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平成25年11月草津市議会定例会質疑・一般質問 西村隆行議員

1.アミカホール使用停止についての市の対応
○9月27日の使用停止発表後の市民の皆様への市の対策はどのようにされたのか伺う。
○10月初めに開催予定であったイベントへの参加者の皆様への対応はどのようにされたのか伺う。
○使用停止に伴う、日程会場変更やその後の対応は担当部署だけにさせられたのか伺う。
○市の各施設での対応はどうっだたのか伺う。
○他の部署の教訓がなぜ、市として活かせないのか伺う。
○アミカホール条例の変更について伺う。

2.平成25年度草津市総合防災訓練に参加して
○各町内会長対象の小規模な各種防災資機材を使った訓練を開催できないか伺う。
○なぜ、防災倉庫の鍵を各町内会長に渡せないのか伺う。

○15番(西村隆行君)
  公明党の西村隆行でございます。
  いよいよ、本日、もうあと2人となっております。大変お疲れとは思いますが、よろしくお願い申し上げます。
  私は、本年の9月定例会の一般質問におきまして、草津市役所職員さんの接遇能力向上につきまして、株式会社インソース社の窓口調査報告書の内容からや、滋賀県市町村職員研修センターにおけますところの新任職員研修で全体的な接遇研修を受けられるときに使用されました「平成25年度新任職員(後期)研修 接遇研修」という59ページもある資料等で、いろいろと質問をさせていただきました。
  その目的は、市民の皆様の立場に立って、それぞれの課題を解消していく姿勢が大事であることを、今、目の前におられる理事者の方々を初め、全職員さんに御理解いただきたかったからであります。
  ところが、先日の草津アミカホール使用停止に関して、アミカホール利用者の皆様に対する対応がいかがであったか、市民の皆様のお声を聞かせていただきますと、私の質問の趣旨を理解されてなかったのではないかと疑うような現状があったようでございます。
  そこで、何点か質問をさせていただきます。
  最初に、本年9月27日、金曜日にアミカホールのホール内壁のタイルに浮きが発生いたしまして、剥落の危険性が非常に高いことから、ホールの使用停止を決定されました。その時点で、16団体の方々や観客の方々を含めると、約7,000名の方に御迷惑をかけることが判明されたと聞いておりますが、その時点での市の対応はどのようにされたのでしょうか、お聞きいたします。
○議長(中島一廣君)
  答弁を求めます。
  加藤教育部長。
○教育部長(加藤幹彦君)
  アミカホールの使用停止を決定いたしました9月27日時点での市の対応についてでございますけども、記者発表後、来年1月末までの間に御予約をいただいておりました使用予定者、団体等に対しまして、まずはホールの使用停止のお知らせと代替施設での開催に向けた意向確認、またその調整等をさせていただいたところでございます。
  あわせまして、広く市民の皆様へお知らせするため、市ホームページへの掲載や報道機関への資料提供等を行ったところでございます。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  確かに、現在も、アミカホールの前には、「草津アミカホール使用停止のお知らせとおわび」というふうな大きな看板等が掲示されております。それから、ホームページや、また広報等でもされているわけでございますが、よく税金に関する徴収漏れがあったりだとか、税金に関する御迷惑をかけたときに、今まで市はどういうふうな対応をされてこられたか。
  後ほどにも述べさせていただきますが、他の部署では、一番最初に、この御迷惑をかけた市民の方のとこへ、まずは行かせていただいて、まずおわびをする。そして、そのときに仮に善後策が決まってなかったとしても、これからはしっかりとさせていただきますということから始まっているのではないかと思うわけですが、これが9月27日の金曜日でございます。確かに、次は土・日ということもあったわけではございますが、後からも述べますが、もう1週間後には、またそのすぐにもイベントがいろいろあったわけでございますが、なぜそのような対応をされなかったのでしょうか、お聞きいたします。
○議長(中島一廣君)
  加藤教育部長。
○教育部長(加藤幹彦君)
  突発的な事項と申しますか、事案でございましたけども、とりあえず、とり得る措置として、まず電話で、いわゆる予約が入っているところの申込者の方のところへ、可能な限り電話等で、この旨をお伝えして、おわびかたがた、善後策というんですか、そこら辺もできるだけ聞くようにということで、担当課のほうで対応したというところでございます。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  これからも、何点かお聞きしまして、ちょっとお話ししたいと思いますが、次に、9月27日に使用停止を決定されたわけですが、今、申し上げましたように、10月初めにアミカホールを使って開催が決まっていたイベント等があったわけでございます。後でも述べますが、10月1日の広報にも、そのイベントの紹介が載っておりました。ということは、何人かの方には、使用停止が伝わらないということが想像されたわけでございますが、ちなみに10月の初めに行われましたイベント等には、どのような対応をされましたですか、お聞きいたします。
○議長(中島一廣君)
  加藤教育部長。
○教育部長(加藤幹彦君)
  今、議員申されましたように、10月1日号の広報等ですね、イベント紹介も当然されておりますので、決定が9月27日と――使用停止の決定が――ということで前後いたしますので、当然ながら間に合わないということもございますので、各催しにお越しになる観客の皆様への対応といたしまして、イベントの中止とか延期等を御存じないということでございますので、当日お越しいただいた方には、アミカホールの入り口にて、まずおわびを申し上げまして、担当課とアミカホールの指定管理者であります職員が、チラシの配布とあわせまして、変更となった経緯を説明させていただいたところでございます。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  そのときには、借りている方とか、どうしても予定を知らずに来られた方、どのような御意見がございましたか、わかりますか。
○議長(中島一廣君)
  加藤教育部長。
○教育部長(加藤幹彦君)
  私、報告を受けておりますのは、当然、えっとびっくりされて、「何でや」ということで、おしかり等を受けたこともございますし、また、理由を十分聞いていただいて、「仕方ないな」というふうなことでお帰りいただいたという、いろいろなケースがございます。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  じゃ、今の質問とあわせながら、次に、当時、担当部署は、たしか正職さんが7人で合計9人の、そんな大きくない担当部署と思うわけでございますが、市美術展覧会の準備等々で大変忙しい時期を迎えていたにもかかわらず、今、おっしゃっていただいたいろいろな対応は、全てその担当課とアミカホールの指定管理者のメンバーがされたと聞いております。
  また、今回のアミカホール使用停止に伴う16団体等の会場及び日程変更等の交渉やその後の諸問題等々に対して、また、アミカホールの工事内容変更に伴う設計変更や工事見積もり等々、その担当部署のみに対応させておられたのですか、お聞きいたします。
○議長(中島一廣君)
  加藤教育部長。
○教育部長(加藤幹彦君)
  アミカホールの使用停止に伴います日程変更等の直接の交渉につきましては、担当課及び草津アミカホールの指定管理者でございます草津市コミュニティ事業団と連携して行っていました。市内の代替施設の確保とか、それに伴う駐車場等の付随する事務手続、さらには補償に係る法的な確認等につきまして、教育委員会事務局はもとより、総務部、また施設を管理する関係部署と連携協力しながら対応してきたところでございます。
  また、修繕工事の設計とか対応に係りましては、庁内での技術支援等が不可欠でございますので、都市建設部や総務部等とも連携を密にし、協力しながら対応いたしたところでございます。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  今、御答弁では、最初から教育委員会全体で対応をされたような御答弁ではございましたが、それは、この27日から全て教育委員会の指導のもと、全委員会メンバーというんですか――専門性がございますから全ての方が携わるわけにいかないと思いますが――今、担当部署が9人と申し上げましたが、そこに応援を出されて全てされたということですか、お聞きします。
○議長(中島一廣君)
  加藤教育部長。
○教育部長(加藤幹彦君)
  当然、所管であります生涯学習課のほうが中心となって、この事案に対応することは当然なんですけども、あと、今、議員おっしゃいましたように、専門的な分野のこともございますので、例えば発言がございましたように、市の美術展覧会とか、そういうような準備とか、あるいは市美展の開催期間中の立番というんですか、会場内の係とか、そういうなんを教育委員会の中の各課で職員を動員しまして対応するとか、そういうことはやっておりますけども、大々的に何か本部体制を組んでやったということではございません。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  よくアミカホールは、私どもは使わさせていただいております。私の手元に、6月6日に使わせていただいたんでございますけどね、ここに草津市立草津アミカホール使用許可証というのを私も何枚か持っておりまして――一番最新のを持ってきたんですが――そこには草津市教育委員会教育長 三木さんのお名前が載っております。
  ということは、教育委員会がこの貸館業務をされておられると認識をしたわけでございます。とならば、今、おっしゃっていただいたような対応が、この市民の方から、なぜ私が市民の方からこういうことをお聞きしたか、また、きょう質問をしたかといいますと、一番の要因は、最初から教育委員会挙げて、挙げるのは確かに全員は無理でしょうし、何人かの制限はね、いろんなのがあるかと思いますが、陣頭指揮をとっていただいて、先ほどの初日27日に発表されたら、その日、翌日、また3日後には、皆さんが行けば、分担して、まずはご自宅に行けたのではないかと思うわけであります。その辺のね、教育委員会全体として、このアミカホールを見ていないというふうな認識を、私は市民の方からのいろんな御意見をお聞きしてまして。本当に9人の担当者、それは担当でしょう。でも、これは、教育委員会が貸館事業をされているわけです。その発想が、なぜできなかったのか。
  もっと言えば、部長が中心になって、部長が直接行かれるのはこれは問題かもしれませんが、例えば副部長が行かれるとかですね、相手の市民の方からすれば、何も悪いことないわけであります。一生懸命、そのイベントのために何カ月も前から、いろんな準備をされて、特にアミカホールは非常に人気がございます。土・日のアミカホールを借りようと思ったら、これ大変なことでございます。並んでいただいて、やっと借りれるわけですよ。そういう市民の方が一生懸命やってはるとこに、たった電話1本で「使えなくなりました」。これは私がずっと言ってきた総合力という観点からしても、非常に市民の方からおしかりを聞いたときに、私はこの10年間何を訴えてきたのかなと思いたくなるようなことやったわけでございます。
  そこが、結局、今までずっと言ってて、他の部長が答えてはるのをほかの部長さんたちはどう聞いてはったのかな。何も今回大変申しわけないんです。教育委員会だけを責めるわけじゃございません。後ほども申し上げますが、この市の体質がまだ残っているのかなということで、あえて今回、こういう例がございましたし、市民の方からもいろんなお声を聞きました。家に呼ばれまして行ってきました。それで、「ここが問題違うか」、「これが悪いん違うか」ということを聞いてまいりましたので、まとめて今回質問させていただいているわけでございますが、誰かそういう部を挙げて、この対応をしよう、たとえ自分の担当分野じゃないけれども、部長の指揮のもとに、皆さんが、がっと市民のために頑張ろうという気持ちはなかったのが残念であったわけでございます。それで、今回、この質問をさせていただいております。
  質問しながら、もう一遍申し上げますが、次に、10月の初めにアミカホールで開催されるイベントは後援として草津市・草津市教育委員会とされておられまして――これは10月1日の広報でございますが――にも載っておりました。また、市の各施設にもイベントの御案内のチラシ等を配布されておられましたが、その対応はどうされたんでございましょうか、お聞きいたします。
○議長(中島一廣君)
  加藤教育部長。
○教育部長(加藤幹彦君)
  市、または教育委員会が後援する催しにつきましての対応につきましては、使用停止のお知らせとそのおわびにつきまして、アミカホール前に掲示をさせていただいたのはもちろんのこと、市のホームページへの掲載、えふえむ草津での放送、各報道機関への資料の提供等を行いまして、広く市民の皆様にお知らせしたところでございます。
  また、市の各公共施設へは、アミカホールでのイベントの日程変更や会場変更等について案内できるよう周知を図ったところでありますし、あわせて開催のチラシやポスター等の撤去を依頼しまして、使用停止に伴う影響を最小限にとどめるように努めたところでございます。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  これも幾つかの市民センター、または図書館とか人権センター等々にもお電話を申し上げまして――本来、行かなあかんのですけど、時間がなかったもんでお電話で大変失礼しましたが――今の確認を申し上げました。ということは、教育委員会の担当部署から確かに御連絡いただきましたと。アミカホールが急に使えなくなったので、チラシ等が置いてあれば、その撤去と、「もし市民の方からお問い合わせがあれば、お答えください」という指示があったというふうに聞いております。
  果たして、それでよかったんでしょうか。市民センターを管轄していらっしゃる部長にお尋ねしますが、これは先ほど教育委員会が貸館業務としてされておられますが、私は市全体の問題じゃないかと思うわけであります。市民の方から問い合わせがなければ、答えないとまでは言いませんが、問い合わせがあれば答えてくださいというふうな指示が教育委員会からいったわけですが、これは市民センターを管轄される部としては、どうでしょうか、何か啓発、せめてポスターをつけるとかという発想が――先ほどの教育委員会だけの問題じゃないわけであります。市全体の問題であるわけなんです――という観点から、どうだったでしょうか、もしお答えできれば。
○議長(中島一廣君)
  山元まちづくり協働部長。
○まちづくり協働部長(山元宏和君)
  今、議員さんがずっと従来からおっしゃっておられる行政の総合力から申しますと、我々一人一人の職員が、今回のアミカの問題にしても、全体の問題として捉まえた中で、市民の皆様方に御迷惑がかからないように対応していかなければならないというふうなことは、おっしゃるとおりだと思います。
  ただ、残念なことに、我々一人一人がまだまだ、そういうようなところに入り込めていないということも事実でございますので、先ほど来、御質問、あるいは答弁を聞きながら、私の預かっている各施設の職員それぞれに、その辺を肝に銘じて、市民の皆さんに御迷惑がかからないように、何が起こっても総合力ということで対応していかなければならないというようなことを思った次第でございます。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  ありがとうございます。今回、一番管轄されている施設が多いということで、済みません。これは今回もこの通告を出したときに、どなたがお答えいただけるかなと思っておりまして、本来はお答えを先にいただきたかったなという気もしております。これも、私がいつも、いみじくも部長のほうからいただきました総合力だと思うわけであります。
  部長が各議員の答弁を考えはるときに、振り分けがされるときに、「ああもうそれは教育委員会」で終わってしまったんではないか。そこに今おっしゃっていただいたように、総合力があれば、「私にもひとつ答えさせてよ」が、総合力を発揮できるんではないかと思うわけであります。
  今、各部長からの御答弁をお聞きしておりまして――ちょっと繰り返して申しわけないんですが――いつも私が御提案をさせていただいております草津市行政の総合力が発揮されていないことを嘆かざるを得ないわけであります。
  今回、補正予算案で中心市街地活性化推進費、アニマート跡地テナントミックス建設費補助金が上程されておりますが、これも平成23年4月8日付で草津市小児救急医療センターの指定病院の取り消しがあったときのことが、全く市の教訓として生かし切れてなかったと思うわけであります。
  このアミカホールの使用停止に係る対応も同じことがあったんじゃないかと思うわけでございます。すなわち、何か問題があっても、その担当部署だけの問題であるとしか思われていないのじゃないかと疑いたくなるわけでございますが、いつまでもこのような体制でいかれるのですか、お聞きいたします。
○議長(中島一廣君)
  藤田総合政策部長。
○総合政策部長(藤田広幸君)
  市の行政の総合力が発揮されていないということで総合政策部のほうから答弁させていただきたいと思います。
  市の行政におきましては、多くの課題を抱えていることは事実でございますし、日々、円滑に業務を進めるために、日ごろから、こういった問題が発生した場合の対応、あるいは起こったときの現場の対応、起こらないためにどういうふうにしたらいいかということを常々問題意識として認識するようにということで、部長会等を通じて周知はしておるところでございますし、また、今、おっしゃっておりますように、起こったときに他の部署とはせず、自分の課の問題、部の問題であるというふうな認識に立つべきところであるというふうに私も認識しておりますし、そういった風土をつくり上げていかなければならないと思います。
  議員が冒頭おっしゃいましたように、新任職員の研修のときにもありました、この接遇の大きなポイントがあったと思います。それを議論させていただいたことを思い出しておりますけれども、そういったことをこれからも、やっぱり引き続いて粘り強く、いろんな機会、部長会議はもちろんですけども、いろんなところで議論をしていく必要があるなと。きょうしたから、あしたから直るという問題ではないと思いますので、今後、引き続き、そういった問題に取り組んでいきたいというふうに考えております。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  けさからも、ずっと草政会さん初め、いろんな質問がございまして、その中でいろいろな答弁を聞いておりましたら、必ず庁内としてしっかり情報収集をして、庁内全体で考えていきたいという御答弁がどんどん返っておりましたので、今、部長お答えいただきましたんで、ぜひこれからの大きな変化というか、前進をお願いしたいと思うわけでございます。
  次に、これからのアミカホールの使用について、今回のような緊急事態が発生した場合の、現在、草津市立草津アミカホール条例には、第8条、使用料の条文の第4項に、既納の使用料は還付しない。ただし、教育委員会が特別の理由があると認めるときには、その全額、または一部を還付することができるとあるだけでございまして、第9条、損害賠償では、使用者側の市に対する損害賠償のことしか載っておりませんでした。
  ちなみに、いろいろ他の貸館事業を調べておりますと、奈良県文化会館条例に、第7条、使用料の還付として、既納の使用料は還付しない。ただし、使用者の責めに帰することができない理由により使用することができなくなったとき、その他知事が特別の理由があると認めたときは、その使用料の全部、または一部を還付することができるとございました。
  平成27年1月から、しが県民芸術創造館が滋賀県から草津市に譲渡される予定でございますが、アミカホールよりも大規模な貸館となるわけでございます。草津市が運用することになるわけでございますが、そのためにも今回の教訓から何らかの条文の変更の必要性があると考えられますが、いかがでしょうか。
○議長(中島一廣君)
  加藤教育部長。
○教育部長(加藤幹彦君)
  草津アミカホール条例につきましては、既に納めていただいた使用料の返還については規定しておりますものの、今回発生しましたような事案のようなケースにおける使用許可の取り消し等の規定や損害賠償のあり方等につきましては、明確な定めがございません。
  今回の事案を一つの教訓といたしまして、他市や民間施設の状況も参考にしながら、関係規則の改正も含めまして、検討してまいりたいと考えております。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  ぜひ、今、前向きな御答弁をいただきましたので、いろんな観点から、しが県民芸術創造館も700、800ですか、倍以上の規模になりますので、ぜひその辺は、しっかりと取り組んでいただくことを要望したいと思います。ありがとうございます。
  じゃ、次の質問に移ります。
  先日、11月24日の日曜日に、平成25年度草津市総合防災訓練が、草津市立玉川小学校グラウンドにて、多くの地元の市民の皆様や、協力企業の皆様や関係機関の方々と一緒になって開催されました。私も、午前8時半から、市長を本部長とする市幹部の皆様の災害対策本部訓練から閉会式までじっくりと拝見させていただきました。
  この総合防災訓練の御案内時にいただきました平成25年度草津市総合防災訓練実施要綱の目的のところに、この訓練では、市民、町内会、市のおのおのの役割を確認するため、住民避難訓練、住民体験訓練等の住民参加訓練を主とし、多くの協定団体の実働参加を得て総合防災力の向上を目指すものとする。
  なお、このような目的から、本訓練は地元玉川学区まちづくり協議会との共催とし、防災関係機関から各種の防災展示や体験ブースを展開いただき、防災意識と知識技術の向上により、災害に強い安全・安心の地域づくりに資する訓練を目指すとございました。
  実際に、当日の訓練会場には、この目的どおり、各種防災資機材の取扱訓練や、彦根地方気象台を初め滋賀県や民間の携帯電話会社等の展示ブースがございましたし、日赤奉仕団やエルダー婦人会の皆様、また民間企業の方々による炊き出しの訓練も行われておりました。私もいただきましたが、大変おいしかったと思っております。
  このような訓練を拝見させていただいて、市民参加の訓練の重要性を認識させていただきましたが、市内の全ての学区にて同じように訓練を――これは大規模ですが――開催しようとすると、今のところ13年間もかかってしまうわけでございますが、果たしてそれでいいのでしょうか。
  平成23年2月定例会の予算審査特別委員会で、私は市内の全ての小学校に防災倉庫を設置することを提案させていただきまして、現在設置されておりますので、ぜひこの防災倉庫を利用して、各学区のまちづくり協議会さんと連携していただいて、今回のような大規模な訓練ではなく、まずは町内会長さんから、せめて年1回は防災倉庫に入っている各種防災資機材の使い方や組み立て方の訓練を開催できないでしょうか。ぜひ御検討をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お聞きいたします。
○議長(中島一廣君)
  木内危機管理監。
〇危機管理監(木内義孝君)
  市の総合防災訓練につきましては、大規模な住民参加型訓練として、1年1学区ずつ実施しているところでございますが、学区・地区においても、毎年、訓練を実施していただけるよう、平成23年度に減災協働コミュニティ推進事業補助金を制定し、学区・地区が自主的に行う防災訓練等の支援を行っております。
  この制度を活用し、平成23年度・24年度は各5学区・地区、今年度は、これまでに7学区・地区で活動実績があり、かまどベンチを利用した炊き出し訓練や屋外スピーカーを活用した避難訓練、救助工具を使った応急救助訓練など、学区総合防災訓練といった取り組みや、子どもと大人が一緒に体育館で宿泊する子ども防災体験教室などの取り組みが始まっております。
  町内会の訓練では、11月30日に、桜ヶ丘町内会が、玉川中学校にて、仮設トイレの組み立て、発電機の使用訓練を実施し、住民、教師、中学生と、延べ170人が参加するなど、町内会単位でも防災倉庫の資機材を使った好事例があります。
  今後も、このような取り組みが広がりますよう、学区・地区、町内会で取り組まれる防災訓練を支援してまいりたいと考えております。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  そういう実績があるということでね、非常に喜ばしいことでございます。私も、あの訓練、案内状には議員は9時半ということを書いてあったわけですが、よく読んでみますと8時半から防災対策訓練をすると書いてありましたんで、これはぜひ8時半から行かなあかんということで8時半前に行かせていただきまして、一から十まで見させていただいたわけでございますが、何がすごかったかといいますと、エンジンカッターとか、それからいろいろな普通は使えないもの、ちょっとあれは素人が勝手に使うには非常に危ないなという気もいたしましたし、当日も非常にいろんなカバーをされて、本当に細心の注意のもとに訓練をされておられました。ああいう姿を見ていくと、やはり行政側の応援がないと、町内会で「さあ、みんな集まってしようか」というわけにはいかんわけでございますし、また、私どもの学区なんかですと、毎年、町内会長がかわっていかれるわけでございます。とすると、細かく、あの防災倉庫の前へ集まっていただいて、あれをあけていただいて、中にまずどんなものが入っているか、どうこれは使っていくのか、あの簡易トイレ、あれを組み立てる、あれはすごい発想ですね。簡易トイレが入っているよというのは知っていますが、どんなものなのか、脱臭剤は入っておったし、ドアも閉められるという、ああいうものを実際つくってみないとわからんわけでございまして、それが町内会長さんがそれをすることによって、一人でもそういう方がふえていく。そうすると、いざというときに、その使い方を「わし知ってるで」、「私、知ってるで」ということで広がっていくんじゃないかと思うわけでございますし、この総合訓練は総合訓練で大変大切でございますが、今、好事例を発表していただきましたんで、ぜひそれを、どんどん広めていただきたいと思うんですが、これも質問したときに、多分、危機管理監しか答えられないかなと思ったんですがございますが、まちづくり協働部としてはどうなんでしょうか。
○議長(中島一廣君)
  山元まちづくり協働部長。
○まちづくり協働部長(山元宏和君)
  ありがとうございます。避難対策部を所管している私といたしましては、従来から申し上げていますように、そういった訓練については――先般もまちづくり協議会の連合会の席上でもお話を申し上げましたし――今、危機管理監の方からも答弁がありましたように、あちこちで訓練もしていただいていると。
  そういう中で、いつ何どき災害が起こるかわかりませんので、そういった危機意識を持ちながら、当然、我々も行政の中の総合力として、全ての職員が、そういった気持ちを持ちながら、何もこの担当は危機管理課の仕事であるということだけで済まされず、我々が取り組んでいかなければならないと思っていますし、特に私の担当をさせていただいています避難対策部、これは住民の皆さん方がイの一番に駈けつけてこられるところですから、十分その辺を意識しながら対応してまいりたいというふうに思っています。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  ありがとうございます。非常に前向きなお答えをいただきましたので、最後に私がずっと御提案申し上げております、この防災倉庫の鍵の件でございますが、この前も私の地域のふれあいまつりがございまして、私もあけたとこを始めてみたんですが、いろいろな市民の方がそこに集まられまして、危機管理課のほうから担当の方が来られてまして、非常に丁寧に、どんなもんが、こんなもんがって説明されたわけですが、市民の方が「鍵はどこに置いてあるんですか」という質問があったわけです。すると、その方は、「職員室にあります」、「ほな職員室が閉まっていたらどうするの」というのがあって困っていらっしゃったわけですが、私が前から言うてますように、各町内会長さんに、この防災倉庫の鍵は渡せないんでしょうか、お聞きいたします。
○議長(中島一廣君)
  木内危機管理監。
〇危機管理監(木内義孝君)
  防災倉庫の鍵を各町内会に配布することにつきましては、先日、まちづくり協議会の事務局がある各市民センターに防災倉庫の鍵を配置いたしまして、地域での防災訓練や有事の際の対応を考えたところでございます。
  なお、防災倉庫の鍵は、危機管理課、各学校、前線基地班職員が保管しており、災害時には市職員や施設管理者がいち早く現地に駆けつける計画をしておりまして、市民センターへの配置は、万一への備えと町内会長個人が鍵を持つことへの負担とのバランスを勘案して措置したものでございますので、御理解をよろしくお願いいたします。
○議長(中島一廣君)
  西村議員。
○15番(西村隆行君)
  ありがとうございました。
○議長(中島一廣君)
  これにて、15番、西村議員の質問を終わります。

市民相談

皆様の思いを承りました。

4月度の市民相談の分野別
道路関係 7
医療介護関係 3
障がい者の方に関すること 4
お金に関すること 4
市役所関連 5
法律関連 0
教育 5
交通 0
その他 11
合計 39

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