2016年12月

「質問内容と市の答弁」

 こんにちは!草津市議会議員の西村隆行です。
 
今日は旧日本軍がハワイ真珠湾攻撃をして太平洋戦争が始まった日です。
何人かに「今日は何の日?」と聞いてみましたが、すぐに答えられる方はおられませんでした。
決して、忘れてはいけない日だと思います。

 さて昨日、草津市議会11月定例会での一般質問をさせていただきました。
 質問の内容と市の答弁を紹介します。
 尚、より詳しくは後日草津市のホームページの草津市議会のバナーに中継録画がアップされますので、ご覧ください。

質問
 10月15日、全国で13番目、関西で初めての「アーバンデザインセンター」であるアーバンデザインセンターびわこ・くさつ(UDCBK)が南草津フェリエ5階の市民交流プラザ横に、「草津歌劇団」「コーラスグループ『カラーズ』」のパーフォマンスのもと、華々しくオープンしました。
 その時の模様が11月15日発行の「くさつ市議会だより」の表紙の写真として紹介されています。
 また、先日の11月12日には「第1回アーバンデザインスクール」が開催され22人の市民の方々や研究者の方々が集まられ「アーバンデザインセンターとは?」のテーマのもと、UDCK初代事務局総長立命館大学客員研究員の信時正人氏の「公民学の連携によるまちづくりの実践 ~柏の葉アーバンデザインセンターから始まる新しいまちづくり~」の講演をお聞きし、UDCBKがいかにあるべきかとのグループディスカッションが行われました。
 私も市民の一人として、このアーバンデザインスクールに参加させていただきました。これからの草津市にとって大変重要な取り組みであると痛感いたしました。そこで、いろんな角度からアーバンデザインセンターびわこ・くさつ(UDCBK)について質問をしながら、これからの草津市にとっての重要性を考えていきたいと思っております。
 
まず、なぜ草津市にアーバンデザインセンターが必要であるのか、お聞きしたいと思います。
「第1回アーバンデザインスクール」にての資料にはアーバンデザインとは「都市の市街地だけでなく周りも、今だけでなく、過去も、そして活動も、いろいろな未来、そのような都市空間をデザインすること」と説明されていました。
そして、同じく資料にはアーバンデザインセンターとは、「未来の地域の課題に対して、公・民・学のそれぞれの立場で活動する様々な個人や組織が、様々な場面で臨機応変につながり、協働してアーバンデザインの観点から解決に取り組むコラボレーションすなわち共同制作を進めるためのプラットフォーム」とありました。
また、10月15日発行の「広報くさつ」には「市民が気軽に立ち寄り、自由に話し合える場所がない」「まちづくりに関する情報がない」「美しい街並みが少ない」などのご意見があり、その課題解決につなげるためにみんなでアーバンデザインについて話し合う場所をつくりましたとありましたがはたして、今まで草津市にはそのような場所はなかったのでしょうか、お聞きします。

市の答弁
アーバンデザインセンターびわこ・くさつ(UDCBK)につきましては、市民の方々が、様々な草津の未来をイメージする場所であり、自由で気軽に草津の未来について語り合っていただき、この中から出たアイデアを実現するために、大学が持つ「知」、企業が持つ「技術」などを積極的に活用してもらう場所でございます。また、このアイデアを具現化するための調査研究や社会実験を行い、新たな活動が創出される場所となりますことから、今日までは、市民の方々の公益活動やボランティア活動をサポートする拠点や、本市が抱える課題や計画づくりに対して、意見を頂く協議会などはあったものの、産学公民連携による未来を見据えた活動を、様々な方々に自由に参画してもらい、「創出」する場所は無かったと考えます。

質問
今のご答弁からすると、従来の、行政が課題を設定し、その解決策を想定し、その想定に対して、行政が選んだ委員に意見を聞くという行政主導の審議会や懇談会とは違い、今まで審議会や懇談会では意見を取り上げられる機会が少なかった外国にルーツを持つ人や通勤・通学者、子どもといった方々が入ることによって参加のハードルが高かった多様な人々が、よりフラットに誰でも気軽に話すことができる場だと認識します。また役職や立場を超えて、例えば職員さんも、もちろん我々議員も、日頃の関係から脱し、自由に話し合え、公民学の連携によるまちづくりが可能となるということで、従来型の行政発想ではない進め方が必要であると認識していますが、どのような工夫をされているのでしょうか、お聞きします。

市の答弁
UDCBKが大切にしているコンセプトは、「偶然の出会い」と「迅速な応答」です。「偶然の出会い」とは、普段では出会うことのない人や、知識に出会う場所であること、また「迅速な対応」とは、スタッフに相談すれば、様々な専門家への橋渡しや、テーマにあったセミナーやイベントを、予算の範囲内で速やかに実施していくことです。市民の皆さんがUDCBKを訪れれば、何か期待できる場所と思ってくださることが一番大切であると考えています。そのためには、市民が気軽に立ち寄り、自由に話し合える雰囲気づくりが不可欠であり、物理的には、囲いをつくらないオープンスペースとし、お子様連れの方も積極的に受け入れているという思いが伝わるよう、こども向けのポスターや、玩具等を備え付けています。また、UDCBKのプログラムに限ってですが、簡単な飲食ができるようにし、和んだ雰囲気のなか、活発な議論を引き出す工夫もしているところでございます。なお、心理面での工夫としましては、スタッフには今後カジュアルな服装での勤務により、堅苦しさをなくし、親しみやすさを演出していきたいと考えております。

質問
また、職員さん達には、このアーバンデザインセンターの事はどのように周知されておられるのでしょうか。冒頭に紹介しましたUDCK初代事務局総長立命館大学客員研究員の信時正人氏の「公民学の連携によるまちづくりの実践 ~柏の葉アーバンデザインセンターから始まる新しいまちづくり~」の講演が録画されていますので、ぜひ全職員さんに見ていただくことは可能でしょうか。ちなみ、市長はじめ理事者の方々は立場を離れてアーバンデザインセンターに行かれていますか、お聞きします。

市の答弁
職員への周知につきましては、部長会を通じて周知したところであり、「健幸都市基本計画」や「空家等対策計画」などで、「UDCBKとの連携」を視野に入れており、また、交通政策や商業振興など、多くの部局とUDCBKで、産学公民の連携を図っていく予定をしております。開設間もない中、徐々にですが、職員にも周知されつつあると感じており、市職員へは草津の未来を良くしたいという思いのもと、幅広く参加してもらえるよう、また活用してもらえるよう引き続き周知してまいりたいと考えております。なお、第1回アーバンデザインスクールの動画につきましては、「草津ファン☆プロ」というNPOの協力のもと撮影したもので、講演者にも承諾を得ておりますことから、「草津ファン☆プロ(草津市民レポーター)のフェイスブックを見ていただくか、あるいは、直接UDCBKスタッフにお声掛けいたければ、UDCBKのオープンスペースで映像をご覧いただくことが可能となっており、今後、広く職員はもとより、市民にも周知をしてまいりたいと考えております。また、市長および両副市長におかれましては、UDCBKの様子を見に行っていただいておるところでございます。

【再質問】
市職員への情報提供も含め、UDCBKに関する周知方法についての工夫は。
【市の答弁】
今後検討していきたい。市のホームページでUDCBKのホームページとリンクしているので、その辺も活用していきたい。

質問
次に、現時点でオープンしてから約2か月が経過しておりますが、市民の皆様や大学生、特に立命館大学の皆様に対する啓発はどのようにされていかれるのかお聞きします

市の答弁。
UDCBKの啓発につきましては、開設前より市広報やミニコミ誌、FMなどのメディアで啓発をしてまいりました。また、市民交流プラザを利用される市民にも啓発に努めているところでございます。大学生への啓発につきましては、立命館大学を始め、滋賀大学、京都橘大学でポスターの掲示とチラシを配布していただいたところでございます。特に、立命館大学につきましては、毎週水曜日にBKC地域連携課の教職員がUDCBKに常駐していただいておりますことから、経済学部のゼミ生などがオープンスペースを利用されたり、BKCサービスラーニングセンターとの連携により、いくつかの学生団体と企画案を練っているところでございまして、これらUDCBKを利活用される学生に、口コミによる啓発やSNSを活用した情報発信もお願いしているところでもあります。今後も各大学や企業等と連携を深め、産学公民連携の拠点としてまいりたいと考えております。

【再質問】
みなくさまつりでブースを設けられていたが、その反応は。

【市の答弁】
UDCBKを活用されている市民グループの方がステージ発表を行っていた。また、多くの市民がUDCBKに来られて相談もされていたと聞いている。

質問
次に、これからいろいろなご意見や課題解決の方法がアーバンデザインセンターにおいて検討されてくると思いますが、草津市としてこの検討されたことをどのように取り上げていこうとされておられるのか、またどのように活用されようと考えておられるのか、お聞きします。

市の答弁
UDCBKで創出されました新たな活動につきましては、庁内関係部局と調整のうえ、活動内容や活動に適した場所等を精査したうえで、コミュニティ事業団や、地域性のあるものは、学区まちづくり協議会等につなげて、実践していただくよう考えております。また、ビジネス要素があるものは、企業や大学等、具体的な活動支援ができるところにつなげてまいりたいと考えております。

【再質問】
UDCBKの導入に関して市長の思いは。

【市の答弁】
未来の草津の創造に向けて、自由な発想で新たな動きとして活動される方々が増えていくことに期待している。産学公民、多様な人々が気軽に立ち寄り、新たな出会いと交流の中で、新たな発見をし、試行錯誤もあるかと思うが、その中で新たなものが生み出されることに期待している。現在、UDCBKでは多文化、オープンガバナンス研究会といった取り組みもされているので、私も参加させてもらって、今後の政策づくりにいかしていきたい。また、お互い刺激を受けあうことで、活気ある草津の創造につなげていくようにしていきたい。

質問
 本年8月28日に「草津市健幸都市宣言」をされてから3か月以上が経過しました。今、「(仮称)草津市健幸都市基本計画(案)」を策定すべく努力をされておられるところでございますが、この基本計画(案)について何点かお聞きします。

 まず、誰もが生きがいをもち健やかに幸せに暮らせるまち、すなわち健幸都市を創造するため、全市的に取り組む事項等を定めることにより、健幸都市に向けた取組が総合的かつ計画的に推進されるようにすることを目的とするものであると「計画の目的」を設定され、住む人も、訪れる人も、健幸になれるまちを目指す姿とされています。
 この発想は、草津市も参加されている「健幸なまちづくりをめざす『Smart Wellnessn City首長研究会』」における発起人共同宣言にある「ウエルネス、健幸すなわち個々人が健康かつ生きがいを持ち、安心安全で豊かな生活を営むことができること」をこれからの「まちづくり政策」の中核に捉え、健康に関心のある層だけが参加するこれまでの政策から脱却し、住民誰もが参加し、生活習慣病予防及び寝たきり予防を可能とするまちづくりを目指す。そのために、科学的根拠に基づき市民の健康状態の改善が実証された次の健康まちづくり政策を、自治体間の連携によって推進していこうとするものであるとあり、その政策とは「健康に対する望ましい生活を啓発する教育の充実」「健康への貢献も視点に入れたまちの美的景観及び歩道や自転車道、及び公園整備の推進」「健康への貢献も視点に入れた都市交通網及び商店街の整備」「夜でも歩ける治安の維持・強化」「健康づくりの視点からも地産地消ができる農業等の推進」「地域での健康づくりネットワークを支援する、先端的健康サービス産業の育成」というものでした。
この政策により、世界で未だ確立されていない「少子高齢・人口減社会」の克服を可能とするまちづくり「Smart Wellness City」の具体策を創造・構築することを目的とするとありますが、「健幸都市宣言」はこれに基づいているのでしょうか、お聞きします。

市の答弁
草津市健幸都市宣言は、スマートウェルネスシティ首長研究会の発起人共同宣言の趣旨も踏まえ つつ、本市の状況等も加味し、市が健幸都市を創り上げていく意志や健幸都市として目指すべき方 向性を示したものです。

質問
そのようであれば、平成26年5月に発表されている伊達市の「伊達市健幸都市基本計画」にあるように計画の基本方針の順位は「まちの健幸づくり」から「ひとの健幸づくり」ではなく、まずは「ひとの健幸づくり」で、その次に「まちの健幸づくり」ではないでしょうか、お聞きします。

市の答弁
仮称ではありますが、草津市健幸都市基本計画における基本方針においては、「まちの健幸づくり」、「ひとの健幸づくり」、「しごとの健幸づくり」と定めることを検討しています。 これは、草津市としてこれまでも優先して取り組んできたひとの健康づくりに加え、今回、まちづくりの中核に「健幸」を位置付け市の総合政策として健幸都市づくりを進めていきたいと考えており、草津市まち・ひと・しごと創生総合戦略の考え方も踏まえ、定めたところでございますが、いずれも重要な要素であると考えております。

【再質問】
「まち」、「ひと」、「しごと」は同列、同時進行という認識でよいか。

【市の答弁】
ご指摘の通り、全てが重要な要素であるため、計画上はそういった並びになっているが、「まち」「ひと」「しごと」すべての要素を重要視して考えていきたい。

質問
次に、この「(仮称)草津市健幸都市基本計画(案)」は福祉部門があらゆる行政の部門にリーダーシップを発揮することになる計画だと思いますが、どのようにして草津市の総合力を発揮できるようにされていかれるのでしょか、特に10月から副市長が2人体制になっておりますが、この新しい体制はこの「(仮称)草津市健幸都市基本計画(案)」に対してどのように機能していくべきかと考えておられるのか、お聞きします。

市の答弁
草津市においては、健幸都市づくりを進めていくため、庁内に、市長を本部長、副本部長を両副市長および教育長、構成員を全部長級とする、健幸都市づくり推進本部を設ける等、総合政策として取り組む体制を整え取組を進めているところです。また、議員ご指摘のとおり、本年10 月より副市長が二人体制となり、市長のリーダーシップのもと、両副市長が連携し、それぞれの所管部門に対して迅速かつ的確な指示を行う等、健幸都市づくりに向けた取組も強化したところであり、来年度から計画に基づく本格的な取組の開始に向け総合政策として取組を進めていきます。

【再質問】
この健幸都市づくりに関して山本副市長のお考えは。

【市の答弁】
スマートウェルネスという概念は、全ての職員が関わり、まちづくりそのものという位置づけがされている。私と善利副市長とそれぞれの強みの分野を活かしながら、市長の的確な政策決定の支えとなっていくよう連携して機能を果たしていきたい。また、健幸都市づくりは大きな事業であり、それに見合う大きな成果を得るためにも機能させていくべきであると考える。医療費の削減など、直接的な目的だけではなく、地域の活性化や、
にぎわいの創出、健康に関するビジネス化、環境への配慮など、草津市職員の総合力が試
されている事業であると感じている。これらにおいて、両副市長で有機的に機能していき
たいと考えている。

【再質問】
善利副市長の考えは。

【市の答弁】
それぞれの特色、経験を活かしていくという中で、都市計画や公共施設の整備など迅速にきめ細やかに対応していきたい。

質問
この基本計画の素案の「草津市の取組方針」のところに「●個人のライフステージに応じた健康づくりや地域の特性を踏まえた健康づくりの支援等の強化」とありますが、この取組を進めるには現状の取組を総合的に抜本的に見直さなければと思います。今までと同じであれば、この計画は「絵に描いた餅」になってしまうと懸念するので、9月定例会ではこの10月1日から「B型肝炎ワクチン」を公費での定期接種が始まることについて拡充を要望しましたが、「検討したい」で終わっております。
また、山田議員から子どもの医療費助成における通院医療費の助成拡大との提案にも「慎重に検討してまいりたいと考えております。」で終わっておりますが、「健幸都市宣言」をしていなくても進んでいる自治体があることを思えば、この基本計画のなかで、まずはこの二つの政策の拡充に対して再度検討いただけないでしょうかお聞きします。

市の答弁
草津市健幸都市基本計画の策定に当たっては、草津市の現状や課題も踏まえ、取組方針を検討しているところです。「ひとの健幸づくり」について、具体的には、「地域の主体的な健康づくりの推進」の「地域の特性に応じた健康づくり」では、各まちづくり協議会で健幸宣言を実施いただいたことも踏まえ、地域ごとの健康データの分析や保健師による支援を行いながら、地域のまちづくり協議会と協働してその地域の実情に応じた健康づくりを強化していくことを検討しています。また、「個人の健康づくりの推進」の「ライフステージに応じた健康づくり」では、健康くさつ21等に基づき今後も計画的に取組を進めていくとともに、本市として特に更なる取組が必要と考えられる働く世代と高年期の健康づくりの取組を強化していきたいと考えています。
なお、働く世代の健康づくりは総合的に進めていきたいと考えておりますが、働く世代の子育て時の経済的負担の軽減については、「ずっと草津」宣言ロードマップにおいて、子どもの医療費助成の充実を含め定めており、別途検討を進めていきます。いずれにしても、健幸都市の実現に向けた取組が適切に行えるよう検討していきます。

【再質問】
健幸都市宣言をしている草津市として、現状の子どもの医療費助成に対する考え方は。

【市の答弁】
基本計画の策定において、草津市の現状課題を踏まえつつ、取り組み方針を検討しているところであり、健幸都市の実現に向けた取り組みが適切に行えるよう検討していきたい。

質問
次に、先ほどUDCBKのことを質問しましたが、「草津市健幸都市」達成のためには、UDCBKはどのように活用されようと考えておられるのか、お聞きします。

市の答弁
健幸都市づくりは、行政だけでなく、産学公民が連携して進めていくことが重要であると考えています。アーバンデザインセンターびわこ・くさつは、草津の未来について気軽に自由に話し合うことができる場所であります。先ほど議員ご指摘にもあったとおり、草津市健幸都市基本計画(案)においては、働く世代の健康の強化にも取り組んで行くこととしており、そういった観点では、これまで意見を聞く機会が少なかった働く世代の方々、企業の方々、大学の方々に関しても様々な意見交換をしながら課題に取り組んで行きたいと考えており、その意味で、例えば、ワークショップの開催等、健幸都市づくり向けて話し合うことができるプラットフォームとして活用できるのではないかと考えています。

 最後までお読みいただいてありがとうございました。
 これからもがんばっていきますので、よろしくお願いします。
                       2016年12月8日(木)午後4時8分

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