新たなる審査に向けてー決算審査特別委員会設置

 今年の猛暑は9月まで続くようで、天気予報見るたびに傘マークが恋しい日々です。が、晩に聞こえる虫の声は秋の虫の声であったり、ふとした風が秋の気配を感じたりで、自然の流れは確実に秋に近付いていることも実感しています。

 国のほうでは、民主党の代表選で政治が少し夏休み状態になったかのようです。毎日報道される円高、株安への迅速な対応が最優先されるべきだと思いますが、今のところの最優先順位は国民ではないようです。

 昨今、議会の機能が取りざたされることが多く、内容によっては、身につまされる思いが多々あります。
議会の機能の大きな一つに、行政への監視、チェック機能、ということが挙げられます。そのチェック機能をより効果的に有効的に行っていこうと、今回、S52年以来設置されていなかった、決算審査のための特別委員会が9月に設置されることになりました。
 これまでは、3つの常任委員会で、分けて部門毎に審査していたものを、決算の議案を一体化した形で総合的に審査する体制に変わります。構成は12名ー予算、決算、半分づつに分かれて、です。
先日、その審査の方法等の説明のための特別委員会が開催されました。これまで、一人の担当としては3分の1の内容を審査していたものを、全てを審査するわけですから、様々な意見が出ました。

 いうまでもなく、決算の審査は、予算をどのように使ったかの審査です。この予算執行の考え方は、二通りあると思います。一つは予算を計画通り使うー当たり前ですが、そしてもう一つには、使うという先に、使ってどのように効果があったかを検証し、その事業を継続するのか、改善するのか、止めるのか、という判断に繋げるものです。(書きながら耳痛い~、というのが正直な気持ちです)
 それらのことがきちんと判断できたら、事業仕分けが出来ているのと同じなのですが...
いわゆる、評価の問題です。この評価、というのが中々現場では難しく、扱いにくいもののようです。
 特別委員会でも、審査の方法の話で評価の話が出ましたが、行政が出せていないものを議会で評価するのは現段階では難しい、という結論で、取りあえずはスタートして、どんどん改善していこう、ということで収まりました。
 決算書は、膨大な量です。隅から隅まではとても見られないですし、行政側からも、重箱の隅をつつくような質問は、出来るだけ控えて下さい、とも言われています。どこに視点を置いて、審査、チェックするか、大きな宿題ですが、頑張りたいと思います。

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