3月議会のご報告

 草津市議会議員の西垣和美です。
 今週の27日に3月議会が閉会し、29年4月からの新年度の予算も全て可決されました。
予算額は年々増えて、本年は過去最高の特別会計も合わせて900億円を超す額となりました。クリーンセンターの建て替えや中学校給食センターの土地取得や、駅前の再開発事業、民間の認定こども園の建設等々、大きなハード事業が多くあったことが要因です。
 この先何年かかは、少し引き締めての予算立てがされそうです。必要な福祉や教育といったソフト的な施策が減らされないよう、しっかりと見ていきたいと思います。
 さて、今議会の質問です。大きくは、2点。
 1、全世代・全対象型地域包括支援体制の構築に向けて
 超高齢社会を迎え、これからの日本が目指す共生社会においては、世代や対象者に関わらず、誰もが地域で支え合う新たな仕組みづくりが必要です。時代に対応した地域福祉の実現のために、草津市の目指すビジョンやそのために今、なすべきことについて以下の4点を質問しました。
①草津市の目指す地域包括ケアシステムについて
②将来の姿を実現するために、今草津市がやるべきことについて
③目指す地域包括ケアシステム実現のための社協の役割について
④生活困窮者支援事業についての現状・課題・改善点について
 答弁の主な内容は、
複合的な課題を抱えた人たちの相談支援を包括的に対応できる体制と、多岐にわたる分野との連携のための相談体制の強化の検討につとめてまいりたい。社会福祉協議会は、まちづくり協議会や様々な活動者との連携・協働のもと地域福祉を推進する中核的な役割を担って頂くものと考えている、との答弁がありました。

 2、若者総合サポートシステムの構築について
 草津市においては、教育、子育て支援に力を入れてはいるところですが、若者(概ね30歳代まで)という視点での、総合的な施策が進んでいません。
 特に、ニートやひきこもり等に対して世代や要因に関係なく、ワンストップで支援する仕組みの創設について、ここ3年間継続して議会質問をしているのですが、思うような回答が得られていません。
 次の世代を担う「子ども・若者」への切れ目のない一貫した支援のための総合的な支援の体制の構築は喫緊の課題と考え、草津市の青少年を取り巻く環境や課題の実態、また不登校やひきこもり等の課題のある若者の支援、居場所づくりへの支援について以下の項目について質問しました。
①不登校が長期化している児童生徒の支援について
②草津市の少年非行に関しての実態について
③草津市少年センターでの相談内容について
④高校中退した無業の青少年や中学卒業後のひきこもりの
青少年の支援の所管について
⑤課題を抱えた子ども・若者の居場所づくりのための支援について
⑥「子ども・若者総合サポートシステム」の構築のための取組みに
 ついて
 市の答弁の主な内容は、
 若者支援を所管する部署がないことを始め、若者についての支援が考えられていないという点では抜け落ちていることは事実という認識は持っているとのことでした。現時点では、年齢・課題に関わらない相談支援を行えるよう地域包括ケアシステムの仕組みを進めていく中で若者への総合的な支援を位置付けいくことも考えていきたい、とのことでした。
 この若者支援については、これからも継続して提言、要望していきたいと思います。
 

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