予算審議終えて

 草津市議会議員の西垣です。
 昨日で、予算の審議も終わり、新年度予算、24年度補正予算、どちらも特別委員会で可決しました。
新年度予算は、当然ボリュームのある審議となりますが、今回特に時間がかかった議論が、「中心市街地活性化計画」関連と「草津川跡地整備」に関わるものです。この事業は、議会内でも、意見が2分しているものでもあります。当初、草津川跡地整備の構想から意見が分かれていて、今も尾を引いているようです。大きくは、草津川跡地の利活用の仕方において、堤体を無くして、平地化して道路として使うか、堤体は残して緑軸として、各ゾーンで緑をコンセプトにして、人が集まれる空間をつくるか、という二つの意見に分かれていました。今は、総合計画からの整合性もあり、緑軸という構想の認識は一致をみているものです。
 今や、人口減少高齢社会の時代にあって、都市間競争、持続可能な社会の構築目指しているなかで、地域経済も見据えて、また質の高い都市を目指す中で、どちらの形が将来の何十年先にも活かしていけるのか、議論が尽きない状態です。
 しかも、投資額が大きいので、行政はもちろん、議会としても、慎重にならざるを得ないのも当然のことです。しかしながら、決めて進めていかないと物事は動きませんので、議論しながら、確認しながら議決、という意志決定にいたりました。(本会議での採決は閉会日です)
 中心市街地の活性化は、日本社会の生活スタイル、社会構造の変化から、いずこも同じ悩みを抱えています。国も、財政支援という形(いわゆる交付金、補助金として)で、支援をして、衰退した商店街やまちなかの活性化を図って、これからの超高齢社会に対応しようとしています。
 草津市は、まだまだ元気なまちで、衰退とは、逆に感じますが、余力のあるうちに手を打つことが次世代につけを残さないということにもなります。
 私たちも、何が良くて、何が失敗になるのかは、正直未知な部分はありますが、今の段階で、これが良い、と判断したことで進めていくしかありません。
 これに限らず、他の事業も、色々と、審議した中で、少し疑義がある内容もありますが、修正してまでもの内容でもなく、決算にその効果を検証していき、PDCAのサイクルで予算決算を連動して、より適正な効果的な税金の使われ方のチェックをしていきたいと思います。
 
 今年は、桜の開花が早いようです。草津川跡地の桜が楽しみです。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.kusatsu-kokorohot.com/MTOS/mt-tb.cgi/703

コメントする

  • プロフィール
    草津市市会議員
    西垣和美のBlogへようこそ

月別記事一覧

管理画面