3月議会に臨んで

 風邪をひいてしまいました。家族から、誕生月の一月に毎年ひいている、と言われ、えー、という感じです。一年の疲れを新年に持ち越しているのか、一つ歳をとるごとに、体が正直にこたえているのか、と。しかしながら健康管理も、大事なマネジメントでもあり、以後気をつけたいと思います。
 
 3月の議会まで一か月を切りました(2月25日開会)。3月は、新年度の予算の審議をする議会でもあり、かなりボリュームがあります。先週末に「自治体予算を考える」とテーマの研修に行ってきました。
 内容は、財政の基本的な知識が主でした。総務省の方が講師で、過去、香川県や長崎県に出向されて、色々と業績を残されたようです。話の中に、補助金の適正な使い方に言及しておられました。つまり、補助金があるから、事業をするのでなく、本当に必要な事業かどうか精査し、そのうえで、補助金があれば、使う、とまあ当たり前の話ですが、実態は、これまでの地方と政府との関係からも、補助金が使えたら実施し、使えなかったらしない、それがもっとひどくなると、しなくても良い事業までやってしまったり、目的と違う使い方をして後で困る、ということもあります。地方での現場や、総務省で予算のことも関わってこられた方が、実態として、経験されたことを話されていると思います。
 補助金は、全額補助というものも中にはありますが、多くは、半分か、6割は、地方が起債して行うものです。ですから、補助金とセットで、借金をしなければなりませんので、将来に責任を持つ、という視点で、話されていました。このことは、過去、議会質問等でも、指摘したこともありますが、中々、職員さんにわかって頂けていない、と感じてもいます。そもそもの事業の必要性の認識の違いもありますが... 今後は、2月にパブリックコメントがなされる第2次行政システム改革の中に、大型事業の事前評価、ということも項目に上がっていました。市政への市民参加がますます必要となります。
 また、行政システム改革と同時に、第5次総合計画の第2期目の基本計画(パブコメ2月~)もスタートします。持続可能な共生社会目指して、新しい公共の再編による、市民自治と戦略的な地方政府を目指す、という理念です。議会としても勉強し、しっかりと審議していかなければならないと思っています。
 
 
 
 

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コメント(2)

いよいよ新年度のスタートですね。今年も大いに頑張って下さい。地方行政、地方政治の如何が問われる時代にますますなりますね。市民側も意識改革がもとめられますが、さて、何をどんなふうに変わっていかなければならないかも分からない状態かもしれません。是非、そういう観点の意見もどんどん出してもらう事を期待したいですね。議会の様子は、インターネット録画をみるぐらいしか出来ませんが、各議員さんの質問に対して職員の方が回答されている内容を聞いていて、もう少しきちんと回答したらと思う場面が多々ありますね。議員さん側の質問レベルに問題がある事もありそうですが改善されるように、この点も期待したいですね。これは参考ですが、行政職員の人達は一度、黒澤明監督の『生きる』の映画(DVD)でも鑑賞されたらどうかなと思います。(笑)長編映画(2時間20分程度)ですので、そんな時間がないとおっしゃるかも知れませんが、大きな問題提起がされています。市民が必要とする政策は行政が本気でやればいくらでも出来る。その「本気度」が求められるのですね。是非そんな本気度が感じられる回答やそれを引きだせる質問を期待したいなぁと思います。西垣さんも体調管理を万全に、「雨垂れ石をも穿つ」精神で頑張って下さい。

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