11月議会質問終わりました。

 草津市議会議員の西垣和美です。
 本日、議会質問が終わり少しほっとしています。選挙の年は、9月議会が1ヶ月後になり、10月、11月と議会が続きます。
 ついこの前質問作ったのに、またすぐに通告の提出締め切りがきて、いつもと違うペースで取りかかりに苦労しました。
 今回の質問は、大きくは2点。
 1、インクルーシブ教育システムの構築について
 2、まちづくりにおけるICT活用の推進について

 インクルーシブは、共生社会といわれ、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者の方々等、どんな人も積極的に参加、貢献していける全員参加型社会のことです。インクルーシブ教育は、同じ場で共に学ぶ仕組みであり、学習権が保障されることでもあります。
 それは、来年施行される「障害者差別解消法」に教育においても、一人一人のニーズに応じた合理的配慮を行政の責任でなされるべきと明記されています。
 そういった折、11月21日、野洲文化小劇場で「滋賀 教育の日」2015フォーラムが開催され、参加しました。
 その午前の部で、映画「みんなの学校」が上映されました。これは、大阪市立南住吉「大空小学校」を2012年度のまるまる一年間を追ったドキュメンタリー映画です。全ての子どもに居場所がある学校を作りたい、「全ての子どもの学習権を保障する学校をつくる」という理念で取組みをされ、実際にそのことが実現しています。
 ここでは、特別支援教育の対象となる発達障害がある子も、自分の気持ちをうまくコントロール出来ない子も、みんな同じ教室で学んでいます。
 また、学校が変われば、地域が変わる。そして社会が変わっていく、ということも、映画で実感させられます。
 11月の議会質問で、インクルーシブ教育について質問しようと思っていたので、実際に実現している学校を目の当たりにし、遠慮せずに質問しようと元気付けられました。
 現実は、教師の負担が増すだけではないか、という躊躇もあったからです。でも、やはり教育は子ども中心に子どもにとっての最大の善を考えていかなければならないことを改めて勉強させて頂きました。
 質問の内容は、主に当事者の生の声をもとに、行政とのギャップやずれについて指摘しました。
 ◯就学時決定にいたるまでの情報の共有 ◯個別支援計画の開示 ◯相談支援ファイルの活用 ◯就学指導委員会について ◯加配教員の配置について ◯合理的配慮の決定について ◯特別支援学級におけるiPadの活用について ◯草津市におけるインクルーシブ教育の構築について
 答弁については、また別途アップ致します。
 
 2点目のICT活用の推進については、まずは、昨年に質問させて頂いた◯オープンデータの取組みの進ちょく状況について 次に◯ICT推進によるまちづくりについての市の政策優先度について
 最後に◯テレワーク環境の推進による企業の誘致、IT起業家が育つ環境の推進を総合戦略に載せていくことについて
 答弁は、これから研究していきたい、という趣旨が多かったです。
 ICT活用は、市民参加、協働が促進されると言われています。国内にも、大変取組みが進み、有名なのが福井県鯖江市、会津若松市、横浜市等々でどんどん増えていっています。
 草津市もポテンシャルは非常に高いと思いますが、行政の中の世界での判断になるとストップやブレーキが多くなりがちです。グローバル化とともに、ITの活用は民間ではもうあたり前になってもいて、技術革新等、スピードは早いのですが、草津市が活用するまでには、まだまだ課題が多いと感じました。

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