2010年8月

 今年の猛暑は9月まで続くようで、天気予報見るたびに傘マークが恋しい日々です。が、晩に聞こえる虫の声は秋の虫の声であったり、ふとした風が秋の気配を感じたりで、自然の流れは確実に秋に近付いていることも実感しています。

 国のほうでは、民主党の代表選で政治が少し夏休み状態になったかのようです。毎日報道される円高、株安への迅速な対応が最優先されるべきだと思いますが、今のところの最優先順位は国民ではないようです。

 昨今、議会の機能が取りざたされることが多く、内容によっては、身につまされる思いが多々あります。
議会の機能の大きな一つに、行政への監視、チェック機能、ということが挙げられます。そのチェック機能をより効果的に有効的に行っていこうと、今回、S52年以来設置されていなかった、決算審査のための特別委員会が9月に設置されることになりました。
 これまでは、3つの常任委員会で、分けて部門毎に審査していたものを、決算の議案を一体化した形で総合的に審査する体制に変わります。構成は12名ー予算、決算、半分づつに分かれて、です。
先日、その審査の方法等の説明のための特別委員会が開催されました。これまで、一人の担当としては3分の1の内容を審査していたものを、全てを審査するわけですから、様々な意見が出ました。

 いうまでもなく、決算の審査は、予算をどのように使ったかの審査です。この予算執行の考え方は、二通りあると思います。一つは予算を計画通り使うー当たり前ですが、そしてもう一つには、使うという先に、使ってどのように効果があったかを検証し、その事業を継続するのか、改善するのか、止めるのか、という判断に繋げるものです。(書きながら耳痛い~、というのが正直な気持ちです)
 それらのことがきちんと判断できたら、事業仕分けが出来ているのと同じなのですが...
いわゆる、評価の問題です。この評価、というのが中々現場では難しく、扱いにくいもののようです。
 特別委員会でも、審査の方法の話で評価の話が出ましたが、行政が出せていないものを議会で評価するのは現段階では難しい、という結論で、取りあえずはスタートして、どんどん改善していこう、ということで収まりました。
 決算書は、膨大な量です。隅から隅まではとても見られないですし、行政側からも、重箱の隅をつつくような質問は、出来るだけ控えて下さい、とも言われています。どこに視点を置いて、審査、チェックするか、大きな宿題ですが、頑張りたいと思います。

 長い間、御心配をおかけしていて申し訳ありませんでした。
御存知の方もいらっしゃると思いますが、6月に会派のHP運用費に関しての政務調査費の使い方に対して住民監査請求がなされていました。結果が出るまでの間ブログの更新も自粛していました。
 本日、市の監査委員から結果が出されましたので、御報告させて頂きます。結果は違法、不当な支出ではない、との判断で請求は棄却されました。そして付帯意見として、HPの持つ特性を活かした活動に努めていくように、とのことでした。
 不正ではなかったとの判断はなされましたが、市民への情報発信やご意見をうかがう媒体としての役割を十分に果たしていなかったことを反省しました。ご指摘を真摯に受け止め、今後は市民の方々からの理解、信頼を得られるように努力していくことを、会派で改めて確認した次第です。
 今後とも、多くの皆様からのご意見、ご指摘を頂きながら、議会を身近に感じて頂けるよう、わかりやすいHP作りに頑張ってまいりますので、どうかよろしくお願い致します。

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    草津市市会議員
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