議会質問のご報告です。
今回は、本年8月に成立した「子ども・子育て支援関連3法」からの質問です。この法律は、地域からのボトムアップが活かされる、つまり地域の課題、実態に合った施策に対して国が財政支援をしていく、というものです。本格的な実施は27年度からになりますが、27年度に入る半年前には、市の事業計画が策定されていなければなりません。ですから、出来るだけ早くに着手して、市の実態、課題の検討や、何より、ニーズ調査が必要です。また、子育て世代当事者の声を必ず反映しなければならないことも明記されています。これまでの国からのフォーマットや指針を待つ姿勢でなく、能動的な姿勢で、いかに主体性を持つのか、ということが大事だと思います。今回の質問は、その認識を確認したかったものです。答弁では、まだ待ちの姿勢が強いのではと思い少し、しつこいめに認識について問いかけた結果となりました。
≪質問項目≫
Ⅰ.子ども・子育て支援新制度の施策推進について
・子ども子育て会議の設置について
・事業計画の策定の取り組みについて
・ニーズ調査の予算計上について
・親育ちプログラムについて
Ⅱ.「市民参加条例」における審議会等の市民参加について
・市民参加がより生かされるための審議会等運営のガイドライン策定について
答弁にもありましたように、草津市においては、子育て支援のニーズが高く、まちの魅力の大きな要因にもなると思います。
部長答弁では、 積極的に取り組む、という姿勢は示されてはいるのですが、もう一歩、できるだけ、頭を切り替えて主体的に取り組んでいただくことを期待しています。
また、会派および議会としても、当時者のニーズを聞いたり、意見交換をしたり、ということを行っていきたいと思っています。
先日も、文教厚生常任委員会の委員長に、「子ども条例」の策定を常任委員会で策定することを提案しました。次回の常任委員会にでも、図っていけるかと思います。
もし、提案が通れば、策定の過程の中に、子育て世代との意見交換会も、議会として開催できれば、とも思っている次第です。
また、市民の皆様、よろしくお願いします。
インターネット録画で議会質問を拝見させて頂きました。子育て3法に関して大変に興味があり、どのような質問と答弁があるか楽しみにしておりました。視聴させて頂き残念な感想を抱いたのが率直なところです。今回の子育て3法は3党合意で決められた事ですが、私の理解している内容の一つとして、各地方自治体でその地域の特性に合わせた施策を組みたてられる事にあると思います。その事により多様性のある行政サービスが可能になると思っています。又、子育ての環境が変わることによって、もっと住み易い草津市が望めるのかと期待感も脹らます。しかし、草津市側の当局の答弁では、国からの指示を待つとう色合いがとても濃く感じられて残念でした。もっと、真剣に子育てサポートを行政の大事な柱として取り組んで欲しい(そう感じさせるような答弁)と願って止みません。今後、ますます地方自治の格差が進むと予想されるだけに、積極的な姿勢を御願いしたいと思います。それと、他の議員さんの質問でFBやツイッターの活用について質問されてますが、その質疑でホームページに対するアクセス数を指摘されていた点は、草津市のホームページ画面は情報が平面化していて分かりづらいです。是非、改良して欲しいですね。それと、FBやツィッターを行政サービスで活用する事も、答弁では「研究する」との事でしたが、これは時代錯誤甚だしいです。東京京都は全部署がツイッターの公式アカウントを持つ事を指示されているとも聞きます。もっと市民の声を聞くにはどうするかの立場で考えてもらえたらと思います。「研究」の時代ではありません。どう運用するか事例は一杯あります。
録画をご覧になられたとのこと、ありがとうございます。
また、子ども子育て支援の改正法の趣旨もご理解頂いているようで、大変勇気づけられました。
まさに、地域が主体の、地域の課題に合った計画をつくるわけですが、手堅い行政の体質はある意味、失敗の少ない優等生でもあるわけですが、安心な反面、地域の課題がスルーしてしまう可能性もあります。
情報の発信、受信については、私も感じていることであり、研究中、ということは、うがった見方かもしれませんが、あまり考えていない、ということかなと思います。二の足は、発信のほうの表現の責任のリスクを超えられない、との認識をされているようです。東京の例を引いてのご意見、長の姿勢が感じられるものですね。