草津市の人口減少問題!?

昨日から今日にかけて雪になりました。今年は雪が多いですね。
スノータイヤを履いていないので、日頃、車でないとどこにも行けない者にとって雪はある意味恐怖です。
予定が入っていれば、どうやって移動しようか?と... 私が住んでいるところは、交通空白地ですので...
車に頼らない社会にシフトしないと、いえ、せざるを得ない時代がもう目前に迫ってきているのでしょうが、つい、便利さに負けてしまって公共交通機関は使えていません。

去る11日に、昨年からシリーズで開催されている市の戦略セミナーに参加しました。
今回は、「デフレの正体」の著作者の藻谷浩介氏でした。長期間ベストセラーにランク入りしていたり、菅首相も読んだ、とかで話題になっている本でもあり、時の人の講演で興味深々で参加しました。
内容は、人口減少問題の認識の甘さを指摘され、現状は、想定されているよりももっと深刻な状況になることを、はっきりと指し示されました。
少子高齢化の問題は、生産人口減少の問題であり、想像以上のスピードで進んでいて、早くその状況に合わせたまちづくりや、政策を進めていかないと大変困ったことになる、という内容で、かつ具体的に草津市の数字を提示され、より説得力がありました。
特に草津市は、急に発展したまちでもあり、発展したまちの特徴として、団塊世代が多く、高齢化が他市よりも急速に進む、とのこと。

ぼやっ~と、想像していた人口減少が、目の前に突き付けられた感で、今の内にしっかりとダウンサイジングの施策にシフトしていかないと、次の世代の負担が想像以上なのと、何よりも駅周辺のマンションや商店街に人がいなくなり、市内の住宅も空き家が増えて、ゴーストタウン化しないように...

まちづくりに関しては、感覚で感じていたことが、大体肯定された内容で、講演中は納得の連続でした。
これからは、駅周辺の高い(高さ)マンションは最悪のまちづくりで(そうそう!)中心市街地は歩けることが条件で、人をいかに来させる魅力ある市街地にするか、それは、センスのあるきれいな街なみを創っていくこと、これからは観光がますます重要になってくる等々、今、市が策定中の景観にもつながる話しでもあり、今後のハード面のまちづくりを人口減少問題と絡めていかないと、取り返しがつかない、と実感した内容でした。

時代は、本当に全てにおいて転換期であり、これまでの手法、考えに固執せず、まず認識を変えていくべきだと思いました。そうしないと、前に進まないし、転換をうまく活かせたかどうか、地方の格差がはっきりとしてくるわけで、次の世代に申し訳ない、と改めて思いました。

 

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