新名神開通!

先月の2月23日に、わが草津市の草津田上ICと三重県の亀山JCT間が開通しました。この新名神開通によって、様々な効果が期待されています。

その主な効果として

・京阪神間の短絡化(34kmの走行距離短縮―約20分の短縮)。
・鈴鹿峠を挟む三重・滋賀県間の交通事情の改善。
・名神高速きっての豪雪地帯で、突然雪が降り(通称ゲリラ雪と言われます)あっという間に積もってしまい、速度規制や通行止め措置が頻発している米原JCT(滋賀県米原市)周辺区間の回避。→これまでは逃げ道なかったので名神が通行止めになると国道一号線がだだ混みでした。

まだ、私は走っていないのですが、高規格の道路で、大変走りやすい、と評判は良いようです。近い内に、是非一度走行してみたいと思っています。

ただ、以前、仕事の関係で、信楽によく行っていたのですが、新名神が工事中で、よく目に入っていました。山と山の間に道を造っていまして、そしてこれがものすごく、高い位置にあるので、下から見ていて、「なんちゅう、高いとこに道造るの!?恐いやん」と思っていました。また、初めて知ったのですが、それは橋であって近江大鳥橋と言うのです。その橋の継ぎ目みたいな所なのですが(ごめんなさい、なんという名称かわからないので)今となっては、「あー、鶴の羽を表していたのだ」とわかるのですが、私は工事中、それがウルトラマンの胸に見えてしかたがなく、余計になんだか宇宙感覚の、少し恐いもの、という印象でした。皆様も一度見てみて下さい。

環境にもとても配慮されているとのうたい文句です。その内の一つに穴太積みという滋賀では有名な先人の智恵が使われています。

以下、京都新聞の記事からです。

「23日に部分開通する新名神高速道路の建設に伴い、滋賀県甲賀市甲南町と水口町の区間脇に 付け替えられた東海自然歩道沿いの壁に、大津市坂本に伝わる「穴太(あのう)積み」が採用された。 織田信長が築城した安土城など、全国の名城でみられる強固な石垣として知られるが、 京都大学大学院などによる施工前の耐力実験で、コンクリートブロック壁の強度を上回るとの 初のデータも得られた。 伝統技術を継承する「穴太衆」として施工した職人は「先人の技術の高さが立証された」と感慨を深めている。」

実験では、耐力実験で、何トンかの負荷をかけた結果、かなり強度のあるコンクリートのほうが先に壊れ、穴太積みは大丈夫だったとのことで、先人の智恵は素晴らしい、と思いました。しかも使用した石は、工事中に出た自然石を利用したとのことです。

現代の物流事情は、いかに早く荷物を届けるか、ということが最需要です。
昨今の道路特定財源問題で何かと道路建設については、議論がなされるところですが、何はともあれ、今回の新名神開通で、地元は、地域活性化をかなり期待されています。
(ちなみに私は、草津田上ICのすぐ近くに住んでいます)



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