「草津市議会基本条例」可決

 草津市議会議員の西垣和美です。
 12月19日は議会の閉会日で、その日に「草津市議会基本条例」が全会派から提案となり、全員賛成で無事可決しました。
 条例の行方を心配して頂いていた方から、当初、今議会の議案に載っていなかったので、今回もまた見送りかとご心配の声もありました。全会派からの議員提案ですので、委員会に付託審査することもなく採決のみとなりますので、最終日に提案となります、と説明させて頂きました。議会に関心を持って頂けるのは市民参加の第一歩にもなり、大変嬉しいものです。
 翌日の新聞に記事にもなり、目にされた市民の方がまた関心を持って頂ければと思います。
 県内では後発組で、13市の中で11番目の策定です。あと大津市と高島市が残っていますが、大津市は2月に策定予定、と記事にもありました。
 おおよそ3年間かかりましたが、まだまだ温度差はあると思います。
 議会運営の原理原則が主な内容ですが、市民の皆様に負託を受けている議員がどのようにすれば議会の機能を果たす事が出来るか、それは、個々人の議員の質の向上もしかりですが、大きな目的は議会全体で執行部へのチェックや提案が出来るか、ということであり、今後の議員の役割はますます重要になるでしょう。
 そのためには、行政側と論点や視点が違う、という時は個々人の意見でなく、議会全体(或いは委員会)の意見として執行部側に申し出することがより適正な監視、提案になるかと思います。今後はより合意形成が求められるものですが、まずは議論する場を持つことからスタートしたいと思います。
 折しも、各委員会の正副委員長会があり、常任委員会の委員長報告をどんな審議や議論がされて、採決に至ったかの内容の報告を今後するべきではないかと発言しました。現在、草津市議会では、常任委員会の委員長報告は「第◯号議案は全員賛成...」と、議案の番号のみの報告で、委員会審議の内容が採決日の本会議場では傍聴やネットで見られている方々にはわからない状態です。以前より改善すべきだと思っていたことです。

 *参考【議会基本条例】
  第3章 市民に開かれた議会
 第5条 
  3 委員会の委員長は、付託議案の審査結果の報告および質疑において、審査の過程および論点、委員会の付託意見等について明らかにするものとする。

 ともありますし、他市では内容を報告することは普通なことであり、委員長自ら作成しているところが多いです、と申し添えました。議長は意見を汲み取って今後はそうあるべきだろう、と言われましたが、他の議員さんはあまり関心がないようでした。

 まずのスタートとして5月の議会報告会実施にむけて議会改革特別委員会で議論がなされます。
 
 まだまだ議会改革は続きます。

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