「議会改革特別委員会」2年目スタート

 草津市議会議員の西垣和美です。
先日(1月16日)に、議会改革特別委員会が開かれました。10月に議会の役選後、新体制での委員会の2回目の委員会です。(1回目は、監査の研修と重なり出席できませんでした)
 これまで、一年間かけて議論してきたことをふまえて、再スタートです。この一年間で、議会基本条例の策定を目指して鋭意取り組んでいきたいと思っています。
 さて、この日の議論の中心は、議会の政策提案の実現のためには、どうするか、といった内容でした。具体的には、市長等への反問権、反論権の付与、政策立案のための議員の質向上のための研究、研修の方法、個人の一般質問を議会として取扱うことについて、といったことを議論しました。
 反問、反論権については、大体賛成の方向性でした。他市においても、本当の意味での反論、いわゆる逆質問、といったようには使われていることは少ないようです。数字や知識の類の反問ではなく、論点についてや、対案や財源問題について、議員に問う、といったことだと思いますが、実際は議員に恥をかかせてはいけない、といった遠慮が働くことは、十分に想定できます。その時の市長にもよるのでしょうが~ そういった状況の中での付与する意味は、議員が財源を無視するような無茶苦茶な提案への非常ベルや、質問作成の際、しっかりと勉強する、といったことだと思います。議会を傍聴された方のアンケートから、出来レースのような、と表現されていますが、議会も執行部側もより真剣勝負で、臨みたいものです。委員会での意見も、おおよそそういった内容になり、結論は出ていませんが、方向性は確認出来ました。
 研修、研究会については、誰も異論はありませんでしたが、どのような手法で、という具体的な形はこれからです。研修をいかに活かすか、研修は政策提案の手段であり、研修が目的ではありませんから、即効性は求められないとは思いますが、意識は、最低限必要でしょう。
 その関連にもなりますが、個人の一般質問を、議会全体の問題、課題として捉え、政策にまでもっていくことが、今後求められるべきでは、という議論になりました。それを実現するためには、会派を超えること、合意形成のための議論の場が必要なこと、課題設定についてどうするか、といったことをクリアする仕組み作りが必要です。
 全て、これからますます議論は必要です。議員間討議も、様々思うことはありますが、市民社会の縮図として、多様な議員構成に意味があるので、合意形成のための議論を重ねるしかありません。
 実効性のある、また、変わったと思える議会改革にこれからも頑張っていきます。

 
 

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コメント(1)

大いに期待したいですが、かなりハードルの高い目標のようにも思えます。実際の政策決定・実行システムの中で、議会というのはどのような位置付けになっているのか素人目に疑問になります。市の行政サービスの内容(政策内容)を誰が決めているのか。その決定システムに市民の声を反映する方法とはどんな事なのか。我々が選んだ議員の役割とは何か。市民側も真剣に考えないといけませんね。又、会派の合意形成をとる事により多様な意見が反映されると言う事もその決定のシステムをどうするか知恵がいりますね。極端な言い方ですが、完全無欠のシステム等は有りえないのですから、結論 議員の力量がますます問われると言う事なのではないかとも思いますね。政策立案能力の高い議員を選ぶ市民側の目も大事になりますね。西垣議員のブログ等の情報発信内容をこれからも勉強させて頂き、市民としての目を高めていきたいと思います。

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