東北地方太平洋沖地震

 11日に東日本を襲った大震災から5日目... 時間が経過すればするほど、想像を絶する被害の状況に言葉もありません。震災で亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災者の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

 11日の発生以来、全てのテレビ局から、発生時の津波が町を壊滅状態にして行く様や、津波が去ったあとの町が消えてしまった現在の状況、避難場所での被災者の方々の悲痛の思いや、寒さと食料不足等の辛い避難生活が、映し出されています。事実の情報を目にすればするほど、普通の日常生活を送れていることへの後ろめたさと、今、何かできることは無いのだろうか、との焦りを感じます。きっと、多くの方々が同じ思いだと思います。
 
 原発の危険性も、日本だけでなく、世界中が改めて考え直す必要を余儀なくされたのでは、と思いました。私自身、現代の技術であれば、安全はしっかり確保されていると安易に思っていました。
 今回は、想定をはるかに超えた災害とはいえ、現実に起こったという事実と、それに伴う被害は、取り返しがつきません。危険の回避はもちろん、いたずらに不安をあおらないように、また、危険にすぐに対処できるよう、正確で全ての情報の提供を望むものです。

 現場が混乱している中、今、個人でできることは限られています。連日避難所の物資不足の報道に、誰もが救援物資を送りたいと思うのは当然ですが、現地での流通経路や仕分け作業等が困難なため受付は辞退されています。
今は、寄附や支援金でしか支援できない状態です。
各都道府県の共同募金会や、日本赤十字社や銀行が窓口となって義援金の受付がなされています。
草津市議会でも、昨日に、議会から義援金の寄附をさせて頂くことを決定しました。

 草津市も、本日HPで「緊急情報」の記事がアップされました。これまでの支援情報と、今後、要請された時の物的支援や人的支援等の支援体制の内容が記載されています。

 まだ被害の全容が明らかになっていないこと、万人をこえる安否確認が出来ない住民のかたがいらっしゃること、原発の危険等、まだまだ、被害は広がる可能性があります。また、これから長期間の避難生活が余儀なくされるであろう被災者の方々の支援に国挙げて、取り組んでいくべきことは申すまでもありません。

 今いる地で、冷静にそれぞれができることを、そして、絶望的にならず、希望をもって、心ひとつに、被災地への支援をしていきたいと思います。
 
 


 

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