日常に戻って

 草津市議会議員の西垣和美です。
 4年に一度の春の統一地方選挙も終わり、また、本年の大型連休も終わり普段の日常が今日から戻ってきました。
 毎週木曜日朝に南草津駅で街頭活動を実施しているのですが、本日朝の駅の風景は、いつも通りの多くの学生や会社員の通勤前、通学前の少し慌ただしく、活気あるものでした。
 一時の限られた時間、乗降客、乗車客でホーム一杯の状態ですが、駅周辺の道路事情も混雑し、草津市の交通の最優先課題となっているところです。
 4月には、連接バスの社会実験が、南草津駅から立命館大学の間で行われました。残念ながら、乗車出来ませんでしたが、Facebook等からの情報では、かなりの快適度であったらしいです。一度に2台分の輸送量と、バス利用のPRとしてのシンボル的な役割が今後期待されます。
 公共交通は、高齢化に伴ってニーズや課題が大きくなります。
 まめバスが、採算性の問題から、次々と路線廃止された経緯から、次に打つ有効な手を早く決めなければなりません。
 また、健康づくりやエネルギーの問題、持続可能なまちの観点からの自転車交通の構築も推進していかなければならないと考えています。この公共交通の問題は、点で事業を行っても効果が出ないもので、総合的に、将来のあるべき姿を持って着手しなければなりません。
 しかしながら道路形態に深く関わっているので、財源措置の難しさから、中々進まないのも現実です。ヨーロッパはいち早く、都市計画に、車に依存しないまちづくりの観点を入れていましたので、自転車道路やLRT等の路面電車の交通整備が出来ています。
 日本は、車優先、また都市計画法に反しない限り、開発に対しての法律以上の規制が出来にくく、業者や地権者優先といった風土、文化?によって、公共交通を考えるうえで、大変障害が多くあります。ヨーロッパでは、景観もしかりですが、まちづくりは公共のものとの概念があり、個人の利益よりも公の利益が優先されます。
 草津市も、公共交通の総合的な形態に着手しようとしているところですが、課題山積であります。公共交通は、大変奥深いものがあります。
 嘆いているだけでは進まないので、こちらもしっかり勉強し、提案できるようにしていきたいと思っています。

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