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2021年11月草津市議会定例会一般質問 西村隆行議員


1.道路側溝清掃
 〇側溝の管理状況の把握状況
 〇全市的な側溝管理は
 〇草津市第二学校給食センターの側溝清掃
 〇一斉側溝清掃での市民の方の苦労は
 〇これからの一斉側溝清掃への市の見解
2.自主防災への取組
 〇自主防災についての草津市の考え方
 〇「草津市防災ハンドブック」の新発行は


次に、23番、西村隆行議員。
○23番(西村隆行)
  公明党の西村でございます。早速質問に入りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
  いついつまでに返事が欲しいという質問ではないので、安心して聞いていただきますようによろしくお願い申し上げます。
  今、ありがたいことに草津市の人口は増え続けております。高齢化も他市と比べるとまだまだ高くなっておりません。また、毎回の財政シミュレーションの説明では、厳しい財政状況と報告されますが、毎年の決算報告は黒字です。
  しかし、そう遠くない将来、高齢化の波が確実に草津市にもやってまいりますし、そのときになって、慌てて実施することなく、今からできることは確実に実施すべきとの観点から、本日は2つのことに関して質問させていただきます。
  まず、1問目です。
  現在、草津市における大きなプロジェクトは、(仮称)市立プール建設と栗東市との共同実施の斎場計画です。どうしても、大きなプロジェクトに関心が持たれますが、市民の皆様の日常生活の中で、草津市を終の棲家としていただいていることで、将来不安になることの一つに、市道の側溝清掃活動や歩行中に誤って深い側溝に落ちてしまうという側溝に対することが挙げられます。
  私が市民の皆様からお受けする市民相談にも、何回もこの側溝に対することがございました。
  先の9月定例会での議第82号議案の認定後の市道路線は、2,301路線、54万4,952.6メートルとありましたが、市道に附随している側溝の管理状況はどのように把握されておられますか、お聞きします。
○議長(伊吹達郎)
  それでは、答弁を求めます。
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  市道に附随する側溝の管理につきましては、道路台帳にて、市道の延長、幅員と併せ、側溝の位置や大きさ等を管理しておりますが、その状況につきましては、道路パトロールや市民の皆様からの通報等により、状況把握に努めているところでございます。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  ということは、今約五百何十キロなんですけども、どこまで側溝がついているとか、ついてないとかということは、把握されておられるんでしょうか、お聞きします。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  今、答弁いたしましたように、道路台帳にて、側溝の状況等構造の状況等につきましては、把握しておるところでございます。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  そうすると、次の質問なんですけども、市民の方々とか、各町内会から側溝に関するいろんな情報が毎日のように担当課に入っていると思いますが、今のところ、情報が入ってきたところを中心に、日々補修にはせ参じておられると思うんですけども、この貴重な現場情報を、今答弁あったように、ある程度の側溝は把握していると。そこに今度いろんな方から、今申しましたように、市民の方から、町内会からいろんな情報が入ってくる。これを結び付けて、きちっと管理はされておられるんでしょうか。ここがどうやとか、この地域とどういう感じで、ポイントポイントで抑えていらっしゃるのか、面で抑えていらっしゃるのか、お聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  全市的な側溝管理につきましては、市で実施している道路パトロールのほかに、市民の方々や各町内会から頂いた情報からも、不具合等がある箇所の状況を確認し、日常管理に役立てておりますことや、それらを台帳管理することにより、計画的な改修につなげております。
  このような皆様からの情報は、道路を維持管理していく上で、非常に有益であると認識しているところでございます。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  ですが、やっぱり、側溝のいろんな御要望とか御指摘はなくならないんです。今の御答弁を聞いていると、いかにもきちっと管理をされていると思いますが、なぜそういった、そこにどうして市民の方からいろんなお問合せが入ってくる、ここが危ないよ、ここを何とかしてほしいとくるわけです。そうすると、まだまだ、答弁に反抗するようで申し訳ないですけども、そういう管理が完全にできていないのかなと、何かポイントポイントを追っかけていらっしゃるような感じがしてしまうんですけど、面で抑えていくというか、この地域は早めにしなあかんとか、ここはまだまだ大丈夫とか、そういうふうな管理はされていらっしゃらないんでしょうか、お聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  先ほども答弁いたしましたが、道路台帳で管理できる範囲といたしましては、側溝の位置や大きさ等の構造的なものでありまして、その状況状況につきましては、日々使っている間に変わっていくというところがございます。それを市が行う道路パトロールと、市民様からの連絡等を情報とさせていただいて、日々の日常管理に使用させていただいている状況でございます。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  今日の質問の趣旨は、これから入っていくんですけども、先ほど申し上げましたように、今、この元気な草津市のときに、やはり総合的に側溝を、将来的にきちんとしていただきたいという趣旨で、今回質問させていただいているんですけども、そして、今の答弁聞いておりますと、きちっと管理はできつつあるし、どこにどんな側溝がというのを分かっているというふうな御答弁でしたので、その答弁を基に次の質問に入っていきたいと思うんですが、今回の質問をしているときに、ネットでいろんな側溝の新しい関連情報を見ることができました。従来の側溝形式が大変に管理しやすい形式に変わってきております。新しく開発された住宅街は、このような新しい側溝になってきているわけでございますが、先日、草津市第二学校給食センターの市議会に対する内覧会がございました。最新の設備が設置され、おいしい給食が始まってくるのに期待したのですが、私は、この新しい草津市第二学校給食センターの真新しい側溝に向きました。ちなみに、次の質問に入る前に聞いておきたいんですが、この学校給食センターの側溝の清掃は、どれぐらいの期間でされる予定でしょうか、お聞きします。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  第二学校給食センターの側溝の清掃につきましては、他の道路側溝と同じく、沿線の皆様に御協力をいただき、清掃をお願いすることになりますが、清掃の期間につきましては、側溝の流れを阻害する土砂の堆積状況等に応じて変わるものと考えております。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  確か私の見た側溝は、フェンスの中にありましたけど、給食センター敷地内なんですけど、あの敷地内、近くの方にしていただくんですか。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  敷地内の側溝につきましては、その施設を利用されている、今回でいうと給食センターの施設を運営している側のほうで、もう一つ言い換えますと、市のほうで、今の給食センターを管理している部署のほうで、清掃を実施するという形になると思います。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  教育委員会どうでしょうか。これどれぐらいの間隔で清掃させる予定。本来、そちらが先に答えはると思ったんですが、お願いいたします。
○議長(伊吹達郎)
  南川教育部長。
○教育部長(南川 等)
  給食センターの中の側溝につきましては、非常にごみが、ごみといいますか、落ちにくい構造になっておりまして、いわゆる円形側溝的な水だけが側溝の中に落ち込むような構造の側溝を使わせていただいておりますので、清掃につきましては、ほとんど心配がないというふうに聞いております。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  本当に新しい側溝なんですよ。今日写真持って見ていただいたらよかったんですけど、最新型が入っているんです。間違いないんです。今、清掃の予定がないというような御答弁でございましたが、そのことを前提に、次の質問に入っていきますで。
  草津第二学校給食センターの真新しい側溝と違い、従来型の古いコンクリート蓋が多い町内会では、毎年一斉溝清掃を市民の皆様が行われています。古くなっているコンクリート蓋に悪戦苦闘しながらの溝掃除です。
  そこで、草津市のホームページには、道路側溝蓋脱着機の貸出し及び使用方法が紹介されています。しかし、この道路側溝蓋脱着機、通称ラクチャンというそうですが、各まちづくりセンターには1台しか設置されているだけです。
  先日、あるまちづくりセンターに確認いたしますと、貸出ししたことはないし、市民の方々は御存じないのではないかと懸念を持っておられました。さらに、もし貸出し要望があっても、学区に1台しかないので、一斉溝掃除には対応できないのではないかと懸念もされていました。
  果たして、どんなことに市民の皆様は御苦労されているのか、この溝清掃、それを把握されているか、お聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  議員御指摘のとおり、古いコンクリート蓋を上げての清掃は、大変重労働でありますが、定期的に清掃いただいていますことを、市民皆様にはこの場をお借りして感謝申し上げます。
  また、一斉側溝清掃での市民の御苦労につきましては、側溝の深さや蓋の構造等による清掃の大変さに加え、今まで地域の皆様に御協力いただいていた作業が、高齢化や地域コミュニティの希薄化が進むことにより、難しい状況になりつつあるということを認識しております。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  ここに、ホームページにございますラクチャンの説明書きを印刷してきたんです。これはもうホームページ見ていただければ分かりますんで、あえて紹介いたしませんが、物すごく大きな、結構てこの原理を利用した、すぐぱっと使えるようなもんではないんです。何回か練習しないと、あれだけの重たいコンクリートの蓋をラクチャンと書いてありますが、とてもじゃないけど楽に上げることができないような器具です。これもほとんどの方が御存じない。先ほど申しましたように、一度に清掃があった場合、貸出しができないわけです。何か所もありますから。
  となってくると、先ほどからずっと質問を重ねていっておりますが、次の質問する前にお聞きしておきたいんですけども、今現在、元気な草津市、確かに財政シミュレーションも厳しいとおっしゃいますが、黒字を続けている草津市、この側溝に対する将来的に、今新しい住宅、先ほど給食センターもそうですが、非常に差が出てきております。
  先ほど、冒頭に部長のほうから管理はちゃんとできていますと、どこにどんな側溝がついてて、どういうふうな感じになっているか把握していますという答弁がございましたが、であるならば、これから、それが何年計画になるか、どうなるかは予算の問題だとか、場所の工事の問題とか、いろいろな問題絡んできますが、この側溝に対して、本当に市民の方が苦労せずに、先ほどちょっとコミュニケーションの話が出ましたけども、ある意味、年に1回だけ、私も町内でやりますけども、日頃見ない方も出てこられて、お久しぶりですねとか言いながら、清掃しているわけでございますが、でも、苦労絶えないわけです。
  となってくると、この側溝に対する考え方、本当に足元をしっかりまとめていく。改良していく。今、草津市第二学校給食センターにあるようなあの最新型の側溝が、理想的には全市内にできれば、非常にいいことやと思うんですが、そういう側溝に関して、これがどう改善していこうかということは、何か御計画、お考えはおありでしょうか、お聞きします。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  現在、道路側溝につきましては、道路を新設とか改修をする際や、新しく開発される場合につきましては、掃除はしやすいように、維持管理しやすいように、5メートルに1か所のグレーチングを設置させていただいておるところでございます。
  後、旧来の側溝につきましては、その構造等によりまして、今のグレーチング等が設置できるところと、できないところとがあります。
  また、あと延長的にもかなりの膨大な延長がありますことから、補修や改修をする際には、そういう点も考慮した上で、設計施工をしていきたいというふうに考えておるところでございます。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  それこそ、先ほどの土肥議員の質問ではございませんが、将来どうしていくかという答えが、本当にそれが、今あるならその情報に応じて、ちょっと大変言葉が表現しにくいんですが、後追いで直していらっしゃる。そのときに、できれば改修するという話ですね。確かに、側溝も小さい、狭い側溝もあれば、大きい側溝もあって、今から全部それをやり直すというたら、すごいことになってくると思うんですよ。
  だからこそ、計画しながら、先ほど面で、ポイントで、両方で押さえているということでございまして、管理もしているということでしたから、この辺はそういう側溝が多い。この地域は、ある程度、もう半分ぐらい新しくなっているというのは、大体分かってくると思うので、じゃあそのなっていないとこをどう手を打っていくのか、何年計画でおさえればいいのか。幾らぐらいかかっていくのかというような計画を立てられるようなことは考えていらっしゃらないのでしょうか、お聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  道路の維持管理、構造物の維持管理につきましては、議員御指摘の側溝も重要な施設でありますし、またそのほかの施設として、舗装や橋梁等々の道路施設は多種多様にございます。
  現在のところは、道路施設として、重要施設という位置づけのある橋梁等の道路が通行が可能かというところを中心にさせていただいているところでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  要するに、おっしゃるように、優先度がありますので、そっちを優先するのは当たり前でございますし、それはもう市民の安心安全の向上につながると思いますので、それはそれでいいんですけども、やっぱり側溝も、これ本当に時間かかると思うんです。先ほど500何キロあるわけですから。その中のどんだけの側溝という、多分データ出てくると思いますけども、だからこそ、今から計画を立てていただいて、どれぐらいの予算かかるんだ、理事者に対して、市長に対して、こんだけの予算かかります。これは10年計画、20年計画かもしれませんということで、大きなプロジェクトであれば、そういう計画が立てられるわけですけども、本当にこういう地元の足元もしっかりそういう計画を立てていただきたいと思うんですけども、その計画を立てられることは、できないのか、できるのか、それはすぐどうこうじゃないですけども、もし挑戦するとしたらできるということは考えられないでしょうか、お聞きします。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  最初の答弁もさせていただきましたが、道路側溝の状況につきましては、道路パトロールや市民の皆様からの通報等において、情報を集積し、どの路線の側溝の状況があまりよくないかというところについての把握はさせていただいておりますことから、そういうところをポイントに、今後、どの時点で、どの箇所の側溝を直していかなければいけないかというところは、計画的にやっていきたいというふうに考えております。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  地道な計画、また活動になりますけども、ぜひ、本当に市民の安心安全を考えながら、そのポイント、面でお願いしたいと思います。
  そういうのを全部含めて、次の質問に入るんですけども、草津市第二学校給食センターのような最新式の側溝でない地域で行われております一斉溝掃除は、ある意味地域のコミュニケーションを深めるために必要と考えますが、果たして、一年に一回は必要なのでしょうか。一斉溝掃除の当日が雨であれば、その年は中止になります。翌年掃除をしてみますと、意外と掃除が必要とは思えない場合もあったりします。この一斉溝清掃のこれからについて、市の所見をお伺いします。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  今後の一斉側溝清掃につきましては、側溝内の土砂の堆積量等、周辺の土地利用や流入する排水、道路の利用状況により変わりますことから、現地の状況に応じて、御協力をお願いしたいというふうに考えております。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  今のお言葉で、あえて云々しませんし、それで、そういう考えでいきたいと思います。あとは町内会で決めていかれることなので、市がどうこう言えないと分かってお聞きしたんですけども、そういう状況に応じてという、答弁いただきましたので、今日皆さんこれ公開していますので、また町内会の方もそういうことで、じゃあ判断していこうかというのはあるかもしれませんので、分かりました。
  じゃあ、この質問の最後に、冒頭で申し上げましたが、ところどころに極端に深い側溝がありますが、深い側溝ほど蓋が設置してないことが多いんです。安全性はいかに担保されているのか、お聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  深い側溝の安全性につきましては、側溝の構造や現地の状況を確認し、地域の皆様からの情報を頂きながら、対策を検討しており、蓋の設置のほかに、ポストコーンや路面の着色による危険箇所の明示など、それぞれの場所に応じた安全対策を行い、通行する方に注意を促しているところでございます。
  今後も、安全で安心して道路を利用いただくためにも、市による通行環境の整備に加え、市民の皆様の御協力をお願いしたいというふうに考えておるところでございます。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  今おっしゃっていただいたポストコーンとか、それから着色、オレンジ色ですか、着色されております。
  ただ、オレンジ色は見えにくいんです。車が通って云々でないと見えないので、特にそういう深い側溝ほど、狭い道に多いんです。うちの近くにも1件ありまして、今担当課のほうに、何とかしてほしいとお願いしているんですけども、着色は一応してあるんです。してあるんですが、落ちはったんです。御婦人の方が。だから、そこで何とかしてほしいともう一回頼んで、今まだ返事貰ってないんですけども、できたら、ポストコーンもやし、だから、細い棒が、ちょっと名称よく分かってないんですけど、白い上に反射板のついたああいうのを打っていただければ、そんなスペース要らないので、いいんじゃないかなと思うんですけども、そういう深い側溝のとこは、そういうのを全部していくというのは、先ほど管理をされているということなので、今から先、もう市民の方から苦情くる前に、そういうとこを計画的に、できたら反射板のついた細い棒、ちょっと名称分からなくて申し訳ないですけど、をつけていくというのは、先に先にできないでしょうか、お聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  打田建設部長。
○建設部長(打田敏之)
  全ての安全対策につきまして、一つのやり方ということは、なかなか現地の状況によって、何が一番いいかということにはならない場合がありますので、先ほどの色も含めまして、安全対策につきましては、地域の方や沿線の方々の御意見も聞きながら、お話合いの上で、対策をとってまいりたいというふうに考えておるところでございます。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  ぜひ、早めに安全対策を、おっしゃったように、その場、その地域で違ってくるとおっしゃっておられますので、その地域で確認しながら、安全対策よろしくお願いしたいと思います。
  この1問目はこれで終了いたします。
  じゃあ2問目に入ります。
  これから、ますます重要になってきます地域包括支援センターについて、お聞きいたします。
  皆様も御承知のように、地域包括支援センターは、市町村が設置主体となり、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等を配置して、住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、地域の住民を包括的に支援することを目的とする施設と介護保険法第115条の46第1項に説明されています。
  今現在は、私の亡くなった母も大変にお世話になりましたが、地域の高齢者の皆様の支援中心に、日々活動を展開されておられます。
  これからも、ますます市民の皆様の認知度も上がっていき、より重要なセンターとしての活動が期待されており、設置目的であります住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、地域の住民を包括的に支援することを目的とすることを達成するためには、これからの住民自治の中心となっていく各まちづくり協議会との連携が、必要になってまいると思われますが、果たして、今の場所でいいのでしょうか。
  草津市内の地域包括支援センターは、中学校区に1つずつ6か所が設置されていますが、草津地域包括支援センター以外は、全て高齢者施設に間借りをしている状況であります。果たして、このような状況で、将来的に障害のある方々等、全ての住民への支援センターになっていくためには、現状でいいと考えておられますか、お聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  増田健康福祉部長。
○健康福祉部長(増田高志)
  地域包括支援センターにつきましては、その担当圏域の基準を、国において、高齢者人口が概ね3,000人から6,000人としており、本市においては、中学校区を日常生活圏域とし、圏域ごとに事業を地域に根差した社会福祉法人等へ委託することで、きめ細やかな高齢者支援ネットワークの構築や、まちづくり協議会を含めた地域との連携強化を図っているところでございます。
  今後、地域共生社会を見据えた中で、地域包括支援センターが、障害や子育て、そのほか様々な課題等について、幅広く地域住民の相談支援を展開していく可能性についても、選択肢の一つであるとは考えておりますが、現時点においては、介護保険法に基づく地域支援事業として、高齢者や高齢者を取り巻く住民の様々な相談支援を包括的に行う機関として、委託先である各法人において、適切に運営いただいているものと認識をしております。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  現状は、確かにおっしゃるように、順調に動いているとは思うんですけども、冒頭申し上げましたように、草津市の高齢化も、これから高くなっていくわけでありますし、また本来の目的である住民の安定した生活という観点からすると、今のままでいいのかということを、ここで質問したんですけども、これが5年先なのか、10年先なのか、草津市は、今から10年以上まだ人口は増えるという予定でございますので、それ以降になるのかなという気はするわけでございますけども、今のままで、現状高齢者のみの対応だけでよしとするのか、しないのか、将来的に、本当に一人一人の住民の方、年齢関係なしに、男女関係なしに、住民の方1人に対してやっていくためには、現状のままでいいかどうかという考えはいかがかと思うですが、所見をお聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  増田健康福祉部長。
○健康福祉部長(増田高志)
  現在、高齢部門においては、先ほど申し上げましたとおり、中学校圏域を中心に包括を運営いただいているということでございます。
  例えば、一方で、障害については、湖南4市を1つの圏域として、各法人が、指定管理であったり、委託であったり、あるいは法人自身が指定を受けて、相談支援を行っていただいているということで、その相談支援のスキームが、やはりちょっと異なっているという部分があって、なかなかこれを一足飛びに、機能を1か所に集積すると、例えば学区単位に1か所に集積するというのは、なかなか難しいのかなというふうに思っております。
  したがいまして、この地域共生社会を見据えた今後の展開といたしましては、今ある様々な資源、これはもう高齢部門、障害部門、あるいは子育て、医療を含めて、そういったものをネットワーク化して、どこにどんな相談を持っていっても、適切な支援につながっていく、そういった仕組みをまずはつくっていく必要があるのではないかなというふうに考えております。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  これは、専門的な見地からの考察だと思うわけでございますけども、そうであるならば、やはりこれから草津市は、まちづくり協議会というのを重要視されていかれるという方針、間違いないですよね、これ全体として。
  そこにいろんな情報が、これから入ってくると思うんです。先ほど、災害時の、要援護者の話がございましたけども、あれも危機管理課だけの話じゃなくて、まちづくり協働部も関係してくるし、福祉も関係してくる話で、それ以上、私がいつも申し上げております、総合力の発展から考えていきますと、今、部長がおっしゃったことを実行するためにも、これから本当に住民の方々の中心拠点となりますセンターに、たとえ、その全部が全部移すんじゃなくても、そういうコーディネーターがいらっしゃるとか、言葉が分かんないですけど、連絡要員がいらっしゃるとか、というのがこれから必要になってくるんじゃないかなという気がするんですけども、この観点からすると、まちづくり協働部はどう考えられます、そんなんがもし来たら、かえって邪魔になりますか。それが、ほんとこれからのまちづくり協働を考えたときには、そういう施設があったほうがやりやすいか、やりにくいか、いかがでしょうか。
○議長(伊吹達郎)
  岡田まちづくり協働部長。
○まちづくり協働部長(岡田芳治)
  地域が抱える課題といいますのは、高齢化社会の対応とか、様々でありまして、地域の特徴や特性に生かして、それぞれセンターの整備におきましては、地域の方々主体になって、まずは考えていただいて、それを市が協議進めながら整備していくということですので、今後、地域のそういう考えいうのを重点的に進めていきたいと思います。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  今の答弁は、次の質問が非常にしやすくなってきたんですが、草津市のホームページの草津市協働のまちづくり条例の説明のところに、次のように、まちづくり協議会の重要性がございます。
  それは、ライフスタイルや価値観の多様化、地域社会におけるコミュニティの希薄化等を背景とし、市だけでは解決できないこと、市民だけでも解決できない問題が増大しています。このような地域課題を解決するために、協働による取組が重要となってきており、これまで進めてきた協働の取組をさらに一歩前に進めるために条例を制定しました。と。
  この観点からすると、多種多様な課題に対して、協働の活動を推進していくまちづくり協議会にとって、これから地域包括支援センターは、より大事な機関となっていくと思うわけであります。
  期せずして、笠縫東、矢倉、玉川、老上と、まちづくりセンターの整備計画が進行中でございます。ぜひこの機会に、それぞれのまちづくり協議会と綿密な協議と確認の下、今おっしゃったとおりです、確認の下、地域包括支援センターとまちづくりセンターを合体し、複合センターとして、より地域に密着した運営を実施できるような計画はできないのでしょうか、お聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  増田健康福祉部長。
○健康福祉部長(増田高志)
  地域包括支援センターにつきましては、地域との連携を強化するため、センター職員が地域に赴き、地域の方々と直接顔を合わせることで、民生委員や、まちづくり協議会を含めた地域の皆様からセンターに相談がつながりやすくなるよう努めており、既に幅広いネットワークの構築ができているものと認識をしております。
  また、相談・支援につきましては、相談者の状況に応じた相談を実施しておりますが、御本人や御家族等が、直接センターに来所されての相談は、令和2年度で相談全体の6.7%でありまして、電話相談や職員が訪問するケースがほとんどとなっております。
  こうしたことから、地域包括支援センターにつきましては、現状においても、相談・支援や地域との連携など、その機能は果たせており、御提案いただきました地域まちづくりセンターとの複合施設化はなくとも、設置目的は今後も達成できるものと考えております。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  まちづくり協働部はどう考えられますか、お聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  岡田まちづくり協働部長。
○まちづくり協働部長(岡田芳治)
  先ほど、健康福祉部長も答弁いたしましたとおり、国の基準等もありますので、まずは地域まちづくりセンターと地域包括支援センターが連携しながら、高齢者の暮らしを支えるソフト面での連携というのが重要ではないかと考えています。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  今、草津市で非常に頑張っていますキラリエ草津、市民総合交流センター、これをつくるときに、確かいろんな施設が1か所に集まったほうが、顔と顔が見えてやりやすいというようなことをおっしゃったという答弁を覚えておるんですけども、今現在、別にちゃんといけてますよという御答弁がございましたけども、これから地域包括支援センターの活動は、広く大きくなっていくと思いますので、そこから考えると、今の現状のほうで、本当にいいのかどうかというのは疑問になってくるんですし、メリットがあるのか、デメリットがあるのか、この辺が、もしデメリットがあると考えるならば、どんなことがあると考えられますか。今、強いて現状いっているので、別に一緒にならなくてもいいということがデメリットなのか、どうでしょうか、お聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  増田健康福祉部長。
○健康福祉部長(増田高志)
  デメリット・メリットという点で申し上げますと、なかなかちょっと難しい部分があるんですけれども、先ほど申し上げましたとおり、障害分野と高齢分野、あるいは子供の分や、様々相談支援のスキームが、今異なっている中で、将来的にそれらを一体化して、各学区ごとにという考え方が、市の中もそうですし、各事業者においても、まだ共有されてない、そういう共有されてない中で、そのハード整備を先行するというのは、少しちょっと無理があるのかなというふうには考えております。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  まちづくり協働部は、今の質問いかがでしょうか。
○議長(伊吹達郎)
  岡田まちづくり協働部長。
○まちづくり協働部長(岡田芳治)
  当然、地域の話し合いで官民合築等をつくるかどうかという、まず一旦御議論いただく必要があるかというのと、あと実際に、先ほど健康福祉部長が答えましたように、実際にセンターへ来られる方が6.7%というような状況いうのをお聞きしましたので、そうした中で、民の方も、本当に事業費を出してでも、そうして官民合築棟を望まれるのか、というようなことも、今後確認していく必要もありますし、そういったとこも含めて、担当部署と協議、検討を進めていきたいと思います。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  それは、現状分析かのお話でございますので、今日は将来に向かった話をさせていただいておりますので、まちづくりセンターは、これから本当に皆様の、これからの草津市の住民の方たちの中心センターになっていかなあかんわけでしょ。そこにいろんな機能が入ってくるというのは、何の問題もないかという気がするんです。ただ、今現状は、必要もないという考え方かもしれませんが、これから将来考えたときに、私は必要じゃないかと思って、今日質問させていただいて、もう今日明日の話じゃないので、今おっしゃっていただいたように、地域の問題もあります。また、こちらの事業者の問題もあります。いろんな問題が絡んできていますので、今日でどうこうするではないわけでありますけども、一つのとっかかりとして、きっかけとして、今日質問させていただきました。今、議論聞いてまして、本当に草津市の市民のことを大事に考えていらっしゃる橋川市長、これからの、この今の問題なんかは、どういうふうにお考えでしょうか、お聞きいたします。
○議長(伊吹達郎)
  橋川市長。
○市長(橋川 渉)
  地域まちづくりセンターを地域のまちづくり協議会で、地域の福祉のためにもしっかりと運営をしていただいておるわけでございますけれども、そういった中で、地域まちづくりセンターと地域包括支援センター、これの役回りをどうお互いに連携を取っていくかということも大変重要な課題であるなと認識はしております。
  ただ、その地域包括支援センターの経費については、これは、国県市の負担と、また介護保険料からの負担も合わせて運営がなされているというところもございますので、今、御提案がございますように、各小学校区に、この地域包括支援センターを設置をするということになりますと、多額の国の基準を上回ることにもなりますから、市の負担が多額になる、あるいは介護保険料の引上げも必要になってくるというような、大きな課題がございますので、現段階でそれを統合するとかいうことは、大変難しいなという考えでございます。
  しかしながら、これからの超高齢化、あるいは高齢者の急増といったことも踏まえ、あるいは地域共生社会というものも進めていくという中においては、これは社会保障制度とか、あるいは介護保険制度という国レベルの大きな捉まえの中での国民的な議論をしっかりと今後に向かって、していかなければならないなということも考えているところでございます。
○議長(伊吹達郎)
  西村議員。
○23番(西村隆行)
  橋川市長ありがとうございました。これから、こういう形で、いろんなことで、これからの草津市をしっかり住民の観点から考えていきたいと思っておりますんで、よろしくお願いいたします。
  以上で終わります。
○議長(伊吹達郎)
  これにて、23番、西村議員の質問を終わります。

市民相談

皆様の思いを承りました。

3月度の市民相談の分野別
道路関係 4
医療介護関係 2
障がい者の方に関すること 3
お金に関すること 5
市役所関連 3
法律関連 1
教育 5
交通 0
その他 6
合計 29

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