質問終えて

 草津市議会議員の西垣です。
18日に、議会質問終わりました。今回も時間が足りず、2問目は残り3分、という中での質問で、当然、実際のやりとりはできず、執行部側の見解を聞くだけに終わりました。
 質問内容は、「公共施設のマネジメントについて」と、「ひきこもり」支援の拡充について、です。
議会開会日に、パブリックコメントを予定しているという4つの計画について、説明がありました。
 「中心市街地活性化基本計画」「(仮称)市民総合交流センター」「草津市文化芸術機能等施設整備基本計画」「「(仮称)野村スポーツゾーン整備事業」です。どれも、大型のはこもの的ハード事業です。
 今回、私が質問をした内容は、これからの、はこもの的な事業は、将来の人口減少社会を迎える時代にあって、無駄なものや、ぜいたくなものを作らない、といった観点のマネジメントができているかどうか、ということと、草津市として、公共施設をつくるときには、市としてこうあるべきだ、というルールに沿って設計するべきだと思う、というものでした。
 老朽化し、建て替えを必要とする施設を集約することは、必要だと思いますが、市全体の配置整備として、どこを優先すべきかどうか、という観点から、西友跡地に構想されている「市民総合交流センター」の子育てスペースについては、異議を唱えるものです。
 無いより、あれば良いのは当然ですが、税金を使うものですし、必要性の根拠、説明責任が問われると思います。
 政策は、課題解決のためにあります。理想と現実の乖離を埋めるためのものです。ですから、ここに、子育てスペースをつくるにあたっては、どんな課題に対する政策か、の説明を求めたいと思いました。それで、どんなデータをもってして、ニーズがあるのか、ということを質問しましたが、周辺には子育て世代が多くいる、との答弁。そんなこと、だれもが言えることです。
 草津市の統計データからは、単純計算ですが、南草津周辺の学区の0~4歳児の人数と、30代前半の人数を、西友跡地周辺の学区とを比較すると、歴然とした差があります。
 それは、当然、執行部側も認識はしているのですが、南草津駅周辺に土地がない、場所がない、という現状に甘んじているとしか私は思えません。
 今回の、西友跡地での構想も、中心市街地活性化の計画を国に認定してもらうためには、条件が必要です。その中に、福利施設があります。そのメニュー合せに、子育てスペースが入ったと思うのですが、なぜ、私がその有りがたいスペースに疑義を唱えるかというと、西友跡地の近くの商店街の中にも、子育てひろばはありますし、市役所の子育てひろばもあります。私の前に質問していた小野議員が、南草津駅周辺のマンションのかたが、市役所の子育てひろばに行くのに大変苦労している、ということも言っておられました。作りやすいところに作り、配置として偏るのは、いかがなものかと思います。それも、国のメニューに合わせてのことで、補助金が付いて回る手法は、草津市の特徴です。いい加減に、国の補助金に合わせての政策から、脱皮してほしいです。これまでも、国の補助金を使っての事業について問題があると思うものが、いくつかあります。
 初期のイニシャルコストに執着して、ランニングコストをどう見ているか、ということも気になります。
それと、社会福祉協議会の移転です。2年前に、市役所横にあった施設の老朽化により、現在の青地町に移転しました。移転の時も、十分な議論がなされず、様々な問題を指摘されながら、移転をしました。私は、当然、移転には反対でした。そして、やはり、交通の便が悪く、社会福祉協議会に来るひとが少ない、という現状です。当然、想定されていたことであり、6000万円の修繕費用をかけて(建物全体の修繕費用ではありますが)移転した早々、やっぱり不便だからこっちに移ります、って、そんなこと許されるのでしょうか?
 と、書いているうちにも、かっかっとなってきていますが、議場では、そのことが伝わったかどうか、う~ん、というところです。これは、質問の仕方もあり、私の技量のこともありますが、執行部側の価値観との相違は、いつまでたっても平行線です。一部の職員さんは、理解もされているとは思いますが... 戦い?は、まだまだ続きます。
 
 

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