「質問と市の答弁」

 こんにちは!草津市議会議員の西村隆行です。
 昨日に行いました草津市議会6月定例会一般質問の質問内容と市の答弁の速報版を紹介します。
 長文になりますが、お読みいただければ幸いでございます。

〇質問
 5月28日火曜日、台風1号の発生にもより、草津市内に大雨注意報が発令されていた午後2時53分に、市民の方から「JR草津駅東口の街道ふれあい広場からエルティの2階入り口にわたるところにある側溝で雨水があふれています。大変に危険なので早急に対応をお願いします。」とのお電話がありました。
 総務常任委員会に出席していたので、留守番電話になっていましたので、終了後、過去にも何回かご連絡があった場所と判断し、道路課に連絡して担当者を向かわせていただきました。
 私も、現場に駆け付けますと、今までにもなく、普通の靴ではとても足を踏み入れない
状況でした。
 市の担当者の方が二人で対応されていて、排水溝の蓋を開けて強制的に排水をされていました。
 午後4時50分、排水が終わり雨水は無事なくなりましたとの連絡がありました。
 そこで、確認しますが、このJR草津駅東口の街道ふれあい広場からエルティの2階入り口にわたるところにある側溝はどのぐらいの降水量に対応しているのでしょうかお聞きします。

〇市の答弁
側溝がどれくらいの降水量に対応しているかにつきましては、エルティ2階入り口前に設置されております側溝では、路面での雨水を集水したのち、縦排水管を通して1階地上部に排水しております。
近年の降雨時では、排水吞口におけるゴミなどの詰まりがない限り冠水は発生していないことから、デッキ上の雨水排水能力は、確保されております。
なお、道路の一般的な設計降雨量である時間90ミリを、対応できる降水量の基準としております。

〇質問
 では、今まで何回か雨水があふれているとの通報がありましたが、限界を超えることが天気予報等で判断できるときはどのような対応をされてきたのでしょうかお聞きします。

〇市の答弁
排水能力の限界を超えることが予測される場合の対応につきましては、デッキ上でこれまでに発生した冠水要因が、排水呑口にビニールや木の葉などのゴミが流れ着いたことによるものでありましたことから、排水吞口部分の清掃を必要に応じて事前に実施しております。
また、市民や JR 職員からの通報があった際には、至急現場確認に向かい、清掃などによる対応に努めております。

〇質問
 豪雨による災害が増えるかもしれない現状で、抜本的な対策は取られていかれないのでしょうかお聞きします。

〇市の答弁
抜本的な対策につきましては、これまで通りの定期的な現地確認および清掃を行うことで対応が可能と考えております。
しかしながら、災害級の降雨時など、通行の危険性が生じる場合には、通行止めの対応や、注意喚起を行ってまいります。

〇質問
  また、この時、別の担当者の方が「今、南草津の方で対応してきて、これからも違うところに対応に行きます。」と言われていましたが、市内に豪雨対策をしなければならないところは何か所あり、これからどのように対応されていかれるのですかお聞きします。
〇市の答弁
 市内の豪雨対策をしなければならないところにつきましては、大雨時に冠水被害の可能性のある道路のアンダーパスを想定しており、市が管理する箇所は26箇所ございます。
その対策につきましては、先般、広報くさつ5月号で、雨天時のアンダーパス通行の際の注意点について掲載し、市民への啓発に努めております。
さらには、冠水履歴があるアンダーパスにつきましては、冠水深さを利用者が視覚的に認識できるよう、アンダーパスの側壁に水位線を明示し、注意喚起に努めております。今後は、残る水位線の未設置箇所についても、順次設置をしていきたいと考えております。
その他、大雨が降る予報などの際には、引き続き現地の状況を確認するためのパトロールを優先的に実施し、未然の事故防止に努めてまいります。

〇質問
 次に、草津市の高齢者への施策のうち、介護施策について、要介護2の認定を受けられたご家族の体験からいくつかお聞きします。
 その方の奥様がある特定疾患のため、歩行困難になられてきたので、要介護認定を市役所に申し込まれました。
 すると、市の担当者の方がお二人、その方のご自宅に訪問され、奥様から直接いろいろと丁寧に質問され、御家族にも質問をされました。
 調査票に所狭しと、質問して確認できたことを詳しく記入されていました。今はタブレット入力になっていると聞いています。
 そして、家の中も確認され、約一か月後には、結果通知書を送りますとのことでした。
 やがて、1か月後に「介護保険 要介護認定・要支援認定等結果通知書」が届き、奥様は「要介護2」に認定を受けられました。
 それからのことが、今回お聞きしたいことになります。
 その方の今は亡くなられているお母様が、「要支援2」の認定を受けられ、地域の地域包括支援センターから連絡があり、介護予防・生活支援サービス事業のいろいろな案内があり、実際に通所型サービスの施設にも案内していただいたことがありました。
 今回も同じように、市の担当者の方から、丁寧にいろんな紹介があり、その指示に従って、ケアマネジャーさん等を決めて行けばいいのかと思っておられましたが、市の方からの案内は、通知書と一緒に入っていた「あなたが在宅で介護保険によって利用できるサービスは以下の通りです。」とはじまり「その他、わからないこと、疑問に思ったことがある場合は、お気軽に草津市介護保険課までお問い合わせください。」との文章だけでした。
 不安で一杯の市民の方への丁寧なお声がけはないのでしょうかお聞きします。

〇市の答弁
 市民の方への丁寧なお声がけにつきまして、介護認定の申請をされる際に、申請から認定までの手順や認定後の手続き、介護サービスを提供している事業所のご案内など、あらかじめご説明させていただいております。
また、要支援や要介護など、認定される介護度合によって、受けられるサービスや、そのサービスの基となるケアプランを作成する事業所もかわりますことから、認定結果をお知らせする際の案内チラシの内容も、その方の介護度合に合わせたものを同封させていただくなどして対応しております。
以前の対応につきましては、地域包括支援センターや介護保険制度の周知の意味もあり、現状より細やかな対応ができておりましたが、団塊の世代が要介護認定者となり、相談件数も増えるなか、すべての方に、より細やかな対応を行うことが困難な状況となっております。
そのため、要介護等の認定決定時に送付させていただく書類等をご確認のうえ、ご利用者様やご 家族様において、居宅介護支援事業所や地域包括支援センターにサービスのお申込みをお願いしているところであり、どうしてよいかわからない場合については、地域包括支援センターや介護保険課にお問い合わせいただくようご案内させていただいているところです。
今後ますます要介護認定者の方々が増加するなかで、現行の運用を継続することとなりますが、お困りの方からのお問い合わせには、より丁寧な対応を心がけてまいりたいと考えております。

〇質問
 その方は、お知り合いの紹介であるケアマネジャーさんと契約されましたが、草津市が発行している「高齢者をささえるしくみ」という小冊子にも、ホームページにも草津市内に主たる事務所がある事業者の一覧は掲載されていますが、介護者本人にとってどこの事業者がよりふさわしいのか全く分かりません。
 インターネットで調べてみますと、ある情報には「ケアマネジャーを探すには、お住いの市区町村の介護保険課もしくは地域包括支援センターに行き、居宅介護支援事業所のリストまたは『ハートページ』という冊子をもらい、そこから探すのが一般的です。」とありましたが、草津市はハートページは採用されていないようなので、各事業者の方々の顔写真や運営方針等がわかりやすい資料等を公開することはできないのでしょうかお聞きします。

〇市の答弁
 事業者についてわかりやすい情報が公開できないのかにつきましては、現在本市では、厚生労働省のウェブサイト「介護事業所・生活関連情報検索~介護サービス情報公表システム~」の紹介をいたしております。議員御案内のハートページも有益な情報サイトではありますものの、国のウェブサイトでは、事業所の受け入れ可能人
数や特色、サービス内容など、ハートページに掲載されていない詳細な情報が網羅されており、各々の事業所がサイト内の情報を定期的に更新しているのが特色であります。
また、介護保険課から認定結果通知を送付する際には、当該サイトや老人福祉施設等を紹介した滋賀県のウェブサイトもご案内しており、介護保険課や地域包括支援センターにおきましても、引き続き介護サービス事業所に関するご相談をお受けしておりますことから、今後とも丁寧な対応に努めてまいります。

〇質問
 令和6年度当初予算の一般会計で484万1千円と介護保険事業特別会計で9298万円の計9782万1千円の予算で運営されている「すっきりさわやかサービス事業」についてお聞きします。
 この事業は、事業実施要綱に「草津市すっきりさわやかサービス事業を実施することにより、衛生の向上および介護者の負担軽減を図り、もつて高齢者福祉の増進に資することを目的とする。」とあり、介護に携わっておられる市民の方から喜ばれている事業です。
 紙おむつ等を6000円までの上限で、介護保険負担割合が1割の方は600円で利用できまして、ご自宅まで配達もしていただけるようになっていますので、単身高齢者等に親切な事業になっております。
 また、サービス登録者の方が3か月以内の医療療養入院の場合であれば、紙おむつの持込可能な病院であれば自宅に配達か業者のところに取りに行け、持込ができない病院の場合は支払った紙おむつ代を月額6000円を上限に、介護保険負担割合が1割の方は9割を助成してくれます。
 また、焼却ごみ袋の購入補助として、500円の金券を一年に一度支給され、購入時に使うと、600円の支払いですと100円ですみ、焼却ごみ袋が500円分購入することができます。
 草津市の事業実施要綱にある思いと膨大な在庫の管理と配達と利用料の集金等、市内の取り扱い業者様のご努力があっての介護保険事業と感謝しております。
 今回は、より使いやすい事業にしていただくためにご提案をいたします。
 最近、ドラッグストアやスーパーに行きますと、介護用品の品ぞろえが盛んでして、いろんな商品が展示してあり、中には、「草津市すっきりさわやかサービス事業」の種類が同じでも枚数が多いのがあります。
 市民感覚として同じ使えるなら少しでも多いのを使いたくなります。また、一覧表に掲載されていないが介護者本人にとって使いやすいのを、あくまでもご自分で購入し市役所で助成申請をされる条件で拡大できないでしょうかお聞きします。

〇市の答弁
 すっきりさわやかサービス事業につきましては、要介護認定をお持ちの在宅の方で、おむつ等を必要とされる方が、ご自身でドラックストアやスーパーで購入することなく、市から個別配達をさせていただくことで、誰もが安心して、おむつ等を利用していただける事業でございます。
これらのおむつ等は、大量購入により費用が抑えられるとともに、個別配達の配送料も費用に含まれており、ドラッグストアやスーパーなどの価格に比べても遜色ないものとなっております。
さらに、おむつ等の配達時には、おむつに関する相談にも応じ、利用者様の安否確認も含まれていることが当該事業の特徴でもあります。
現行のすっきりさわやかサービス事業は、これまでの実績に基づき、配達予定軒数と配布予定数量を想定したうえで、配達費用をも含めた単価契約としております。議員ご提案の、ドラッグストアやスーパーなどで利用者様が購入したものに対する助成申請を併用して実施した場合、事業者による一括購入数量の減少に伴い商品単価が上昇することや、その結果として月額 6,000 円の上限にて配達できる数量が現状より減少すること、また、予定数量の増減により在庫管理に支障が出ることが想定されます。そのうえで、現状の数量を確保しようとするならば助成費用が高くなり、介護保険料への転嫁を余儀なくされることや、配達による安否確認もできなくなるなど、行政サービスの低下を招く懸念がございます。従いまして、市民の皆様に安心して当該事業を利用していただけますよう、議員御提案の、取り扱うおむつ等の種類の検討も含め、今後とも、現制度の適切な運営に努めてまいりたいと考えております。

 最後までお読みいただきありがとうございました。
 これからもよろしくお願いいたします。
                          2024年6月19日(水)午後1時2分

 おはようございます。
 草津市議会議員の西村隆行です。今月7日から始まりました草津市議会6月定例会での一般質問の質問項目を紹介させていただいています。
 今定例会では、6月18日(火)から20日(木)の3日間に一般質問が行われます。
 私の順番は18日(火)の7番目になりますので、おそらく16時前後になると思われます。
 今回も市民の方からのご指摘や体験から質問内容を考えました。
 本会議場での傍聴はもちろん、インターネット同時中継もされますので、お時間がございましたらご覧ください。
 質問項目
〇豪雨による浸水
・JR草津駅東口の街道ふれあい広場からエルティの2階入り口にわたるところにある側溝はどのぐらいの降水量に対応しているか伺う。
・限界を超えることが天気予報等で判断できるときはどのような対応をされてきたか伺う。
・抜本的な対策は取られていかれないのか伺う。
・市内に豪雨対策をしなければならないところは何か所あり、どのように対応されるのか伺う。
〇ケアマネジャーの選定
・不安で一杯の市民の方への丁寧なお声がけはないのか伺う。
・各事業者の方々の顔写真や運営方針等がわかりやすい資料等を公開することはできないか伺う。
〇すっきりさわやかサービス事業の拡大
・あくまでもご自分で購入し市役所で助成申請をされる条件で拡大できないか伺う。
 しっかりと質問しますので、よろしくお願いいたします。
                   2024年6月11日(火)午前9時33分

「質問内容と市の答弁」

「質問内容と市の答弁」

 こんにちは!草津市議会議員の西村隆行です。
 3月14日に行いました、草津市議会3月定例会での一般質問の内容と市の答弁を、遅くなりましたが、速報版にてご紹介します。
 再質問につきましては、10日間ほどすると草津市議会のホームページに中継録画がアップされますので、よろしくお願いいたします。
 また、時間はかかりますが、議事録には正確に記載されます。
 それではよろしくお願いいたします。

○質問
 橋川市長は、「『もっと』から『さらに』『ずっと~2乗』、そして『ずっと3乗』政策を充実し、ずっと住み続けたい草津をつくります」との決意のもと、5期目の当選をされ、新たなる4年間の草津市の舵を取っていかれることになりました。
 今までの16年間の市政運営で、草津市は他市に比べて大変に住みやすい「まち」の評価をいただいておりますが、まだまだ他市に比べて課題は多くあります。
 その課題に対して、私たち市議会議員は市民の皆様のお声をしっかりとお聞きし、改善提案や要望を市行政に伝えていかなければなりません。

 そのような中、昨年の10月定例会で、市民の皆様から要望の多かった「おくやみコーナー」設置について、ぜひにと設置をお願いしたところ、令和6年度当初予算に「おくやみ窓口運営費」として530万円上程されています。
 事業の概要として、死亡届提出後の多岐にわたる各種手続きについて、ご遺族等が各課の窓口へ移動することなく、一箇所で円滑に手続きが行えるよう、ワンストップで受付・対応できるように設置しますとありました。
 質問の時に各先地市を紹介いたしましたが、他市に比べ「おくやみ窓口」設置に関して草津市における特筆すべきことはありますかお聞きします。

○市の答弁
 「おくやみ窓口」の設置についてでございますが、令和5年10月定例会において答弁いたしましたとおり、市民の方がお亡くなりになった後の手続につきまして、御遺族の負担軽減を図れるよう、早期の設置に向けて検討を進め、必要な経費を令和6年度当初予算案に計上させていただいたところでございます。
 議員御案内のガイドラインや他の自治体の事例等を参考にしながら、庁内での議論重ねた結果、本市においては、関係課の職員が順番に一つの窓口で対応させていただく手法により実施することといたしました。
また、窓口の利用に当たっては、事前の予約をお願いいたしますが、利用者の利便性向上や行政事務の効率化を図るため、電話・窓口に限らず、WEBによる予約についても対応する予定でございまして、御遺族の負担軽減が図れるよう取組を進めてまいりたいと考えております。

○質問
次に日頃、市民の皆様からのご要望が多い市内各所の道路における通行危険箇所に対応する「カーブミラー設置」と防犯対策の「防犯灯設置」について確認していきます。

 まず、「カーブミラー」ですが、多くの市民の方々から、その方々の町内や町内ではないが、よく通行しているところで、何か所かの通行危険個所があり、「カーブミラー」の設置を望んでいるがどこに頼んでいいかわからないので、市民相談として受けることがあり、担当部署に設置を要望させていただきますが、設置していただけないことが続いておりますので、改めてお聞きしますが、「カーブミラー」の設置を要望するときはどのようにすればいいのでしょうかお聞きします。

○市の答弁
 カーブミラー設置にかかる要望につきましては、設置により影響を受ける隣接の方との調整もありますことから、原則、町内会から要望書の御提出をお願いさせていただいております。
なお、カーブミラーを要望する方が、道路の通行者など、その地域にお住まいでない方からの要望につきましては、設置が必要である場合は、市が地元町内会と調整を行い対応しているところでございます。

○質問
本来、「カーブミラー」は建物や壁等により見通しの悪い交差点やカーブにおいて、原則、自動車同士の直接目視確認が困難な場合に、事故防止を目的として設置するものですが、なかなか設置していただけない理由として、「カーブミラー」設置による何らかのデメリットがあるので設置されないと思いますが、そのデメリットはなんでしょうかお聞きします。

○市の答弁
 カーブミラーのデメリットにつきましては、カーブミラーの設置により、歩行空間などの有効幅員を阻害すること、隣接する家屋の景観を祖なうこと、速度感、距離感がつかみにくいこと、また、歩行者や自転車が視認しにくくなる死角が生じることもあり、カーブミラーを過信し、スピードを落とさず、慎重な安全確認を怠り、歩行者や自転車を巻き込んでしまう大きな事故に繋がってしまうことがデメリットであります。

○質問 
「カーブミラー」の設置の可否はどのような流れで決定されているのですか、どなたが最終決裁されておられるのですかお聞きします。

○市の答弁
 「カーブミラー」の設置の可否につきましては、 要望内容を町内会に確認した上で、担当職員が 現場の交通状況などの確認を行い、必要に応じて、 警察と協議し、設置の可否を所管課長が判断し、 要望書の回答については、部長が承認します。

○質問
「カーブミラー」の設置に続いて質問します「防犯灯」に対しては毎年予算設定がありますが、「カーブミラー」に対しての予算設定はあるのでしょうか、お聞きします。

○市の答弁
 カーブミラーの予算の設定につきましては、 ガードレール、転落防止柵、路面標示など 交通安全に関する施設を合わせて、交通安全施設 整備費として計上しております。

○質問
いろいろとご説明していただきましたが、草津市のホームページで「カーブミラー」について検索しても、今のご説明はありませんでした。他市はどうかと「カーブミラー」で検索しますと、私が調べただけでも20市以上の市のホームページで詳しく解説されています。
例えば、神奈川県平塚市のホームページには、5ページにわたってカラーイラストでどなたでもわかりやすい「道路反射鏡(カーブミラー)の設置基準」が掲載されていました。
また、埼玉県上尾市のホームページにはカラー写真で設置できない例と設置できる例が説明されていました。
草津市のホームページにも、市民の皆様にわかりやすい「カーブミラー」設置の説明が掲載できないでしょうかお聞きします。

○市の答弁
 カーブミラーの設置についてのホームページへ の掲載につきましては、先ほど答弁いたしました カーブミラーの過信による危険性を説明し、 市民の皆さんに分かりやすいように他市の事例も 参考にしながら設置基準を掲載してまいります。

○質問
次に、「防犯灯」設置についてお聞きしていきます。
令和6年度の当初予算に防犯灯設置予算として346万9千円が上程されていますが、この予算の積算内容をお聞きします。

○市の答弁
 令和6年度当初予算において、防犯灯の新設工事費として灯具設置費、コンクリート柱・鋼管(こうかん)柱設置費等で221万4千円、移設、撤去費としてコンクリート柱・鋼管柱撤去処分費、高所作業車使用費等で125万5千円を計上しており、過去の実績を基に、地域からの要望に応えることができるよう、適正に積算しているところです。

○質問
予算を使い果たしたら、どんな緊急性があっても市民の皆様の安全を守る一つのツールである「防犯灯」設置はできないのですかお聞きします。

○市の答弁
防犯灯の予算執行では、年度当初に各学区へ防犯灯設置要望を照会後、要望に基づく工事を行い、予算残があれば再度照会して追加要望分の防犯灯工事を行っております。
万が一予算を使い果たしても緊急性がある場合は、補正予算案を議会に提出し、措置された補正予算により防犯灯の設置を行うことになると考えております。

○質問
 最近は数千円程度で、ソーラー発電式の「防犯灯」が多く発売されていますが、このようなソーラー発電式であれば電源の必要性もなく、取り付けも比較的簡単なようですが、このようなソーラー発電式の「防犯灯」を採用することはできませんかお聞きします。

○市の答弁
 ソーラー発電式の防犯灯で夜間に常時点灯するシステムを備えた防犯灯は、灯具、ソーラーパネル、天候不順に備えた大容量の蓄電池を備えている必要があります。
 また、防犯灯は、原則、関西電力または NTT の電柱に添架することとしており、現状、ソーラー発電式の防犯灯を電柱へ共架することは許可が下りません。
 これらのことから、ソーラー発電式の防犯灯を採用することは現在のところ検討しておりません。

○質問
「防犯灯」設置の要望は町内会からしかできないのですか、お聞きします。

○市の答弁
 防犯灯の設置は、市が実施するものについて、は、各学区から 1 灯ずつの新設要望を受け付けております。町内会の範囲に関わらず、不特定多数の方の通行があり、公共性が高い場所に設置することを目的として、設置の要否や設置場所については、学区単位でとりまとめいただき、近隣の皆様の合意を得ながら学区要望としていただくことで、効果的な設置が可能と考えております。
なお、町内会が設置する防犯灯については、補助金を交付し、柔軟に設置していただくことも可能としております。

○質問
市民の方で、ご自分の町内と違うところで、夜分通行するときに暗くて危険である場所があったとき、どこに安全性を確保する「防犯灯」を要望すればいいのですかお聞きします。

○市の答弁
 不特定の方の利用する道路であれば、新設の要望は学区からのみ受け付けておりますので、一度当該場所の属する学区まちづくり協議会事務局にご相談いただくことで、近隣住民の方への承諾なども含め、適切な方法でとりまとめられ、市へ要望が受け付られるものと考えております。

○質問
「防犯灯」設置の可否の流れはどうなっていますか、最終決裁は誰がされるのですかお聞きします。

○市の答弁
 防犯灯の設置は、学区から防犯灯の要望を受け付けましたら、申請書、近隣住民の承諾書等の必要書類を確認し、現地調査を行った後、設置する柱や地権者への占用申請、工事業者への発注等を行い、防犯灯の新設を行います。
なお、防犯灯の新設にかかる決裁権者は危機管理課長となります。

○質問
前問の「カーブミラー」の設置と同じように、他市の情報を調べてみますと、茨城県神栖市のカラー写真での「防犯灯」説明案内を筆頭に多くの案内を見ることができます、特に神栖市の説明には「防犯灯」設置要望の説明で、「地区に加入している人」と「地区に加入していない人」まで丁寧にされています。
草津市もホームページに市民の皆様にわかりやすい説明を掲載することはできませんかお聞きします。

○市の答弁
 防犯灯の新設要望は、前述のとおり各学区まちづくり協議会からのみ受け付けており、要望の受付にあたりましては、各まちづくり協議会に申請の手続きや必要書類を送付しておりますことから、ホームページに説明を掲載することは考えておりません。

※カーブミラーの設置に関しては草津市のホームページにわかりやすい掲載をしていくとの市の答弁があったのに、再度検討していただけませんか、再質問すると、検討してみますとの市の答弁がありました。

 最後までお読みいただきありがとうございました。
 これからも皆様のお声を行政につないでまいりますので、よろしくお願いいたします。

                       2024年3月16日(土)午前11時32分

「質問項目」

 こんにちは!草津市議会議員の西村隆行です。
 開催中の草津市議会3月定例会での3月14日(木)15日(金)の二日間にわたって行われます一般質問にて質問する項目を紹介します。
 私の質問日は14日(木)の4番目です。おそらく午後1時半ごろになると思います。
 質問項目
1.おくやみ窓口」設置に関して
 ○草津市における特筆すべきことを伺う
2.カーブミラー設置に関して
 ○「カーブミラー」の設置を要望するときはどのような方法でするのか伺う
○「カーブミラー」設置によるデメリットを伺う
○「カーブミラー」の設置の可否を最終決裁しているのは誰か伺う
○「カーブミラー」に対しての予算設定はあるのか伺う
○草津市のホームページに市民の皆様にわかりやすく「カーブミラー」設置の説明が掲載できないか伺う
3.防犯灯設置に関して
 ○「防犯灯」設置予算の積算内容を伺う
○予算を使い果たしたら、どんな緊急性があっても「防犯灯」設置はできないのか伺う
○ソーラー発電式の「防犯灯」を採用することはできないか伺う
○「防犯灯」設置の要望は町内会からしかできないのか伺う
○町内会以外のところへの「防犯灯」設置はどこに要望すればいいのか伺う
○「防犯灯」設置の可否の最終決裁は誰か伺う
○草津市のホームページに「防犯灯」設置に関してくわしく掲載できないか伺う
 以上です。当日は、本会議場での傍聴ができますし、インターネット
同時中継も行います。また、10日間ほどすると、草津市議会のホーム
ページに中継録画がアップされます。
 しっかりと質問していきますのでよろしくお願い申し上げます。
                  2024年3月8日(金)午後3時15分

「質問内容と市の答弁」

 こんにちは!草津市議会議員の西村隆行です。
 本日、午前10時から草津市議会11月定例会での一般質問を行いました。
 速報版なので、再質問の内容がありませんが、市の答弁を紹介します。
 10日ほどすると、草津市議会のホームページに中継録画がアップされます。

○質問
 HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン接種についてお聞きします。
 2023年11月16日付の公明新聞に、「厚労省 定期接種化へ検討開始 男性へのHPVワクチン」と題する記事が載っておりました。
 記事の内容は「年間で約1万人越えの女性が罹患し、3000人近くが亡くなっている子宮頸がん。20歳代から増え始め、若い子育て世代の女性に多いことから『マザーキラー』とも呼ばれる。主に性交渉で感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因だ。女性だけでなく、男性にもワクチン接種することで、HPV関連の病気から本人を守るとともに、パートナーへの感染を防ぐ効果が期待される。ただ日本では無料の接種を受けられる『定期接種』の対象は原則、小学校6年から高校1年相当の女子のみだ。男性接種について厚労省は2020年12月、9歳以上を対象として承認したが、あくまで『任意接種』。必要な3回分の接種費用は総額5万から6万円に上り、全額自己負担となる。」ということでした。
 さらに、「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」代表理事で産婦人科医の稲葉可奈子氏の公明新聞の質問に対する次のような答えが紹介されていました。
 「HPVワクチンを男性に接種する意義は。」という質問に「まず肛門がんや中咽頭がん、尖圭コンジローマなどから男性自身を守る、そして将来のパートナーへの感染を防ぐという二つの意義がある。接種済みの人が多いほど、集団免疫効果が生まれ、社会全体の感染率はさがる。」と答えられ、「海外の状況は。」との質問に「すでに約40カ国で男性接種が公費助成されている。早くから男女とも公費助成されたオーストラリアでは、2028年には子宮頸がんの撲滅が達成できるとされている。同じく男女とも公費助成し、高い接種率を維持する英国では、未接種の人たちの感染率も下がっていることがデータで確認されている。」と答えられていました。
 そこで、草津市として男性へのHPVワクチン接種についての見解をお聞きします。

○市の答弁
 男性へのHPⅤワクチン接種につきましては、HPⅤワクチンは、肛門がんや尖圭コンジローマの予防においても効果をもたらすことが確認されております。現在、男性に対しても定期の予防接種として位置付けることの是非について、国の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、HPⅤ関連がんの基本的知見やワクチンの有効性、ワクチンの安全性、費用対効果等についての検討が進められているところであると認識しております。

○質問
 また、NHKの「みんなでプラス」というホームページ、「これからの社会を考える上で避けて通れないテーマについて、継続的に情報発信し、課題解決につなげていくためのサイトです。皆さんから寄せられた声を取材につなげ、一人ひとりが声を上げれば世の中は変えられると思える社会の実現を目指します」という趣旨のホームページですが、2023年6月1日付で「HPVワクチンなぜ男性にも有効?メリットと効果は」ということで取り上げていました。
 その中で、先ほど紹介した内容と同じことが掲載され、男性への接種への課題は接種費用の全額負担だと紹介されています。
 調べてみますと、WHOによるとHPVワクチンを男女とも公費接種している国はアメリカ・カナダ・オーストラリア・イギリス・フランス・ドイツなど57か国に上っているそうです。
 国内においても、男性への接種費用助成に関して、青森県平川市や東京都中野区など8自治体で始まっております。
 「ひと・まち・ときをつなぐ 絆をつむぐふるさと健幸創造都市草津」の実現に向けて前進している草津市として、男性への接種費用助成9つ目の自治体になりませんかお聞きします。

○市の答弁
 ②男性へのHPⅤワクチン接種への費用助成については、国の定期接種化の動向に注視してまいりますが、定期接種化された場合でありましても、現時点のところ費用助成は考えておりません。

○質問
 女性へのHPVワクチン定期接種に関して、令和4年度にHPVワクチンの積極的勧奨が再開され、合わせて積極的勧奨差し控えの影響を受けた世代に対してもキャッチアップ接種が開始されました。キャッチアップ接種対象世代にはワクチン接種率が1%未満という学年もあり、将来の子宮頸がん罹患を減らすためにはこの機会に接種を進める必要があります。キャッチアップ接種は令和6年度末まで、3年間の時限措置となっており、期間内に3回接種を完了するためには令和6年9月末までには1回目の接種を開始する必要があります。そこで来年度に接種期限を迎えるキャッチアップ接種対象者の状況について、草津市のキャッチアップ接種の対象者に対して、現在までに接種された割合についてお聞きします。

○市の答弁
 本市のキャッチアップ接種対象者の接種割合は、令和5年10月末現在、本市で把握している対象者7,361人のうち、2,204人の方が接種を完了されており、接種割合は29.9%となっております。

○質問
 A類疾病の定期接種は未接種者に対し再勧奨することが定期接種実施要領に定められております。令和6年度はキャッチアップ対象者と定期接種の高校1年生も接種期限を迎える年です。高校1年生とキャッチアップ接種対象者の未接種者全員に対し、改めてワクチンの情報と最終期限を伝える個別通知をすべきと考えますが、草津市はいつどのような対応をされますかお聞きします。

○市の答弁
 高校1年生とキャッチアップ接種対象者の未接種者への個別勧奨通知につきましては、本市では、毎年5月から6月を目途に、HPⅤワクチン未接種者全員に対し、個別勧奨通知を送付しているところであり、来年度につきましても、同様の対応を予定しているところでございます。また、キャッチアップ対象者につきましては、来年度が
最終年度となりますことから、接種を希望される方が期間内に必ず接種できるよう個別勧奨通知の内容を工夫するなど、周知・啓発に努めてまいります。

○質問
 次に、草津市のホームページに11月22日更新で、本年2023年8月と9月に実施された「窓口サービス向上市民アンケート」の結果について発表されています。
 このアンケートは、より信頼される、より便利な市役所を目指し、私が提案させていただき、平成23年度までは7年間にわたり、それ以降は3年おきに実施されてきました。
概ね満足と答えていただいたのが前回55.6%でしたが、今回は75.8%であったとのことで、前回より窓口サービスに対する満足度は上昇している結果になったと評価されていますが、この要因はなんであったかと分析されていますか、お聞きします。

○市の答弁
 アンケートにおける満足度が上昇した要因につきましては、「あいさつ」や「説明の仕方」など、すべての項目で「満足」に「やや満足」を加えた「概ね満足」と回答されたその割合が前回を上回っていることからも、職員一人ひとりの接遇能力が研修や各所属のOJTなどの積み重ねにより向上が図られ、今回のアンケートの結果に反映されているものと認識しております。

○質問
それでは、アンケート結果に対しまして、細かく質問させていただきます。
まず、今回の回収数は前回新型コロナウイルス感染症により109件であったのが、320件とアンケート実施中、2番目になったことに関して、男女共同参画センター・UDCBK・草津宿街道交流館・草津宿本陣の4施設を新たに調査対象に追加したことが要因と説明されていますが、なぜ追加されたのですか、お聞きします。

○市の答弁
 新たに4施設を追加した理由でございますが、令和3年度からキラリエに設置している男女共同参画センターを追加したほか、できるだけ多くの来庁者のお声を聞かせていただけるよう、不特定多数の方々が利用され、市職員が窓口対応を行う施設について、今回追加したものでございます。

○質問
指定管理者制度で運営されている市の施設も市民の皆様にとっては同じ市の施設なので、アンケートの調査対象とすべきだと思いますがいかがでしょうか。

○市の答弁
 市の実施している窓口アンケートについては、「市の職員一人ひとりの接遇能力の向上を図り、窓口サービス等について必要な改善を図ること」を目的としていること、また本来、指定管理者は自らサービスの質を向上させる責務があることから、調査対象から除いております。しかしながら、議員仰るとおり、指定管理施設も市の施設である以上、利用者の満足度や市民ニーズの把握は重要であり、各指定管理者に
おいて、利用者等の要望および苦情またはアンケートの実施等により市民ニーズを把握し、市民サービスの向上に努めるよう求めているところでございます。

○質問
施策の実施には、それぞれ目標設定がされますが、このアンケートには回収数目標は設定されていませんが、いかがなものでしょうか、お聞きします。

○市の答弁
 回収目標の設定につきましては、コロナ禍で実施し回収数が少なかった令和2年を除き、平成23年、26年および29年の回収数の平均である330件を目標に実施いたしました。

○質問
「自由記入意見」について、前回より回収数が増えているので、前回41件であったのが今回は87件ありました。お褒めの言葉が前回4件でしたが34件と大幅に増加しており、このことが概ね満足と答えていただいたのが前回55.6%でしたが、今回は75.8%であったことに結びついていると思いますが、改善提案等のご意見が前回37件でしたが今回は49件にありました。
一つ一つ内容を確認すると、前回と同じような、例えば「職員さんの態度が高圧的だった。」とか、「本来来庁された市民の皆様に使っていただく2階の椅子に職員さんが休憩していて、座れなかった。」等のご意見が目立ちますが、改善は難しかったのですかお聞きします。

○市の答弁
 記入意見に対する改善についてでございますが、令和2年に実施した窓口アンケートにおいて、自由記入意見でいただいた37件の改善提案の御意見については、各部長、副部長、所属長へ接遇以外に関するもので対応可能なものは改善するよう、また接遇に関するものは職場での研修や課員に対する注意喚起等の対応を求めるとともに、CS研修などを通じ職員の接遇能力の向上に努めてきたところです。しかし
ながら、前回と同様の御意見を再度いただいていることにつきましては、真摯に受け止め、課題の検証と、なお一層の努力を行いたいと考えております。

○質問
「今後の取り組みについて」のところの最後の説明文の「いただいたご意見を職員一人ひとりが真摯に受け止め、自分自身や自分の職場への意見として捉え、再度職場点検を行い、改善が必要なもの、改善可能なものについては、速やかに措置してまいります。」と前回の説明と全く同じ文章になっていますが、文章だけではなく、前回と同じ取り組みをされて行かれるのですか、新たな取り組みはされないのですか、お聞きします。

○市の答弁
 今回のアンケート結果を踏まえた今後の取り組みにつきましては、令和2年に実施した窓口アンケートにおいては、結果を職員に周知するだけでなく、自由記入意見でいただいた御意見のうち、庁舎管理等、職員の接遇以外の御意見について、改善が必要なものについては、関係所属から改善実施状況等を報告させる運用としたこと
で、速やかな対応に繋げてまいりました。しかし、議員御指摘の接遇に対する御意見につきましては、これまでから様々な取り組みを行ってまいりましたが、残念ながら前回と同じ意見をいただく結果となり、真摯にこれを受け止めております。今後、同様の意見をいただくことのないよう、CS研修の実施方法を工夫するなど根気強くサービス向上に向け取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
 これからも、皆様のお声を市政に届けてまいりますので、よろしくお願いいたします。

                         2023年12月11日(月)午後5時1分

「一般質問の質問項目」

 こんにちは!草津市議会議員の西村隆行です。
 草津市議会11月定例会で一般質問する質問内容をご紹介します。
 私の一般質問は12月11日(月)の午前中1番ですので、午前10時から始めます。
 質問の内容です。

 HPVワクチン定期接種費用助成
・男性へのHPVワクチン接種についての見解を伺う
・男性への接種費用助成9つ目の自治体にならないか伺う
・草津市のキャッチアップ接種の対象者に対して、現在までに接種された割合を伺う
・高校1年生とキャッチアップ接種対象者の未接種 者全員に対し、改めてワクチンの情報と最終期限を伝える個別通知をすべきと考えるが、草津市はいつどのような対応をされるか伺う

 「窓口サービス向上市民アンケート」結果
・満足度は上昇している結果になったと評価されているが、要因はなんであったと分析しているか伺う
・なぜ新たに4施設を追加したか伺う
・指定管理者制度で運営されている市の施設も市民の皆様にとっては同じ市の施設なので、アンケートの調査対象とすべきだと思うがいかがか
・なぜ回収数目標を設定しないか伺う
・「自由記入意見」に前回と同じような意見が目立つが改善は難しかったのか伺う
・今後の取り組みについて、新たな取り組みはされないのか伺う

 以上です。
 当日は、本会議場での傍聴ができますし、インターネット同時中継も実施します。又、10日ほどすると、草津市議会のホームページに中継録画がアップされます。
 よろしくお願いいたします。
                       2023年12月2日(土)午前11時10分

橋川草津市長に緊急要望

おはようございます。草津市議会議員の西村隆行です。
今朝、橋川草津市長に下記の「物価高騰対策と経済再生に向けた提言」を緊急要望しました。
要望書の内容を紹介します。

2023年11月20日
草津市長 橋川 渉 様
草津市議会公明党                           西村隆行
西垣和美
――――――――――――――――――――――――――
物価高騰対策と経済再生に向けた提言
――――――――――――――――――――――――――
日本経済は、長く苦しいコロナ禍を乗り越え、本格的な経済再生に向けた歩みを始めようとしている。
一方、長期に及ぶ物価高騰は家計や事業活動に深刻な負担を与えており、今こそ、税収増などの成長の成果を適切に還元し、国民生活を下支えするとともに、持続的な賃上げの取り組みを加速させ、経済の好循環をつくり上げていくことが重要である。
今般、政府が決定した「デフレ完全脱却のための総合経済対策」には、各地域の実情に合わせて、きめ細かな支援策を進めることができる「重点支援地方交付金」の予算が追加された。
ついては、同交付金を効果的に活用し、物価高騰から市民の生活を守り、経済の着実な回復を図るため、草津市議会公明党として、以下の具体的な取り組みを提言する。
これらの提言を最大限に反映した対策を策定し、着実かつ迅速に実行するよう強く要望する。

1. 低所得世帯支援枠について
経済対策において、低所得世帯支援枠に1世帯あたり7万円を追加することが盛り込まれた。これを踏まえ、本市は年内の予算化に向け迅速に対応すること。
2. 推奨事業メニューについて
推奨事業メニューの追加を受け、本市は年内の予算化に向けた検討を速やかに行うこと。
3. (草津市の地域ニーズを考慮した生活者支援、事業者支援を)
①物価高騰に伴う子育て世帯支援(給食費等の支援)
②医療・介護・障がい福祉サービス・保育施設等の社会福祉施設や中小企業へのエネルギー高騰や物価高騰分の支援を。
以上

 これからも、ネットワーク政党としてがんばります。
              2023年11月20日(月)午前9時39分

「質問内容と市の答弁」

 こんにちは!草津市議会議員の西村隆行です。昨日、草津市議会10月定例会での一般質問の通告した質問内容とその通告に対する市の答弁を紹介します。
 10日間ほどすると、インターネット同時中継画像が草津市議会のホームページにアップされます。
 今回は、今まで以上に再質問が多く、ぜひ、中継画像をご覧いただければ幸いです。
 なお、「おくやみコーナー」については、令和6年度中の設置を目指してまいりますとの市の答弁がありました。 

○質問
 今回の最初の質問は、二つの具体例をもって市民サービスを決定するときの草津市の判断基準を、松下幸之助氏の「失敗の原因を素直に認識し、『これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった』というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います。」という名言の観点からお聞きします。
 10月1日から、焼却ごみ袋が3パターンで有料になりまして、それまでのごみ袋交換券の有効期限が9月30日なので、締め切り日が近づくと市内のごみ袋交換を行っていただているお店等で在庫不足が発生し、緊急措置で市内の特定4箇所で10月31日まで交換の有効期限を延長されましたが、この経緯をご説明ください。

○市の答弁
 令和5年9月30日を有効期限とする指定ごみ袋引換券につきまして、焼却ごみ袋の在庫が品薄となり、市民の皆さまに御迷惑をおかけしましたことについて、まずはお詫び申し上げます。
経緯といたしまして、令和5年10月からの指定ごみ袋制度の変更を控え、例年、引換券配付数の約65%が焼却ごみ袋に引き換えられていた状況に対しまして、今回、約72%の引換に対応できるよう在庫を確保しておりました。
9月に入り、焼却ごみ袋の引換需要が例年に比べて大幅に増加したことから、約81%が賄えるよう追加の発注を行ったところです。
しかしながら、9月の中旬から、取扱店によっては、焼却ごみ袋が品薄状態となり、引換をお待ちいただく事態が発生いたしました。このことから、9月22日に、市役所を含む4箇所で、10月31日まで有効期限を延長することとし、市ホームページ等で周知いたしました。
その後、10月4日には、更なる引換の集中により、在庫不足が生じることとなったため、引換を希望される方に、対応させていただける体制が整うまでの間、引換を一時中断させていただくこととし、10月12日から引換を再開させていただいているところでございます。

○質問
 草津市ホームページで10月4日更新の記事を確認すると、「令和5年9月30日(土曜)を有効期限とする指定ごみ袋引換券につきまして、焼却ごみ袋の引換の急増により、焼却ごみ袋の需給が不安定となったため、下記の4箇所で、引換期限を令和5年10月31日(火曜)まで延長し対応しておりますが、引換が集中し、品薄の状態となっておりますことから、10月4日(水曜)から引換を中断し、供給体制が整う令和5年10月12日(木曜)から、引換を再開することといたします。
なお、引換券をお持ちの方、全てに対応させていただけるよう、必要枚数を確保してまいります。」とありました。
そこでお聞きしますが、この案内には「なお、引換券をお持ちの方、全てに対応させていただけるよう、必要枚数を確保してまいります。」とありましたが、毎年、市民の皆様に配付するごみ袋交換券における焼却ごみ袋の枚数は対前年比で用意されていたのですか。

○市の答弁
 ごみ袋の数量につきましては、引換券の配付数や過去の引換割合、前年の出庫状況、倉庫や各取扱店における在庫状況等から、購入すべき必要数を算出しておりまして、加えて、令和5年10月からの指定ごみ袋制度の変更に伴い、焼却ごみ袋への引換数量が一定増えても賄えるよう、例年約65%の焼却ごみ袋への引換状況に対して、今回、約72%の引換に対応できるよう在庫確保を行っていたものでございますが、想定を大幅に上回る需要により、不足が生じることとなったものでございます。

○質問
今回、大きな焼却ごみ袋の変更をされるのですから、誰が考えても交換券のすべてを焼却ごみに交換されると想像できますが、草津市としてはできなかったのですか。

○市の答弁
 先ほども御答弁申し上げたとおりでございますが、令和5年10月からの指定ごみ袋制度の変更を控え、例年、引換券配付数の約65%が焼却ごみ袋に引き換えられていた状況に対しまして、今回、約72%の引換に対応できるよう在庫を確保しており、焼却ごみ袋への引換が1割程度増加しても賄えるものと見込んでおりました。
しかしながら、これまで御家庭でごみ袋をたくさんお持ちで、引換券を使用されていなかった方が、今回、指定ごみ袋制度の変更に伴い、多くを焼却ごみ袋に引き換えられるケースが9月に入り顕著になり、焼却ごみ袋の需給が不安定となったことから、品薄状態が発生する事態となったものでございます。

○質問
次に、焼却ごみ袋の変更にともに、「草津市ごみカレンダー」における古紙回収が、9月30日までは「新聞・広告」「雑誌・雑紙」「段ボール」の3種類に分けて収集されていたのが、3種類とも同じ日に収集されるようになり、月2回の収集になりました。
そこで、問題になったのが我が地元、平井地区は9月30日まで平井地区の資源回収の活動日が第1・第3月曜日になっておりまして、3種類の古紙以外に「アルミ缶」「古着」も出せるようになっていましたが、平井地区の10月1日からのごみカレンダーには、市の古紙回収が同じ第1・第3月曜日になっていました。
平井連合の町内会長会において、このごみカレンダーは問題だと指摘があり、急遽、市の担当者との協議があったようです。
そして、平井地区には10月からのごみカレンダーとともに、次のような案内が配付されました。
「平井地区のみなさま  草津市資源循環推進課 古紙回収について
 日ごろは、市行政に御協力をいただき誠にありがとうございます。
 さて、資源化の促進に向けて、令和5年10月から市が行う古紙回収日を統合し、第1・第3月曜日(ごみカレンダー黄色箇所)での収集を予定しておりましたが、同日は平井地区における資源回収の活動日となっており、第1・第3月曜につきましては、これまでどおり下記のとおりの対応とし、変更はございませんので、御理解と御協力の程、よろしくお願い申し上げます。
記 ●古紙等の回収日 これまでどおり、毎月第1・第3月曜日は、平井地区の資源回収の活動日です。地域のルールに従ってお出しください。
●お出しいただく品目 これまでどおり、新聞・雑誌・段ボール・アルミ缶・ウエスを出していただき、地域の資源としていただきますようお願いします。」
この案内を配付されることになった経緯をお聞きします。

市の答弁
 今回の御案内の経緯についてですが、令和5年9月初旬に、各町内会あてに、新たなごみ袋引換券等とあわせて、令和5年10月以降の草津市ごみカレンダーを配付させていただいたところでございますが、今回のごみカレンダーについて、平井6町内会の資源回収の日と市が行う平井地区の古紙回収の日が重なっているとの連絡を平井地区自治連合会からいただき、今後の対応等について協議させていただきました。
その中で、地域の資源回収について、これまでどおりの日程で活動されることに強い御要望がございましたことから、その方向で調整を進めた結果として、町内向けの周知文書を御提供させていただいたものでございます。

○質問
「10月からのごみカレンダー」と「保存版 草津市ごみ分別ブック」には「地域の資源回収活動に協力ください。」とあり、「※回収品目は地域ごとに違いますので、地域の実施団体に確認ください。」とありますが、市としては各地域の実施団体に日程等の確認をとっておられなかったのですか、お聞きします。

○市の答弁
 現在、市内各地域で約180の団体が資源回収活動に取り組まれておりまして、回収業者との取り決めにより活動日を設定され、中には、年度で活動日を変更される団体や不定期で活動される団体もございます。
さらに、同一のごみ収集地区の中でも、複数の団体が活動いただいており、かつ、各団体の活動日が異なっているなど、それぞれの団体の活動日を避けて、行政回収の日程を設定することは困難でございますことから、市において、行政回収の日程を設定させていただいたものでございます。

○質問
常日頃、橋川市長が言っておられる、「三現主義」は、市役所内には浸透されていないのですか、お聞きします。

○市の答弁
 現場へ行き、現物を見て、現実を知る、「三現主義」についてのお尋ねでございますが、廃棄物行政は、地域との関わりが密接であり、日ごろから実際に現場に赴き、各地域の現状を確認するよう努めているところでございますが、今回、市民の
皆様に混乱を生じさせたことにつきましては、尊い教訓として、今後の業務に活かしてまいりたいと考えております。

○質問
今回の選挙期間中、多くの市民の皆様のお声を聞かせていただきましたが、異口同音にあったのが、草津市役所に「おくやみコーナー」を作ってほしいとのお声でした。
私も両親を送らせていただきましたが、その時に市役所内で何か所も窓口を尋ねました。
そこで改めて調べてみますと、草津市が発行されている「おくやみハンドブック」には、手続きしなければならない担当課が最大13か所ありました。すべての場合が13箇所必要ではありませんが、親族を亡くされた心労で大変な時にご遺族の方々には大変なご苦労をおかけすることになります。
私は、市民の皆様により信頼される市役所を目指し、市議会議員に初当選以来多くのご提案を申し上げ、先日もその中の一つである「窓口市民サービス向上アンケート」が実施されていました。
もちろん今まで、直接担当者の方にも「おくやみコーナー」の設置を要望してまいりましたが、草津市としては、先ほど紹介しました「おくやみハンド」を作成されたのみでした。
なぜ、草津市に「おくやみコーナー」は設置できないのでしょうかお聞きします。
○市の答弁
 市民の方がお亡くなりになった後の手続につきましては、議員御指摘のとおり、御遺族の大きな負担となっておりまして、負担軽減の必要性を認識しております。
その一方で、「おくやみコーナー」の設置につきましては、スペースの確保や、人員配置、実施手法等、業務の見直しを通じて様々な検討が必要であり、本市に適した手法を現在模索しているところでございます。
まず手始めとして、令和4年度から「おくやみハンドブック」を市民課窓口で配付し、
少しでもスムーズに手続を進めていただけるよう取組を始めたところでありまして、今後は、DXの手法も取り入れ、引き続き御遺族の負担軽減に取り組んでまいりたいと考えております。

○質問
先進地としては、2016年5月に大分県別府市に第1号の「おくやみコーナー」が設置され、2020年度には169自治体で設置されています。 
その後も、各地の自治体で、一日の予約件数を設定したりして、市民の皆様の使い勝手の追求と、職員さんの仕事の効率化を目指し、設置が増えてきています。
この背景には、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室の全国への推進があるようで、「おくやみコーナー設置自治体支援ナビ 利用マニュアル(担当職員編)」も発行されています。
このように国も推奨している、市民の皆様にも喜ばれる「おくやみコーナー」を草津市役所にぜひ、設置していただきたいのですが、いかがでしょうか。

○市の答弁
 「おくやみコーナー」の設置につきましては、複数の手続が一つの窓口で行えるよう、
デジタル化の視点を取り入れながら、先程申し上げました課題に対応していく必要があると考えて おります。
引き続き、国が推進する自治体の窓口DX(書かないワンストップ窓口)の動向や、議員御案内のガイドライン等を参考にしながら、早期に「おくやみコーナー」を設置できるよう検討を進めてまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもがんばってまいります。
                           2023年10月31日午後4時37分

 こんにちは!草津市議会議員の西村隆行です。
 10月10日(火)に臨時会が開催され、新しく正副議長・正副委員長と各常任委員会と特別委員会の構成メンバーが決まりました。
 私は決算特別委員会の委員長と議会運営委員会・総務常任委員会・予算常任委員会・総合計画特別委員会・草津栗東行政事務組合議会のメンバーになりました。
 西垣和美議員は、文教厚生常任委員会・予算常任委員会・決算特別委員会・ゼロカーボンシティ特別委員会・総合計画特別委員会・広報広聴委員会のメンバーになりました。
 
 そして、10月定例会が10月19日(木)から始まりました。
 10月30日(月)から11月1日(水)の3日間で20名の議員による質疑および一般質問があります。
 私は、10月30日(月)の7人目になりましたので、16時前後になると思います。
 
 今回は、10月1日(日)からの焼却ごみ袋の有料化に伴う、ごみ袋の交換で市民の皆様にご迷惑をおかけしたことと、地元平井地区における「ごみカレンダー」問題と市民の皆様からご要望が多い「おくやみコーナー」について質問します。

質問項目
○ごみ収集関連
・ごみ袋交換券の有効期限が10月31日まで交換の有効期限を延長されたが、経緯を伺う
・ごみ袋交換券における焼却ごみ袋の枚数は対前 年比で用意されていたのか伺う
・誰が考えても交換券のすべてを焼却ごみに交換されると想像できるが、草津市ではできなかったのか伺う
・平井地区には10月からのごみカレンダーとともに資源回収に関する案内を配付されることになった経緯を伺う
・草津市としては各地域の資源回収の活動日の日 程等の確認をしてなかったのか伺う
・橋川市長がおしゃっておられる、「三現主義」は、市役所内には浸透されていないか伺う
○おくやみコーナー
・なぜ、草津市に「おくやみコーナー」は設置できないか伺う
・国も推奨している、市民の皆様にも喜ばれる「おくやみコーナー」を草津市役所にぜひ、設置していただきたいがいかが

 これからも、草津市議会議員としてがんばってまいります。
                            2023年10月23日午前11時24分

 こんにちは!草津市議会議員の西村隆行です。
 今、草津市のシンボルと言っても過言でない「草津川跡地公園」実現への提案をさせていただいた平成23年2月定例会における代表質問の内容と市長答弁を改めてご紹介します。
〇代表質問
次に、2月16日から3月16日にかけてパブリック・コメントを募集されました「草津川跡地利用基本構想(案)」についてお伺いいたします。
 昨年11月2日と3日に開催されました「まちあかり」イベントに行ったときに、草津川跡地で行われました「一万灯」の雄大さには大感動をいたしました。一万灯の中に入っていて、小さな炎が風に揺れると、まるで波が動いている中にいるような錯覚を起こしました。そのときに、この草津川跡地をこのまま守らなければならないと深く決意をいたしました。
 草津川跡地は、アメリカはニューヨークのマンハッタンにございます「セントラル・パーク」のように、市民の方々から愛されるところにしなければならないと主張いたします。セントラル・パークは、数多くの映画のロケ地になり、現場に行ったことのない私でも、そのすばらしさにはあこがれます。その中は、まるで自然の中にいるように錯覚する風景でございますが、高度に計算された人工的なものでございます。幾つかの湖、二つのアイススケートリンク、各種スポーツ用の芝生エリア、自然保護区、そして、それらを結ぶ遊歩道がございます。道路は、景観を崩さないために人工的にくぼ地につくられております。自動車での通行は禁止されており、週末は周りを囲む9.7キロの道は、ジョギングをする人々、サイクリングやインラインスケートを楽しむ人々でにぎわっております。また、ニューヨーク・シティマラソンのゴールにもなっております。そして、渡り鳥のオアシスになっておりまして、バードウオッチングも盛んでございます。夏には、中にあるデラコート劇場で有名な映画スターによるステージも行われているそうであります。
 セントラル・パークにあるマンハッタン島の都会的景色、喧騒の中のオアシスとしての働きを果たしており、面してその景色が視野に入るアパートメント・コンドミニアムは、近隣の中でも高く評価される物件となっているそうでございます。
 また、セントラル・パークを調べておりますと、世界には高架鉄道線路跡地を空中公園にしたところが、フランスのパリと同じくアメリカのニューヨークにあることがわかりました。今回は、同じニューヨークの空中公園「ハイライン」のことを紹介いたします。
 ハイラインは、かつての高架貨物鉄道の線路跡地を再生して、100種類以上の草木や低木を植え、地上9メートル、ビルの3階ほどの高さからの眺めを楽しめる散策路とした公園でございます。今、このハイラインの近辺には、ホテルや商業施設が集まってきておりまして、アメリカ近・現代美術の殿堂として有名なホイットニー美術館の新館建設が決まっているそうでございます。やはり、このような人々が集まり、いやされるところには経済的な動きが活発になってきて、それこそ地域活性化につながっていくのでございます。
 この「ハイライン」で注目したいのは、市民の皆様が公園として残していこうと思われ、いろいろな人々を巻き込んで市民のための公園として高架鉄道の廃線が生まれ変わった、すばらしい事例でございます。
 草津川跡地は、形状が違いますのでセントラル・パークとハイラインとは同じようにはならないと思いますが、市民の方々から愛されるスペースにはなれると思います。
 そこで、このことを念頭に置きながら今回の草津川跡地利用基本構想(案)に対するパブリック・コメントを求められている「広報くさつ」2011年2月15日号を読んでみますと、概要のところで、この基本構想を考えていく上で、平成14年に策定されました草津川廃川敷地整備基本計画に基づいて、その策定時からの社会的・物理的変化を反映して策定されたとのことでございます。
 また、第5次草津市総合計画で「緑のみち」として位置づけ、琵琶湖と市街地を結ぶ緑軸とされていますと説明されておられました。
 基本方針のところでは、琵琶湖と市街地を結ぶ緑軸の説明では、桜並木などを歴史として継承し、潤い(水)と安らぎを感じる連続的な緑を新しい景観(魅力)として創造していくとございました。
 また、防災機能のところでは、広場などのオープンスペースを各所に配置し、災害時の避難地や情報拠点として利用すると説明されておられます。
 そして、交通機能として、東西の移動性を高め、防災時にも利用できる環境にやさしい道づくりを行うと説明されておられました。
 果たして、草津市のセントラル・パーク、ハイラインに、今以上に道路、すなわち車道が必要でございましょうか。防災機能と交通機能を持たせると説明されておられましたが、それならば、草津市全体から見た機能はどうなっているのでしょうか、説明されておりません。草津市のいろんな箇所から、草津川跡地にどのように移動していくのか、また、草津川跡地からどのようにして草津市の各所に行くのかわかりません。つまり、草津市全体から見た草津川跡地のあり方が説明されておりません。
 道路が必要との根拠として、平成22年5月29日から6月8日にかけて、市内3,000人の方にアンケートをとっておられまして、1,019人の方から御意見をいただいたことだとされております。
 基本構想(素案)の45ページに、草津川跡地を大きく3ゾーンに分けて、優先して実現すべき整備を、そのアンケート結果で御紹介されています。
 それによりますと、Aゾーン、主に周辺に商店が立ち並ぶエリア、すなわち、JR東海道新幹線、国道1号線や草津第二小学校からJR琵琶湖線あたりでございますが、優先すべき整備第1位は、28.5%で公園、第2位は17.4%で歴史空間、第3位は11.5%で防災拠点、第4位は10.3%で道路となっておりました。
 次に、Bゾーン、主に周辺に住宅が立ち並ぶエリア、すなわち、JR琵琶湖線から弾正公園あたりでございますが、優先すべき整備第1位は29.1%で公園、第2位は19.9%で防災拠点、第3位は11.4%で道路、第4位は7.4%でスポーツ拠点になっております。
 次に、Cゾーン、すなわち、弾正公園から琵琶湖までのところの優先すべき整備の第1位は、32.7%で自然空間、第2位は17.5%で公園、第3位は10%で市民農園。同じく第3位、10%で道路となっておりました。
 これだけを見ておりますと、いかにもゾーンごとに道路の必要性があらわれておりますが、昨年8月4日に行われました草津市議会第4回旧草津川跡地対策特別委員会に提出されましたアンケート調査を詳しく見てまいりますと、Aゾーンでは、第5位として7.1%で自然空間、第6位として6.4%で福祉空間、第7位として4.5%でスポーツ拠点、第8位として3.5%で観光拠点、第9位として3%で商業空間、第10位として2.8%で文化活動拠点、第11位として2.2%で住宅地、第12位として1.8%で市民農園、第13位として1.1%でその他が挙がっておりました。
 また、Bゾーンでは、第5位として7.1%で福祉空間、第6位として7%で自然空間、第7位として5.3%で歴史空間、第8位として2.9%で住宅地、第9位として2.7%で文化活動拠点、第10位として2.3%で市民農園、第11位として2.1%で商業空間、第12位として1.4%で観光拠点、第l3位として1.4%でその他となっておりましたし、Cゾーンでは、第5位として7.5%でスポーツ拠点、第6位として7.3%で福祉空間、第7位として7.2%で防災拠点、第8位として2.2%で歴史空間、第9位として1.9%で住宅地、第10位として1.6%で文化活動拠点、第11位として0.9%で商業空間、第12位として0.8%でその他、第13位として0.5%で観光拠点になっておりました。
 このように、上位4位までを見るのではなく、全順位を見てみますと、通過するのではなく、そこにとどまって何かをするという空間利用の構成比が、車の走る道路より優先度が高いとわかります。Aゾーンであれば、道路整備と他のスペース盤備の比は10.3%対89.7%であり、Bゾーンでは、その比は11.4%対88.6%であり、Cゾーンにおけるその比も10%対90%であります。
 本年1月11日に開催されました研修会での藻谷浩介氏の講演「草津のまちづくりを考える」では、草津市はこれから10年、確かに人口は増加していくが、その年齢構成上、65歳以上の方々の構成が大きく伸びていくと予想されておりました。
 そのような流れの中、今までと同じような手法で地域を活性化することなど到底無理なことと言われておられました。草津市のセントラル・パーク、ハイラインとなるべき草津川跡地は、これからの草津市民の皆様の憩いの場であり、滋賀県全体の観光名所にしていかなければならないと訴えたいと思っております。この内容から、今以上の道路、すなわち車道が必要とは思われません。
 橋川市長は、施政方針提案理由説明で、草津川跡地の土地利用についてでございますが、市の中心部に残された貴重な歴史的遺産を、市民ニーズや社会的要素を考慮しながら、歴史的空間、緑、交通、防災の四つの機能を整備・強化することで、まちと暮らしに潤いを導く魅力ある空間を創出していくことを基本方針として、現在、取りまとめております「草津川跡地利用基本構想」をもとに、草津川跡地を「琵琶湖と市街地を結ぶ緑軸」として、現状の貴重な資源や特性を生かし、にぎわいのある「魅力的なまち」を目指した整備を、新年度は、より具体化に向け取り組んでまいりますと言われておられましたが、草津市の将来を考えたとき、橋川市長は草津川跡地利用を具体的にどのように考えておられるのか、また、今以上に道路は必要と考えておられるのか、お伺いいたします。
〇市長答弁
次に、草津川跡地利用を具体的にどのように考えているのかとのお尋ねでございますが、パブリック・コメント等、広く市民の意見をいただいて草津川跡地利用基本構想が策定されますと、来年度に基本計画、引き続き再来年度に実施計画と、その具現化を図ってまいりたいと考えております。
 現在のところ、基本構想レベルでの整備に関する大枠を考えておりますが、議員お説のニューヨーク市の「セントラルパーク」や「ハイライン」、特に「ハイライン」は、地上5.5メートルから9メートルの高さを持ち、最も狭いところで約9メートルから最大18メートルの幅を持っておりまして、眺望を生かした都心の中の空中公園として、草津川跡地の現状に似通ったイメージがあるところから、私も以前から関心を寄せ、注目をしておりました。
 もちろん、ニューヨーク市が国際的メガロポリスであり、本市とは比較にならない規模であることを差し引いても、ハイラインから学ぶところは多々あり、その卓越したセンスや市民目線の整備コンセプト等、取り入れられるものは取り入れるよう努力をしてまいりたいと考えております。
 特に、眺望のよいところからの夕映えの美しさは両市に共通するものがあり、ハイラインのように沈む夕日の眺めが楽しめるように、サンデッキを設置する等、草津川跡地の魅力を最大限に生かせるよう、整備に当たっては細やかな配慮を施してまいりたいと思っています。
 「ハイライン」がニューヨーク市のまちづくりに多大な影響を与えたように、草津川跡地利用は、本市が"元気"と"うるおい"のあるまちになるかぎを握っていると認識しており、本事業が市の持続的発展に寄与できるよう整備し、市民の皆様が愛着を持って守り育てていただけるよう取り組んでまいる所存でございます。
 次に、今以上に道路が必要かどうかについてのお尋ねでございますが、5.7キロメートルの整備区間内で新たに道路を整備する部分としましては、国道1号からJR琵琶湖線までの間と、浜街道からメロン街道までの間でございますが、整備区間全体を見渡した場合、災害時の一時避難所や情報拠点としての広場などのオープンスペースを各所に配置し、災害時には各避難所間や上流の草津川河川防災ステーション等とも連携を図り、災害の対応を図る必要があることから、物資の移動や人の移動を可能にするための機能は少なくとも必要であると考えております。
 また、各区間での構想の実現を図るためにも、一定の移動機能は必要と考えておりますが、一方では、一部の区間においては、議員からも御提案いただいておりますように、道路以外の土地利用についても考えられますため、現在、草津川廃川敷地土地活用検討委員会において基本構想(案)のパブリック・コメントを実施されており、幅広い多くの意見が寄せられるものと考えておりまして、今後、これらの結果を踏まえ、検討委員会において御議論をいただき、来年度に実施予定の基本設計につながるような方向づけをいただきたいと考えております。
 最後までお読みいただきありがとうございました。
 これからも皆様のお声をカタチにすべくがんばってまいります。
            2023年8月30日(水)6時42分

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