12月の議会質問

 草津市議会議員の西垣です。
 12月12日に議会質問が終わりました。
 質問項目は、議会のホームページにもアップされていますが、今回は以下の3項目について質問しました。
 Ⅰ.特別支援教育におけるタブレット端末の選択について
 Ⅱ.男女共同参画の推進拡充について
 Ⅲ.安心安全なまちづくりを~台風18号の検証と今後の災害対策について~

 答弁は?というところですが、まず1項目目のタブレット端末の選択については、前向きに検討する、とのことでした。草津市は、電子黒板を全小中学校に導入し、ICT教育の推進に力を入れています。
本年度においては、タブレット端末を45台モデル的に導入していますが、更なる拡充で来年度に向けてタブレット端末導入のための予算要求をしているところです。
 以前より、発達障がい児の様々な苦手や学ぶ上での困難を支援するツールに、ipadが活用されていることを聞いていましたので、機器を教育委員会に確認したところ、電子黒板と連動しているパソコンタブレットを考えている(ほぼ決定?)とのこと。通常学級の児童生徒には良しとして、個別に支援を要する子どもたちへの機器についても同様とのことで、本当にその選択で良いのかを調査をしました。結果、個々の特性に応じた学習の支援のツールとなるアプリが豊富であることや、様々に組み合わせ可能で、先生にとっても負担が軽い、費用対効果からもipadが適正である、と確信しました。
 大事な税金を使う以上、目的と手法がより一致する方向でなければなりません。それも、教育の環境に関することは、子どもの視点に立ったものであるべきです。
 本来なら、一問一答で積み上げていくほうがより市民の方にもわかりやすい言質を取れるかと思うのですが、今回までは30分以内の時間内ですので、他の項目の質問時間との兼ね合わせで今回は、こちらで一気に理由と結論を述べて、結論だけを求めました。
 結果は、検討します、との答弁。検討します、というのは玉虫色なのですが、内容からは前向きな方向性と受け取れたので、確認しましたら、前向き、とのお答え頂きました。決定した訳ではありませんが、希望を持っています。
 2項目目は、男女共同参画の推進についてです。
 今回の組織編制の改革で、新年度からは、男女共同参画の組織が総合政策部の所管になります。これを機に、新たに男女共同参画の推進の拡充に本腰を入れて頂きたいとの思いで質問しました。女性の人材育成や、エンパワーメントのためのプログラム作りを要望し、これも、前向きな検討、とのご答弁でした。もう一つは、男女共同参画センターの設置についてです。
 草津市は、中心市街地活性化の今後の計画の中に、西友跡地に合同ビルを建設予定しています。いまどき、箱もの建設は中々厳しい時代ですが、市いわく、ファシリティマネジメントの観点からも必要とされているビルとのことで、こんなチャンスはないと思います。
 拠点の整備は、男女共同参画推進条例にも明記されています。これからの女性の時代に向けて、草津市も大きく意識変革をしていく必要があると思います。答弁は、今の時点ではどちらとも言えないという感じでした。これも検討します、とのことですが...。今後も提案していきたいと思っています。
 3項目目は、台風18号の経験から、検証兼ねての質問です。
 小さく4つ、予定していましたが、2つ残してしまいました。最初の2つは、河川の見える化についてと、災害時の情報伝達の一元化についてです。
 河川の見える化は、その前日に伊吹議員が同じ観点の質問され答弁はわかっていましたので、付け加えて、平時から市民の方々が意識できるような見える形にしてほしいと、要望し、2点目の情報の一元化も、県の情報と市の情報を一致させて混乱のないようにしてほしい、と要望しました。
 全体として、どれも「できません」という答弁は無かったのですが、ここからがスタートで、今後もきちんと見ていきたいと思っています。
 次の議会からは、ようやく、質問の時間と答弁の時間が別になりました。このことが決定されるまで、なんと時間がかかったことか~。これからますます、議員の一問一答の力量が問われます。
 日々、努力です。

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