2011年8月

緑のカーテン

 最近、あいさつに伺う機会が多いのですが、例年と比べて多いと感じるものがあります。
 それは、緑のカーテンです。一番多いのは、ゴーヤで、あとは胡瓜や朝顔といった感じです。

一軒一軒、その表情が違っていて、葉がすごく茂っていたり、葉は少ないのに実が沢山なっていたり、と同じ種からでも、育てる環境でこれだけ様々な様子が違うものなのだと興味深く思っています。
効果をお聞きすると、「陰になってかなり涼しいですよ」と多くの方が言われます。

 我が家でも、最近になって家族のものがにわかに、ゴーヤを植えましたが、果たして育つかどうか... 早々とネットを張っていますが、ちゃんとネットに絡むまで育つか、楽しみにしています。

 猛暑の中、節電が叫ばれていますが、工夫して乗り切りたいものです。

原発の問題

 7月29日に、滋賀県の党の研修で、福井県の敦賀の原発に視察に行ってきました。
 福島の原発の事故以後、テレビで映像として見たことがあるのとほぼ同じような建物でした。

 敦賀の原発は、1号機と2号機があり、どちらも定期点検中で、稼動はしていないとのこと。
ですが、従事している人が2000人います、と説明がありました。
 敦賀の原発は、行って初めて知ったのですが、売電はしていなくて 関西電力や、中部電力の原発の工場に送電しているとのことでした。

 当然、3.11以後、津波に対する安全策が様々に講じられていること、よくわかりました。
でも、どれだけ安全への対策を講じても、100%の安全はありえないこと、今回の大震災でいやというほど身に沁みています。が、しかし100%に近い安全の対策のために巨額の投資をしなければならず、一体どれだけの経費がかかるのだろう、そして人の手を離れた原子力は、人間では制圧できないこと、等々複雑な思いを抱きながら見学をしていました。安全、安全の言葉が、頭にどうしても入って来ず、やはりいつかは原発は人間は止めなければいけない、という強い思いになりました。
 当然、経済のこと、代替エネルギーの開発のこと等が解決しなければやめられないことは十分承知していて、すぐには無理なことはわかっています。ただ、人がコントロールできないものは非常に危険であることは、認識しなければなりません。

 これだけの大きな犠牲を払わないとわからなかったことも、人間は優れているようで、そうではなかったとも思います。

重い気持ちを抱いたまま、滋賀県に帰ってきましたが、その翌日に、知り合いの方から、以下のメールが送られていました。

「衆議院厚生労働委員会での
児玉龍彦東京大学教授(アイソトープ研究所)の「放射線の健康への影響」という参考人説明です。
福島原発事故の放射能汚染から
「子どもを守る」為の提言をしておられます。多くの方に知っていただくことで、提言実現の可能性が増すと考え、メールをお送り致しました。」
との文言で、
 YoutubeにUPされているアドレスを紹介されていました。映像を見ると
7月27日の国会の委員会で、上記の東大の先生が参考人として、現在の放射能汚染の実態を怒りに満ちて説明されていました。子どもたちが今、本当に危険な状態であること、政府の対応があまりに遅く信じられない現状であること等々、真剣に怒っておられました。
 数字もかなり衝撃的で、ますます原発は、いつの日かは、それも一日も早く、違うエネルギーに代わっていかなければいけない、と強く思いました。

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