お盆前の研修+癒しの時間

 草津市議会議員の西垣和美です。
 先週の7日は、暦の上では立秋でしたが、猛暑はまだまだ勢いがあり、年々旧暦との差を感じています。やはり、温暖化のせいでもあるのでしょうか。
 特に昨今の局地的豪雨や集中豪雨が頻繁に起こり、自然災害の脅威をまざまざと見せつけられています。災害に遭われた方々への御見舞いと犠牲になられた方々へ哀悼の意を表したいと思います。

 お盆に本日から入りましたが、先々週、先週と続いて大津の唐崎のJIAMでの研修がありました。
 先々週は、主に福祉関係。認知症対策、地域包括ケアシステムと地域医療構想、子どもの貧困対策、避難所への福祉的配慮について。時代は確実に変わっています。政策は、現場をしっかり把握した、より個別のきめ細かな視点を持たないといけないと感じました。
 先週の研修は、視点をぐっとグローバルに広げて、世界情勢からわがまちの未来をつくる、とのテーマで4つの講義を受けました。その中の一つに従来の講義と少し違った内容で、生花の実演を通して、茶道、華道、武道といった「道」の付く日本文化独自の精神性をもっと日本が大事にし伝承し、日本人のアイデンティティを理解している人こそ、グローバルリーダーになれるのでは?という提起と文化や芸術は勇気と希望を与えるものだとの池坊雅史氏の講義。また、一番興味深かったのが、今治タオルの起死回生を懸けた今治タオルプロジェクトのストーリー。中国等の海外の廉価なタオルが輸入され、日本二大産地の一つである今治タオルの生産者たちは、廃業寸前にまで追い込まれていたのが、アートディレクターの佐藤可士和さんを迎えて、徹底的にブランド化を確立し、成功した話です。佐藤氏が言われていたのが、無いものを外から加えるのでなく、既にあるものの価値を高め発信していく、思いは現地の人がつくるもの、ディレクターはそれを繋げるインターフェースの役目、と。一番苦労するのが、産地で危機感を共有し一つにまとめること。意識の共有は何事においても物事が動く原動力ですね。
 
そして、先週の研修後には、たまたまお得なチケットを入手出来て、久しぶりにコンサートに行きました。雅楽の東儀秀樹さん×バイオリンの古澤巌さん×アコーディオンのcobaさん。(演奏中の写真はある一曲の時だけ撮影OK、SNS投稿OKという時の写真です)3人とも、それぞれ独自の世界観をお持ちの有名なアーティスト。特に古澤巌さんは、今は亡くなられた先輩に教えて頂き、一度実際に聴いてみたいと思っていた人です。全て期待以上の演奏で、特に最後の曲目のピアソラのリベルタンゴの3人のコラボの演奏は圧巻!!で、終わると同時に大拍手のスタンディングオべーション。それにしても、ひちりきでタンゴを熱演するなんて、雅な平安の貴族は思いもよらなかったでしょうね。2時間半の至福の時間でした。研修疲れの頭がほぐれ、やはり文化芸術は、人にとって必要な栄養だなぁと思いながら帰路に着きました。
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