2012年6月

議論は尽きず...

本日、6月の議会の閉会日を迎えます。
議会質問の反省として、時間が気になり、一問一答の利点が活かせなかった、といつもながらの反省です。
相変わらず、項目が多かったこと、反省‥
質問を作成していると、関連であれもこれも聞きたくなってしまいます。それでも今回、項目を4つ程削ったのですが~
今回は、防災に女性の視点を、ということが一番言いたかったのですが、答弁を聞いていると、認識はしているけれど、必要性は感じられていない、と思いました。
何よりも、3.11の教訓が反映されていないことが危機管理意識として、どうなのかと思わざるを得ませんでした。
また、以前から感じていた、男女共同参画の意識も薄いこと、あらためて実感しました。
草津市は、H21年に男女共同参画推進条例を施行しています。が、実際には、まだまだこれからで、今後力を入れていきたいと思います。

先日の25日に、「草津市住民投票条例」の策定委員会を傍聴しました。
第3回目となる委員会ですが、この日は、発議の制度や投票者の要件といった、いわば住民投票条例に対する市の姿勢や考え方が表れる内容の部分でした。
議論は主に、座長を含めた学識者の3名の方がなされていました。
感想として、他市の事例もよく知っておられ、活発に意見を言われていた女性委員のかたの発言や考え方に一番共感し、心の中でエールを送っていました。
最近の多くの自治体が住民投票条例を策定していますが、草津市は後発な面を活かして、一歩進んだ条例が策定できればと期待しています。
スケジュールによれば、あと2回の議論で市長への提言書を提出予定となっています。並行して策定中の「市民参加条例」もタイトなスケジュール(最近、多いなぁ...)で、議論が尽くせるだろうかと少し心配に思われました。

市民参画と情報公開、そして地域の課題は地域自らで解決していく、という自立した地方政府を確立していく時代にあって、これまでの市役所がお膳立てしての策定作りでは段々無くなっている中、策定委員会での議論が大変重要です。その視点で工程スケジュールを見ると、時間が足りないと感じるのは、私だけでしょうか。

議会質問

先週7日に6月の議会が開会しました。
質問は、18日19日にあります。今回は、草津市議会議員24名中、21名が質問する予定になっています。
私は、2日目の19日の最後から3番目です。
本日が質問の通告締切でした。今回は、防災を中心に質問します。少々ボリュームがあり、時間切れを心配していますが、頑張ります。
3.11の震災を経験し、原発を初めとして、これまでの防災の考え方や取組み方は明らかに違ってきています。防災対策の計画は、各自治体が策定していますが、災害の想定や、対応、避難体制、避難所運営等々、東日本大震災の経験を教訓とし、変えるもの、視点を加えるものがあります。特に避難所での生活において、女性の視点が欠落していて、多くの女性が心身ともに負担を強いられたということです。
そこで、その教訓を踏まえ、草津市においては、防災に女性の視点が入った防災計画や体制となるよう議会で取り上げたいと思います。
以下、質問の項目です。

Ⅰ.実践的な地域防災対策について
①女性の意見を地域防災計画に反映させる取り組みへの推進
・防災会議への女性委員の登用について
・避難所運営に女性の配置を求めることと防災の女性リーダーの養成について
・危機管理課と男女共同参画担当との連携強化について

②地域防災計画の見直しと地域の防災体制づくりについて
・今後の地域防災計画全般の見直しの工程について
・市民と行政が一体となった防災体制づくりの推進について

③学校施設の非構造部材の耐震対策について
・学校施設における非構造部材の耐震点検の実施について
・非構造部材の耐震対策の推進について

Ⅱ.市民参加の視点からの会議の傍聴について
・審議会等の会議の傍聴の事前申し込みの必要性について

7月には、議会改革の特別委員会の委員で、市民の皆さんに議会に対するご意見を伺いに中学科区6か所を回ります。7月1日号の広報に日時、場所が掲載されますので、ぜひ参加頂きますようよろしくお願いします。

草津市議会議員 西垣和美
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