それらを置いたままになっている現状ではないかと思うわけですが、その辺はいかがでしょうか。

○議長(清水正樹君)
藤田総合政策部長。

○総合政策部長(藤田広幸君)
一定、一つのところですべての計画の管理というふうな御意見でございますけども、一定また市としての総合的な行政の仕組みというのもございまして、それぞれの部署がそれぞれの専門的な分野をやっぱり責任を持ってやるというのも、これまた一つの施策というのか、事業執行の考え方であろうかなというふうに思っていますので、そこのところを少しすみ分けて取り組んでまいりたいというふうには考えております。

○議長(清水正樹君)
西村議員。

○16番(西村隆行君)
けさから、また先ほども副市長に対する質問が多々出ておりました。私は、この質問をしたときに、先ほどの副市長の積極的な御答弁がございましたので、先ほどから自席でお話を聞いておりまして、この質問をすればどなたが答えていただけるかなと、ある一種の期待感を持って待っておったわけでございますが、御答弁がなかったので、あえてと思うんでございますが、先ほども積極的に市政に絡んで、また市長をしっかり補佐していきたいという御答弁をされましたが、副市長、この立場は副市長がされるべきではないでしょうか、御所見をお伺いいたします。

○議長(清水正樹君)
平沢副市長。

○副市長(平沢克俊君)
市は申すまでもなく、総合的な行政でございます。それを総合的に計画を立て、また目標を立て進行管理をしていくというのは、総合政策部において、まず重要な役割というふうに思っております。
その計画に基づきまして、個々の分野におきまして構想、計画をつくり、同様に目標を立て、しっかり進行管理をしていくという体系で市政を運営しているところと理解をしております。個々の分野の構想、また計画については、今、申したように、さきに答弁ありましたように、まず各所管においてしっかりと、議員から御指摘もありましたけれども、現場、また現実等をしっかり踏まえながら進行を管理していくことが重要と考えております。
よろしくお願いします。

○議長(清水正樹君)
西村議員。

○16番(西村隆行君)
自治体基本条例にですね、市政への市民参加、第6条のところにですね、第3項、「市は、市民生活に影響を与える重要な条例の制定および改廃ならびに計画等の策定および改訂をする場合においては、課題の発見、立案、実施、評価等にかかる意思決定過程での早い段階から市民参加の機会を設け、市民の意見が適切に反映されるよう努めなければならない。」という条文がございます。
先ほどから、この条文の答えも出るかなと思ったんですが、それも出なかったのでございますので、今、副市長は非常に普通のお答えをしたと思うわけでございますが、ぜひですね、この総合的な管理をですね、やっていただいて、先ほど人材の育成、競争心をしっかり持っていこう、常に上の役職で仕事をしていこうとまで職員さんに指示を与えていただいておりますので、ぜひですね、総合的な管理をですね、やっていただいて、時には市長と議論をしていただいて、時には市長に対して反対の意見もしっかり言っていただけるようなですね、副市長を目指していただきたいと思いますので、その他にも、確かに、おのおのの部署で管理するのは当たり前でございますが、やはり総合的に管理する方がいらっしゃらないとスムーズに進まないと思いますので、その辺ですね、ぜひまたよろしくお願いしたいと思いますので、時間の関係上、次の質問に移らせていただきます。
今、草津市議会では、議会改革推進特別委員会を中心に、市民の皆様から、より一層信頼される市議会を目指し取り組んでいるところでございます。
市長が、各小学校区を回って、開かれた市政を目指しタウンミーティングを開催されたように、私たちも開かれた市議会を目指し、市民の皆様の地元に行かせていただいて、真摯な御意見、御指摘を伺おうと、現在、計画してございます。
そして、年4回開催される定例会におきましても、二元代表制のもと、市長と市議会議員との論戦内容を多くの市民の皆様に知っていただくために、この本会議場での各会派の代表質問や質疑、一般質問が、そのために、より一層重要になってきております。
確かに、市長の政策実行指示を受け、それぞれの担当部長さんが答弁されていることは当たり前だと思っておりますが、時には市長のリーダーシップをぜひ発揮するために、質疑、一般質問にも積極的に市長みずから御答弁をしていただき、市民の皆様、市議会議員、その他政策実行の重要性を御説明いただきたいと思っております。
今回もいろんな議員に対しての答弁をされておられますので、このとおり頑張っていただきたいと思うわけでございますが、そこで、今回は、いよいよ利用基本計画が求められようとされておって、これから草津市内各所にて説明会を開催される草津川跡地と中心市街地活性化基本計画について、午前中の伊吹議員の質問にも御答弁されておられましたが、もう一つ力強い御決意をお聞きしたいと思っておるわけでございます。
私は、昨年2月の定例会におきまして、代表質問で草津川跡地は草津市のセントラル・パーク、またはハイラインとすべく利活用を図るべきと主張させていただきましたところ、市長の御答弁は、もちろんニューヨーク市が国際的メガポリスであり、本市とは比較にならない規模であることを差し引いても、ハイラインから学ぶところは多々あり、その卓越したセンスや市民目線の整備コンセプトを取り入れられるものは取り入れるよう努力してまいりたいと考えております。
特に、眺望のよいところからの夕映えの美しさは両市に共通するものがあり、ハイラインのように沈む夕日の眺めが楽しめるようにサンデッキを設置する等、草津川跡地の魅力を最大限に生かせるよう、整備に当たっては細やかな配慮を施してまいりたいと思っています。
ハイラインがニューヨーク市のまちづくりに多大な影響を与えたように、草津川跡地利用は、本市が"元気"と"うるおい"のあるまちになるかぎを握っていると認識しており、本事業が市の持続的発展に寄与できるように整備し、市民の皆様が愛着を持って守り育てていただけるように取り組んでまいる所存でございますと御答弁賜りました。
あれから1年4カ月、この市長のリーダーシップは、草津川跡地利用基本計画検討委員会等でいかんなく発揮されてこられたと思いますが、また先日、朝にございましたように、NHKで「関西最大規模の庭園」との発表もあり、この本会議場にて市長の草津川跡地と中心市街地活性化基本計画に対するお考えを、市民の皆様、私たち草津市議会議員にお聞かせいただきたいと思いますが、よろしいでしょうか、お願い申し上げます。

○議長(清水正樹君)
橋川市長。

○市長(橋川 渉君)
草津川跡地と中心市街地活性化基本計画に対する私の考えについてのお尋ねでございますが、草津川跡地は、全国的にも有名な天井川として草津の大きな資源であり、その特徴を最大限に生かした「ガーデンミュージアム」を目指して整備を進めていきたいと考えております。
この「ガーデンミュージアム」は、周辺地域の特性を取り入れつつ、市民が自然と触れ合える質の高い緑の空間として整備しようとするものでありまして、ふるさと草津に愛着を持っていただくとともに、広域からも多くの方々に訪れていただけるような場所にしてまいりますとともに、さらには防災という観点からも、非常時における地域、広域の防災拠点としても活用することで、多重的な機能を担うことができると考えております。
一方、中心市街地活性化につきましても、市の喫緊の課題であると認識しており、早急に法に基づく基本計画を策定し、実行に移す必要があると考えております。
このことは、単に中心市街地における商店街だけの問題ではなく、中心市街地が市の活力の源泉、生活の基盤となっていることにかんがみますと、市全体の問題としてとらえるべきであると考えており、まさに本市の体力がある今、幅広い関係者の皆様の参画を得ながら具体的に取り組まなければならないときであります。
草津川跡地整備と中心市街地活性化につきましては、草津市の今後の発展に大きく貢献をするものと考えており、これらの取り組みを一体的、総合的に進めることにより大きな相乗効果を発揮することが期待できるものであり、庁内を挙げてかたい決意で、その推進を図ってまいります。

○議長(清水正樹君)
西村議員。

○16番(西村隆行君)
ありがとうございます。一層力強いお言葉でございましたが、市長、今回、草津川跡地に対しまして民間のお力をしっかり助けていただきたいと、一緒にやりたいというようなことがあったわけでございますが、今回、20日の日にもフォーラムが開催される予定でございますが、市長といたしまして、この草津川、また中心市街地にどれだけの民間の力をしっかり糾合しようとされておられるのか、また民間に対して本当にこの草津市と一緒にいいまちにしていきましょうという何かメッセージはございませんでしょうか。

○議長(清水正樹君)
橋川市長。

○市長(橋川 渉君)
草津のまち、特に中心市街地、草津駅周辺につきましては、ここはJR草津駅の乗降客数も多く、また市全体の中でも活力と魅力のある場所であると考えております。また、それだけの可能性がある潜在的なという場所でもございます。そういったことを今の間に十分に生かし、市民の皆さんとともにこのまちづくりを進めてまいりたい。そのためには、先ほど来申し上げているガーデンミュージアムということも市民の皆さんと一緒になって、その緑、花のある、そういった潤い、元気のある空間として、たくさんの方に訪れていただけるような、また市民の皆さんに親しんでいただけるような空間としての整備を図ってまいりますとともに、特に中心市街地におきましては、これはやはり民間の力、民間の方々がいかにこのまちづくり会社等を通じまして事業に参画をし、その中での活力ある草津のまちづくりを、市民の皆さん、また事業者の皆さんともどもつくり上げてまいりたいと、このような強い思いを持っているところでございます。

○議長(清水正樹君)
西村議員。

○16番(西村隆行君)
今回、特に民間のいろんな力をかりて会社を設立されたり、いろんなノウハウを一緒に糾合しながらですね、いろんな面がありますので、今の市長の力強いお言葉で、どれだけの市民の方がまた一緒になって頑張ろうと思っているかわからないわけでございますが、最後に、私はこの草津川跡地は、先ほどの答弁にもございましたけども、本当に日本の中でも十幾つある天井川として唯一廃川になっており、また市内を走っているという、この天井川は今ないわけでございまして、いかにこの草津川の跡地が大きく発展できるかできないか、これを私は草津市の問題ではないと思っております。滋賀県としても、観光ポイントとして大事な草津川と思っておりますし、また、今現在、草津市にマンションがまだまだいっぱい建っております。毎日のように広告が出てきているわけでございますが、今、草津市は本当にベットタウンとして、いろんな方々が来ていただいておりますが、これから終の住処(すみか)としてずっと住み続ける、定年退職しても草津市で住んでいきたいと思われるためにも、この中心市街地、また草津川がいかに大事であるかと思っておるわけでございますので、それに対して滋賀県との交渉、滋賀県との話し合いは、これからどのようにやっていかれるのか、もし御所見がございましたら、市長の決意をよろしくお願い申し上げます。

○議長(清水正樹君)
橋川市長。

○市長(橋川 渉君)
草津川跡地についてのお尋ねでございますけれども、この草津川跡地は、御案内のように、現在、県の所有地にもなっているところでございます。県の支援、県の理解なしに、この整備を進めることはできませんし、また、その意味でも、市民だけのこういう整備ではなくて、県民が広く、元気、潤いのある、そういった環境を享受できるような、そういった取り組みもしていく中で、県の財政的な支援も受けていかなくてはなりませんし、もう一つ、先ほど来申し上げていますのは、やはりいざとなったときの非常時、災害時での防災の拠点として整備をしていく。そういった取り組みの中で、県・国の支援、あるいは連携をとってまいりたいと、このように考えているところでございます。

○議長(清水正樹君)
西村議員。

○16番(西村隆行君)
ありがとうございました。私たち議会のほうも、旧草津川跡地対策特別委員会でいろいろと議論をしながら、いろいろな課題がこれからまだまだ出てくると思っておりますし、しっかりと二元代表制のもと取り組んで、本当にあのときの議会があったから、あのときの行政があったから草津市はこうして発展したと後世の方に言っていただけるように頑張ってまいりますので、これからもまたよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

○議長(清水正樹君)
これにて、16番、西村議員の質問を終わります。

市民相談

皆様の思いを承りました。

4月度の市民相談の分野別
道路関係 7
医療介護関係 3
障がい者の方に関すること 4
お金に関すること 4
市役所関連 5
法律関連 0
教育 5
交通 0
その他 11
合計 39

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