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2022年2月草津市議会定例会一般質問 西村隆行議員


質問項目
〇当初予算編成について
 1.最高の予算編成ができたと考えているか。
 2.市民の信託に充分に応えられているか。
 3.どのようにして、市民の声を聴かれたのか。
 4.市民の声から決定した予算は。

〇子ども医療費助成費の拡大について
 1.決定の経緯を伺う。
 2.他の施策との優先順位は。
 3.中学校卒業まで通院医療費助成を拡大の予定 はあるか。
 4.拡大時期は。

◆23番(西村隆行)
 公明党の西村でございます。
 まず冒頭に、今、この時間ウクライナではほんとにロシアの侵略に耐えてらっしゃる。この先日も議会といたしまして決議をさせていただきましたけども、本当に一日でも早い、早期終結を願っておりますことを、まずお話し申し上げます。
 今回は、どうすれば市民の皆様の御期待にお応えできる予算が組めるのかを、令和4年度当初予算全体と拡大予算でございます子ども医療費助成費中心にお聞きしたいと思っております。昨日も経営者の立場、観点から瀬川議員や西田議員が鋭い質問をされましたけども、私も私の観点から、あれほど鋭くはできませんが、質問を展開しようと思っております。
 昨年12月に発表されました令和4年度予算編成方針によりますと、令和4年度の予算編成について、第6次草津市総合計画において定められた第1期基本計画の2年目に当たり、計画の目標達成に向けての着実な前進が求められる。
 第6次草津市総合計画の将来ビジョンである、ひと・まち・ときをつなぐ絆をつむぐ ふるさと 健幸創造都市 草津の実現に向け、SDGsの理念を取り入れ、これまでのまちづくりの歩みを止めることなく、未来を一歩ずつ切り拓いてかなければならない。
 さらに、草津市健全で持続可能な財政運営及び財政規律に関する条例及び財政規律ガイドライン(財政運営方針)に基づき、各種財政指標の動向に留意するとともに、急速に変化する社会の状況や市民ニーズを的確に把握し、質・量ともに最適な行政サービスを実現するためには、部局内マネジメントを通じて事業の重点化を図り、最小の経費で最大の効果を生み出せる予算編成に努めなければならない。
 こうした点を踏まえ、非常に厳しい財政状況にあっても、全職員が一丸となり英知を結集し、地域の課題を見抜き、市民のニーズに対応した施策を適切かつ効果的に展開することとし、14の事項に留意して予算編成を行うものとするとございました。
 14の事項には、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた予算見積や健幸都市づくりの推進や、ゼロカーボンシティくさつ実現に向けた取組等が挙げられておりました。
 さらに、開会日におきますところの橋川市長は、施政方針提案理由説明に、今日までの取組につきましては、全国の都市を対象といたしました住みよさランキングにおきまして、近年高い評価をいただいておりますが、こうした評価に甘んずることなく、子育て世代を中心とした選ばれる都市としての地位を維持するとともに、さらなる向上を目指し取組を進めてまいりたいと考えてございますと説明されておられました。
 果たして、毎度そうなんですけども、橋川市長はじめ市職員が大変な思いをして編成された令和4年度当初予算は、この予算編成方針と施政方針提案理由説明の観点から判断して、最高の予算編成ができたと考えておられますか。お聞きいたします。

○副議長(山元宏和)
 答弁を求めます。
 田中総務部長。

◎総務部長(田中義一)
 予算編成方針の観点に沿った予算編成ができたかにつきましては、既存事業の廃止・見直しなど行財政マネジメントを行う一方で、現在の最優先課題でございます新型コロナウイルス感染症への対応のほか、従来から重点的に施策展開をしてまいりました教育や子育て支援といった次世代の育成支援の充実に加え、(仮称)草津市立プール整備事業をはじめとした未来への投資となる大型事業や、ゼロカーボンシティくさつ推進費などの将来を見据えた課題に対する新規事業を盛り込むなど、財政規律に留意しながらも、変化する社会情勢や将来予測されます課題にも対応した方針に沿った予算編成ができたものと考えているところでございます。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 質問がちょっと中途半端な最高と思われますかどうかという質問をしたんですが、今答弁がございましたけども、もし100点満点にすれば何点ぐらいの予算になったと思われますか。

○副議長(山元宏和)
 田中総務部長。

◎総務部長(田中義一)
 予算編成といたしましては、100点であると考えているところでございます。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 では、その答弁を基にして、次の質問に入ろうと思いますが、次に財政運営に関し、自立した自治体としての基本的な事項を定めることにより、財政規律を確保し将来にわたって健全で持続可能な財政運営を行い、もって市民福祉の向上を図ることを目的に制定されました、草津市健全で持続可能な財政運営及び財政規律に関する条例の第3条に、市長は市民の信託にこたえるため、予算編成権が自らにあることを自覚しつつ、前条に規定する財政運営の基本方針に基づき、将来にわたって健全で持続可能な財政運営を行うために必要な措置を講じねばならないとありますが、市民の信託に十分にこたえた予算編成と自信を持っておられますか。100点の自信を持っておられますか。お聞きいたします。

○副議長(山元宏和)
 田中総務部長。

◎総務部長(田中義一)
 市民の信託に十分にこたえられているかについてでございますが、各部局におきまして、地域社会の様々な課題解決のため、現場の声を十分に聞き、現状を把握し、限られた財源や人的資源の下、最小の経費で最大の効果を生み出せるよう、各部局のマネジメントの下、予算編成を行ったところでございます。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 では、具体的に今回の当初予算の、簡潔で結構でございますが、編成過程をお教え願えますか。

○副議長(山元宏和)
 田中総務部長。

◎総務部長(田中義一)
 編成過程につきましては、まず、それぞれ所属のほうの担当から、事業についての検討。それをした結果として予算の要求が上がってまいります。それにつきまして、所属内で、まずその内容を精査をし、それが部内において部内マネジメントということで、限られた財源の中での調整、あるいはまた人的な資源、これが対応できる範囲内でということで部内での調整が行われます。
 それが行われた結果、総務部のほうに一次の要求ということで上げられてまいります。それに対しまして、今日の現状、また他部局の事業の優先状況、そういったものを見ながら、財政サイド、また総務部門のほうで一旦精査をさせていただき、所属のほうに返させていただくという状況でございます。
 その結果を受けまして、所属のほうからは、その内容を精査、また必要性を勘案した後、復活要求ということで上がってまいります。そういった重要な中におきまして、理事者を踏まえた中での事業の精査を行わせていただいているものでございます。
 なお、大きな事業につきましては、予算要求の前の段階ということで、夏場に課題の提起を事前に受けております。そのときには、予算要求までに整理いただく項目ということで整理をさせていただき、その必要な事業を精査した上で、今回の要求、また最終的には予算として挙げさせていただいた内容となっております。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 私は、議員になってから約19年、毎年この2月期の定例会で予算の審議をさせていただいてるわけでございますが、ずっとこの19年間思い続けておりますのは、本当にこの予算っていうのは、誰のためにある予算なのか。どなたの意見を聞かれて、どこを把握されて、この予算を作っていただいているのか。中にはどうしても必要な経費もございます。
 新規、拡大、いろんな予算の編成方法があるわけでございますけども、今あえて編成過程をお聞きいたしました。先ほど、今回は100点満点の予算ができたと思っていらっしゃるということで答弁がございました。
 先ほどの条例の中に信託という言葉が出てまいります。この信託とは、様々な手続や決定を個々の契約によらず包括的に信用する他者に委託することということでございますが、私たちは皆様の行政に大切な大切な市民の皆様の税金をお預けしてるわけでございます。
 それをよくおっしゃいますけども、また市長も所信表明で言われましたけども、市民の皆様にいかに還元していくか。最低のコストで最高の成果を出すように、市民生活の安心安全の向上のためにどう使っていこうとしてるのかを説明されてるわけでございますが、今編成過程を聞きますと、多分最初の各部局の前にあると思うんですが、どのようにして市民の皆様の声を聞かれたのですか。そこをお聞きいたします。

○副議長(山元宏和)
 田中総務部長。

◎総務部長(田中義一)
 市民の皆様の声をどのようにくみ上げたかにつきましては、各学区でのまちづくりトークや市長への手紙、また町内会等からの御要望はもとより、職員が日々の業務に取り組む中で市民の皆様からのお声をお聞きしているところでございまして、そのような声を受けての対応とさせていただいてるところでございます。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 では、具体的に今年度の令和4年度当初予算概要の中で、特にどの予算が市民の皆さんの声を直接聞かれて決定された予算でございますか。幾つか御紹介いただけませんか。皆さん分かりやすいように、この予算概要のできましたらページ数いただければありがたいと思います。

○副議長(山元宏和)
 答弁をお願いいたします。
 田中総務部長。

◎総務部長(田中義一)
 市民の皆様のお声を具現化しました予算についてでございますが、子ども医療費の助成事業の拡大、ごめんなさい、ちょっとページ数、主要な事業の概要の中の項目としては上がっておるんですけども、ちょっとページまで答弁の用意しておりませんので申し訳ございませんが、今の子ども医療費助成の拡大、あるいは造血幹細胞移植後等の予防接種再接種助成費、まめバス事業の実証運行費、自然環境保全地区における危険木除去費用等の補助金、コロナ対策事業など、多くの事業について市民の皆様のお声を受けて、予算化をさせていただいたと考えているところでございます。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 それだけですかと言いたくなるんですね。確かに、直接聞いていらっしゃるのと、先ほどの説明の中にも状況判断をされて、またいろんなニーズをっていうことなので云々ではあるんですが、何か寂しいですよね。こんだけの予算があって、項目があって、今挙げはったのが確か4つですよね。ほんとにそんなんしかないですか。
 やっぱり各部局でいろんな市民の方の声を聞いてらっしゃって、やってらっしゃるんじゃないかと思うんですが、先ほどの女性のふれあいの云々だって、つながりの事業費だったりですね。こんなんも今必要な予算ですよね。市民ニーズ見ていってらっしゃるわけですよね。
 ならもっと自信を持って、これもこれもって挙げはるかと思ってたんですが、今までほんとに市民の声が反映された予算、あとは直接っていうか、市民の予算、お声が反映されないとは言いませんが、直接聞いてらっしゃらない予算なんですか。お聞きいたします。

○副議長(山元宏和)
 田中総務部長。

◎総務部長(田中義一)
 今お答えをさせていただきましたのは、主なということで挙げさせていただいたものでございます。本当に小さな声を受けて行わせていただいている事業もございます。また、本当に金額的には小さいということで、特に予算概要の中にも挙がっていないような事業もございます。
 大きな事業でいいますと、子ども見守り防犯カメラ。ああいったものを本当に市内危ないところが、より犯罪を防いでほしいっていう、そういった大きな声を受けまして事業化させていただいたものでもございます。
 そういった形で、様々な事業については皆様の声を聞かせていただいての反映でございます。今言わせていただいたものは小さいですけれども、各所にそれぞれの所属において、皆様からのお声、これを反映した事業が入っておりますので御理解賜りたいと思います。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 先ほど申し上げましたが、ほんとに19年間、この予算審査をさせていただくときに、時間があんまりないんですね。今回でも開会日にこの予算が上程されまして、その1週間前に議会運営委員会がございますので、その時点で私たちにこの最終予算が上がってまいります。ずっと審議をするということで、今一般質問、代表質問があって、明日からは各常任委員会が始まり、そして予算常任委員会が4日間にかけて始まっていくという。だから、約1か月ぐらい、先ほど編成過程お聞きいたしましたが、多分1年から半年前後かけて予算っていうのは組んでらっしゃると思うんですね。それを議会のほうでは約1か月で審査をしなきゃならない。
 昔大学の教授で、こういう行政学に強い方が、本当に議員が何百億円という予算を審議する、また決議するには、その前の晩は眠れないぐらい本当は悩まれるはずだというお話を聞いたことがございます。私たちもほんとにこの市民の皆様からお預かりしている税金をどう使っていくか。これは、二元代表主義の市長には予算上程案と執行権がありますが、私たちにはこの議決権があるという。非常に、ずっとこの19年間、予算何とかもっと市民の方とキャッチボールをしながら、本当にこういうのでいいのですか。合ってますか。それは私たち市民側として、代表として決裁していくのは当たり前なんですけども、それ以前にも何かできないのかなっていう気もするんですが、その審議過程でいろんなことされてると思うんですけども、そういう何か方法っていうんですか。ほんとにもっと予算が市民の方と一緒になって、私たちの意見が通って、この予算ができたんだな。私たちの声が通ったんだなというような工夫というか、対応というかいうのは何か考えてらっしゃることがございましたらお聞きします。

○副議長(山元宏和)
 田中総務部長。

◎総務部長(田中義一)
 先ほど御質問いただきました予算の編成過程という中でもお話を少しさせていただきましたけれども、予算編成の前に、夏の間に、大きな事業、新年度に組み込む大きな事業等、あるいは将来に進める大きな事業については、財政フレームという中で一定大きな事業についての説明をさせていただいております。
 そういった形で事業の大枠を示させていただいた中で、やはり皆様からお声をいただく部分も多々あろうかと思います。そういった御意見をいただいた中で、それを反映して、またそういった事業につきましては、時間もかけながら課題を整理した上で予算に反映させていただき、この場の予算の中に入っているという状況でもございます。
 そういった形で、今事業については皆様からの意見、声を反映させていただくというものもございますし、小さなもの、こういった概要の中には入らないものについては、日々の事務の中で御要望、あるいはお声を聞かせていただいて反映させていただく。そういった耳を職員は持っているというふうに思っております。
 そういった声をお聞かせいただき、より良いもの、より良い成果に結び付けていきたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 ぜひ、今の御答弁を皆様が共有していただきまして、また七百数十名の全職員も共有していただいて、ほんとに市民の皆さんが喜んでいただける予算を、これからもお願いしたいと思います。
 次に、今まで多くの市民の皆様が要望しておられました、やっとこれなんですけど、令和4年度当初予算の主な事業の未来を担う子ども育成プロジェクトの拡大分の子ども医療費助成費について、ちょっと詳しくお聞きしたいと思います。
 この予算は、現在小学3年生までを対象といたしました通院医療費の助成について、令和4年10月1日から、予算通りますと、小学校卒業までのお子さんに対象を拡大し、助成をされる予算でありまして、対象者数見込みは4,187人と聞いております。
 現在、県内の他市を調べてみますと、通院医療助成費を中学校卒業までしている市は、近江八幡市・湖南市・高島市・東近江市・米原市でございまして、小学校卒業までが大津市・甲賀市、小学校3年生までが彦根市・守山市・栗東市・野洲市で、小学校就学前までが長浜市となっております。これ2月現在と思うんですけども。
 今回の草津市の小学校卒業までの通院医療費助成は決して早くなく、私はむしろ遅過ぎるんじゃないかと思いますが、子育て日本一を目指しておられる草津市において、他の子育て施策との優先順位やバランスを今まで考えてこられたと思いますが、この予算決定の経緯をお聞きいたします。

○副議長(山元宏和)
 答弁を求めます。
 増田健康福祉部長。

◎健康福祉部長(増田高志)
 子ども医療費助成費の拡大につきましては、全国的には都道府県の補助制度を活用して実施をしている市町村も多くありますことから、本市では、これまでから、滋賀県に対しまして、助成制度の拡大を要望してきたところでございますが、現状、その実現には至っておりません。
 こうした中、新型コロナウイルス感染症の影響による経済的不安など、社会を取り巻く環境が大きく変化し、市として子育て世帯の負担の軽減につながる施策を講じる必要性が高いと判断をいたしましたことから、市単独の助成拡大を行うこととしたものでございます。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 他の子ども施策とのバランスはどうなんでしょうか。今まで、なかなか進めて、この新型コロナウイルスがあったからという表現でございましたが、他の施策とのバランスの感覚はいかがでしょうか。再度お聞きいたします。

○副議長(山元宏和)
 増田健康福祉部長。

◎健康福祉部長(増田高志)
 本市ではこれまで、共働き世帯の増加等によります保育ニーズの高まり、そういったものがあって、就学前教育・保育の確保や質の向上といったことを中心に子育て施策を進めてきたということでございます。そうしたことが一定進んできた中で、先ほど申し上げました、その社会の環境の変化、そういったものを踏まえて、今回拡大をさせていただくこととしたものでございます。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 以前、京都市から引っ越しされた市民の方に、草津市は子育て日本一を目指しているのに、まだ通院医療助成費は小学3年生までですかと残念がられました。今、御説明がございましたが、優先順位として、バランスもう一つ詳しくなかったんですけども、この優先順位は正しかったと思われますか。また、今答弁で今回コロナ禍で子どもたちに云々ということでございましたけども、もしもコロナ禍がなかったら、まだしてなかったんでしょうか。お聞きいたします。

○副議長(山元宏和)
 増田健康福祉部長。

◎健康福祉部長(増田高志)
 施策の優先順位につきましては、人口構造や社会を取り巻く環境などにより変化をしていくものと考えております。
 先ほどちょっと申し上げましたけれども、これまで本市では、共働き世帯の増加等によります保育ニーズの高まりを受け、就学前教育・保育の確保や質の向上を図るため、子育て支援策の中でも優先して、保育需要に対する確保方策や認定こども園化に取り組んできたところでございます。
 こうした中、矢倉こども園の開園により公立幼稚園の認定こども園化は全て完了し、就学前施設の充実につきましては一定の目途がつきましたことから、令和4年度以降において、先ほど御答弁申し上げました社会情勢の変化も踏まえ、子育て支援の充実の一つである通院医療費の助成拡大に取り組むこととしたものでございます。
 したがいまして、その時々の判断において、施策の優先順位が誤っていたとは考えておりません。
 そのコロナ禍ですけれども、もちろんそのコロナ禍で、長引くコロナ禍による影響ということも当然きっかけとしてはあるんですけれども、それは一つの要因であって、やはり大きくは、この子育て支援、本市が行ってきた子育て支援の施策の進捗状況、そういったものを踏まえて、今回拡大をさせていただいたということでございます。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 今回決して私は、この予算が遅かったということを強調することはございません。今までもいろんな方々から、この助成に関しましては拡大をお願いしたいとかあったわけですが、今部長が御答弁されましたように、違うことで、いわゆる違うもっとそれよりも困ってる方、また状態があるから、そっちを優先していたんだという答弁が、今日あえて私は欲しかったわけでございます。
 なぜなら、市民の方が、いろんな方がいらっしゃいまして、皆さんもそうと思いますが、お店に物を買いに行くときに、どんな大きな店、たくさん品ぞろえがある店でも、自分の欲しいものがなかったら、もう駄目なんですね、そのお店は。品ぞろえ悪いわけですね。
 今、インターネット等で県内の医療費助成費どうなってますかって入れましたら、即座に出てくるんです。先ほど市長のお話にもございましたし、昨日の総務部長の中にも、選ばれる都市になっていきたいという話がございましたが、今そういう時代なんですね。
 だから、若い方たちが家を買おう、またマンションを買おう。じゃ、どこの滋賀県だったらどこにするか。仕事の関係があるから、その遠いとこ云々でありますけども、優先範囲でどこの都市にしようかというときに、ぱっとパソコンに、今これ医療費助成費県内情勢って入れたら、全部出てくるわけです。
 先ほど各市の状態を御説明申し上げましたが、そのデータで出てきたわけでございます。いろんな状態、全部放り込んでいったら、全部出てくるんですね。これ不動産会社の方が、そういうデータを作ってらっしゃって、公開されてるわけでございます。
 ですから、瞬時に草津市がいいのか、他市がいいのか、判断できるような状態に今なってきてるんですね。もうそういう時代なんですね。ですから、どっちにバランスを置いていくのか。どっちを優先するかっていうのは、ほんとにこれ、これからの選ばれる都市になっていくためには、必要な施策と思うわけでございます。
 ですから、あえて今回は今になったことに対しまして、それでもこっちのほうがそのときは重要だったんだという御答弁が欲しかったので、あえてこの質問をさせていただきました。
 ということで、この予算が拡大されたわけでございますけども、この拡大を将来近江八幡市・湖南市・高島市・東近江市・米原市のように、中学校卒業まで通院医療費助成をされていこうと、お考えはあるのでしょうか。お聞きいたします。

○副議長(山元宏和)
 増田健康福祉部長。

◎健康福祉部長(増田高志)
 通院医療費助成制度の中学卒業までの拡大につきましては、今回拡大をさせていただいたばかりということもございますけれども、現時点では市単独での拡大というのは予定をしておりません。子どもの医療費助成は、子育て世帯への経済的支援であるとともに、少子化対策の一つでもありますことから、基本的には、国や都道府県など、より広い圏域で拡充されるべきものと考えております。
 したがいまして、今後も引き続き滋賀県に対しまして、制度の拡大を要望してまいりたいと考えております。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 今の答弁で、最後の質問ができなくなってしまったんですが、今、東京都なんかはもう高校卒業までしようという、全然財政力が違いますので、云々ではありますが、やはり子育て日本一ということをうたってらっしゃる草津市であれば、東京都までほんとはしてほしいんですけども、せめて中学卒業まではしていただきたいなと。確かに、財政的な問題がありますが、今回の予算もそんなに草津市の財政に負担をかけるかなっていう気もするんですが、さらに県に対して要望していくということでございますけども、これから状況変わっていけば、市単位で、市単費の拡大でっていうことは、市長、お考えではございませんか。御所見を承ります。

○副議長(山元宏和)
 橋川市長。

◎市長(橋川渉)
 現時点では、中学校卒業まで通院医療費助成制度を拡大するということはなかなか困難であるとは考えておりますが、したいという思いはございます。
 ただ、そのためには、今財源のこともおっしゃっていただきましたが、恒久的な財源が将来にわたって確保できる見通しが必要でありますので、なかなか現段階ではそういった判断は困難であるなと思っております。
 確かに、他市では既にやっておられるところもございますのですけれども、他市において、福祉の施策実施されているものもあれば、草津市ではできてないものもございますし、逆に草津市では実施しているけれども、他市では実施されてない。そういったものもございますので、限られた財源の中で、草津市としてどの施策を選択するかというのが、これ重要なことでございますので、総合的な判断をこれからもさせていただきたいなと考えているところでございます。

○副議長(山元宏和)
 西村議員。

◆23番(西村隆行)
 ありがとうございました。いつも橋川市長が言っております三現主義、現場に行って、現場を見て、現場で考えるという、今もそういう話ございましたし、確かに財源的な根拠も必要でございますし、また違う施策で草津市は先を走ってるということもございますので、これからも本当に市民の方が納得できる、税金を預けて良かったな、草津市に住んで良かったなと言われる予算編成をしていただいて、私たち議会もそれをしっかりと審議させていただいて、議決させていただいて、市民の方に還元したいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
 以上で質問を終わります。

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