またもや、がっかりと...景観計画のこと

議会質問と所属している総務常任委員会が終わりました。
今回の質問終わっての感想は、あと5分(いや10分?)足らなかった、という反省と、質問3項目のうちの2つ(市営住宅の連帯保証人の要件緩和と、学童保育の発達障がい児の課題への支援施策)は、答弁からは現在よりも少し改善ができるのではないか、と感じました。
特に学童保育での発達障がい児への課題については、担当課が何より現場からの声で、日頃から実感として感じている事柄であります。が、大きく課題解決するためには、やはり予算が必要ですのでどれだけの財政が許されるか、が課題です。学校や保護者や管理者との連携等、お金が必要でない部分もありますが、やはり専門性を確保するためには、人が必要であり、それが一番、予算が必要なので厳しいことこの上ないのは承知です。でも一歩でも前進できることを期待しています。

新年度に向けてただ今、予算編成真っ只中です。財政厳しき時代、どんな舵取りをされるか、市長就任4年目に入る正念場の予算編成でもあります。組織編制が毎年変わるのは如何なものかと思いますが、総仕上げの年、掲げたビジョンの遂行に頑張ってほしいものです。

さて、16日に、景観計画の検討委員会の傍聴に行ってきました。傍聴は寂しく私一人でした。
昨今、様々な計画が策定されています。あるべき姿の目標到達に向けて、段階的に大体3年~5年先づつ、計画に基いた着実な運営をやっていこう、と。
ただ、これまでの本市の計画策定のプロセスを見ていて、私は時々疑問に感じることがありました。計画のための計画作り、そこそこの標準装備で、計画をつくることが目的化し作って終わり、という計画が多いように思えます。
それは、一つには、時間に追われている、じっくり検討する間もなく数年毎に見直しの時期がきて第2期、第3期と作っていかなければいけない、という現場の悩みもあります。大抵がコンサルティングの会社が入ってきれいな立派な冊子に仕上げってはいます。でも、でも、ですね、悲しいかな魂が入っていない、と感じます。

今回の景観計画も、しかり、来年度策定向けて逆算しての慌ただしいタイトなスケジュールの中、粛々と策定されるようです。
委員の方々の大変勉強になるご意見や、計画への視点、さあ、これからと思っていたら、ばたばた!と12月27日からのパブコメに合わせて...との行政側からのスケジュール提示に私も唖然...
私としては、もう少し丁寧に作ってほしい、と願っていますが、県からの同意がどうしても3月までに必要(なんで?)ということで新幹線なみの途中下車無しの猛スピードで、また作られそうです。

でも、委員の方々には、頭が下がります。行政から提案された基本方針案の議論の時間が正味2時間しかなく(しかも一時間延長してです)、色々と思いを持って頂いているにも関わらず、行政からのスケジュール提示に、一瞬その場が、無理、という空気になりましたが、気を取り直して、各自メールにて委員長に連絡することになり、皆さん、大人だなぁ~と思いました。

この委員会において議論する時間もない余裕のないスケジュール設定に、ああ~またいつも通りかぁ~とがっくりときてしまいました。
何のために作るのかが、ここですでにぶれてしまった?と私は思いました。

でも、あきらめずにこれからもしっかりと計画策定に関心を持っていきたいと思います。

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