留学生の力

 草津市議会議員の西垣和美です。
 昨日は、立命館大学の留学生や草津市国際交流協会(KIFA)のメンバーの方々や瀬田東文化振興会の皆様、総勢19名で立命館大学の陸上スタジアムの地下にある木瓜原(ぼけわら)遺跡の見学に行ってきました。
 立命館大学の建設時に発掘調査された、7世紀〜8世紀にかけての製鉄遺跡群です。
 その少しの一部が保存され、グランドから、地下に通じる階段を下りていくと、製鉄炉のあとが見学出来ます。
 留学生たちも、自分たちが通っている大学に、こんな遺跡があることを知らなかった、ということで、熱心に説明を聞いていました。
 この遺跡を含めた、大津から草津にまたがる瀬田丘陵生産遺跡群は、国の史跡に指定がされていて、歴史的には大変貴重な遺跡です。ですが、製鉄炉の遺跡は、役目が終わったら、どんどん壊され、場所も移動していくので、発掘されても、建物というような目でわかるものが残っていないので、わかり辛いものがあります。
 ただ今、その瀬田丘陵生産遺跡群を中心にして、日本文化遺産の認定申請にチャレンジされている方々と一緒に勉強しているところです。正直、勉強して知ってみないと、その魅力がわからないのですが、知ると、大変魅力あるしぶい遺産であります。
 今回、申請にあたって、外国の方から見た魅力や多言語化、といったところを協力して頂こうと、KIFAの方にお願いして、留学生のかたも仲間に入ってもらいました。
 聞くと、大学に来ておおよそ半年の学生さんが多いのですが、琵琶湖の存在を知らなかったり、知っていても魅力がわからないのと、交通の問題もあり、行ったことがないというのがほとんどでした。
 日本の観光のどんなところに魅力を感じるか、という質問に対しては、自然が美しいこと、日本人の精神性がわかるもの、由来がよくわかるもの、といったことでした。情報は、やはりネットで調べるということでした。
 留学生は、本当にまじめで良い方、英語は標準に話せますし、優秀な方が多いです。せっかくの縁があって来られているので、地域にも貢献したい、という思いがあるそうです。また、最近は、卒業後、日本で就職し、家庭も持たれ方も多くなっているとのことです。
 これからも、交流しながら草津の良いところも知って頂き、お互いの力が出せ合えれば良いなと思っています。
 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.kusatsu-kokorohot.com/MTOS/mt-tb.cgi/1120

コメントする

  • プロフィール
    草津市市会議員
    西垣和美のBlogへようこそ

月別記事一覧

管理画面