こんにちは!草津市議会議員の西村隆行です。
先日、ある政党の新聞の号外が我が家のポストに投函されていました。
何気なく読んでいると、あることが気になりました。
それは、イギリスの週刊誌「エコノミスト」に載ったという「地方で最大野党に浮上」という見出しでした。
地方議会は国会の議員内閣制(議員自身が大臣等になって国政を運営する)と違い、同じ有権者に選挙で選ばれた市長等の首長と議会議員が対峙していく二元代表制です。
本来、地方議会には与党野党という考え方はなく、首長を中心とした行政が予算を考え議会に提案し、それを議会が審議して議決し、そして、行政が予算執行をしていくシステムになっています。
首長と対峙するに、いかに議会がまとまっていけるかが、これからの議会改革の大きな目標になっていると思うと、ご自分が言われた言葉でありませんが、「地方で最大野党に浮上」と言われて、それを大きく報道されるのはいかがなものかと思ってしまいました。
大きく有権者の期待と共感を感じているのであれば、今、地方議会はどのような批判をされているかということもしっかりと感じられるべきではないでしょうか?
いかに、地方議員の存在価値を多くの方々にご理解していただこうと、それぞれの議会が苦心しているときに、この政党は違う方向を向いておられるような気がしました。
2015年6月2日(火)午前11時39分
「『地方で最大野党に浮上』?」
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