言葉のシャワー

 先日、ある幼稚園の園長先生と話をしていて、なるほどと思ったことがありました。
 今や、ほとんどの家庭が核家族で、同居は1割~2割ということ。
必然的に、日常生活はお母さんと子どもさんと過ごす時間が多くなる中、幼児期に話す言葉、聞く言葉が昔と比べて少なくなっていると感じます、とのこと。
お母さんが家事とか用事をしている間、テレビやテレビゲームで過ごす時間が多く、そこに会話、対話はなく、一方的な情報でしかない。情報量は昔と比べて多いのに、一方通行の情報なので、そこに想像力を養うことが少なくなっていると感じるとのこと。

 今、子どもや大人も含めて、コミュニケーション能力がおちている、とよく言われています。
語彙力や表現力の貧弱さ、幼少時代に言葉のシャワーを浴びることの大切さ、言葉のキャッチボールから相手の気持ちを考える想像力の大事さ、当たり前のことが時代の流れの環境から、たとえば、極端な例、授乳中でも、お母さんが携帯でメールをして、赤ちゃんの顔を見ないまま、ということもあるそうです。
そのためにも、やはり読み聞かせや読書を通して、表現の方法や、想像力を培うことは、ますます大事だと、園長先生と話が合いました。

 就学前の読書環境の充実は大事だとより強く認識した次第です。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.kusatsu-kokorohot.com/MTOS/mt-tb.cgi/206

コメント(2)

TITLE:
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
共鳴します。私は2歳、4歳の孫達と現在生活をしていますが、母親が子ども達と会話をして食事をしているシーンで携帯電話使用や携帯メールをしていたりすることに不安をもっていました。こういうときに親達が子どもとしっかり会話をする事が大切だと思うのです。又、会話の中身も大切だと思っています。コミュニケーションを読みきかせのようにコミニュケーションの「質」も考えたいものです。

TITLE:
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
ありがとうございます。
コミュニケーションの「質」、というご示唆に、なるほどと、思いました。
言葉を交わす時の表現次第で、人は感動したり、傷付いたり、嬉しくなったり…、会話のときに受ける印象は、表情も大事だと聞きます。
何事も心が伴うことが大事ですね。

コメントする

  • プロフィール
    草津市市会議員
    西垣和美のBlogへようこそ

月別記事一覧

最近のコメント

管理画面