長浜こども歌舞伎

080418002.jpg皆様は「長浜曳山まつり」ってご存知ですか?多分有名なので知っていらっしゃる方が多いかとは思います が、その中でも有名なのが、「長浜こども歌舞伎」です。
 私は恥ずかしながら、その「長浜こども歌舞伎」のことを知りませんでした。

市役所の方から、「すごくいいですよ」と勧められ、最終日の16日に行ってきました。
今年は14日から始まっていて、それぞれの日に夕渡りとか朝渡りとか、日によって違う形であるのですが、最終日は、いつも長浜市民会館で4町の全ての演目が行われるとのことです。
 午前は行けなかったので、最初の1番山の演目は見られなかったのですが、3町の演目を観賞しました。紹介して頂いた方から大体聞いていましたが、なるほど、大人顔負けの予想以上の演技力で本当に驚きました。歌舞伎ですので、女性役も全て男の子。いわゆる女形です。話し方、しなの作り方、歩き方等、ほんとに女形になりきっての演技にうなりました。
下は5歳!から一番最年長でも12歳の男の子達です。長い台詞(それも使い慣れない江戸言葉)を覚えて、また色々な振付もこなし、本格的な歌舞伎で、堪能致しました。どれ程、練習したのかと本当にここまで至るまでのみちのりをも想像し、余計感動いたしました。
 特に最後の演目は、2年間かけた自信作、とのことで意外なところから登場したり、宙に浮いたりと、色々な仕掛けがあり、さながらスーパー歌舞伎でした。それには、過去に出演したこども達が成人し、その青年たちが智恵をしぼり、工夫し、情熱をかけて、完成したそうです。大人たちや、中学生、高校生が次の世代の子どもたちを指導し、育てていき、作りあげていく。伝統を守り伝えていくスタイルがここには残っていることを実感しました。また会場は、高齢の方が多く、きっとお孫さんや、近所の子どもさんを見に来られたのだろうなと会場全体が暖かい空気で包まれていました。この経験はきっとその子にとって宝物になるのだろうなと思いました。
夜には、自町公演といって、自分の町で最後の演技を披露するのですが、それが、本当に町挙げて子どもたちを育てている、という雰囲気が伝わってきてこれもまた感動するそうで、残念ながら今年は時間がなくて、見られませんでしたが、来年は是非に、と思っています。
 草津市でも、草津市ならではの伝統をいかに子どもたちへ伝えて残していくか、今後の課題です。

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