「女性が安心して働ける社会に〜学童保育の待機児童問題〜」

 草津市議会議員の西垣です。
 H27年4月から、子ども子育て新支援法がスタートします。
 子育て支援を手厚くすることで、安心して産み育てられるように、特に働くお母さん方が、子育てしながらでも働けるように待機児童解消の対策は、この新支援法の中でも最優先政策となっています。
 さて、草津市の状況ですが、就学前児童の待機児童の解消には27年度ではまだ達成できない状況です。
 しかも待機児童は、就学前だけではありません。学童保育という小学校の児童の放課後の預かり、居場所の確保も大変重要です。これまでは、概ね10歳(3〜4年生)までの預かりであったのが、新支援法では希望があれば6年生までの預かりを実施すべき、と決められました。
 やはり、安心して働くためには、学校終了後から親が帰ってくる間が安心でなければなりません。
 草津市では、学童保育を通称「のびっ子」と言いますが、その「のびっ子」の入所申し込みが1月末閉め切りだったのですが、あってはならない3年生の待機児童が発生しました。現状の施設だけでは、待機児童が発生する想定はされていたので、民間の学童保育をおおよそ中学校区に一カ所の想定で昨年に7カ所募集しました。しかしながら、3カ所の応募しかなく、待機児童の発生は免れないものであったと思います。
 特に人口が増え続け平成28年度から新しい小学校が開校予定の老上小学校の学童の人数は、年々増えていっていました。
 そこの保護者の方から、のびっ子の人数の課題について、以前よりご相談を受けていて、担当課とも相談していました。
 そして、複数の小学校で3年生の待機児童の発生があったことがわかり、この3月の議会で質問し、問いただすこととしようかとも思いましたが、その質問日を待っていたのでは、4月1日からの「のびっ子」の生活に間に合わないと思い、草津市公明党として緊急に市長に申し入れし、2月17日に、困っているお母さん方の実状を話し、一刻も早い対策をうって頂くよう要望しました。
 市長も事の重大さを理解してくれ、その場ですぐに担当部に指示を出されました。以後、何回か進展度を確認していましたが、学校の空き教室がないことがネックであり、近隣の施設にも問い合わせや相談をし、中々思うように進まない状況でしたが、新学期に間に合わせるために奔走されて、ようやく明るい見通しができてきた、とのことです。
 想定は十分可能だったにも関わらず、もっと早くに市が手をうっていたら、もう少し余裕のある対応が出来たのに、と、この間に何回思ったかしれませんが、新学期に間に合うよう努力されているので、ぐっと我慢しています。
 今回の件で保護者の生のお声は本当に大事だとより実感しました。もし、知らないままであれば、もっと手をうつのが遅れてしまい新学期に間に合わなかったでしょう。課題にはアンテナ張って即対応し、子育てに優しい市を目指していきたいです。

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