最近、手段と目的について考えさせられることがあります。
手段とは、言うまでもなく、目的を果たすための方法で、あくまで目的が主眼です。
当たり前すぎることなのですが、これが結構、手段が目的化してしまうことがあります。
わかりやすいのが、政治の分野です。
例えば、政権を取ることは、あくまで手段であって目的ではありません。
ですが、政権交代をしてからの政府をみていると、あまりのぶれようにどんなビジョンがあったのだろう、と思わざるを得ません。
このことは、首長、議員、といったものに置き換えられます。
わが身にも置き換えて、議員になることはあくまで手段であり、何を目指すのか、が大事であり、負託した市民の思いを忘れてはなりません。
特に首長といった権力を行使できる立場であればあるほど、手段と目的を取り違えると(なることが目的となる)、市民が不幸になります。
何よりも私自身、初心忘れるべからずと、戒める今日この頃です。
これは、行政の事業を実施する場合も気をつけなければなりません。
過去の議論を要した事業のなかには、手段が目的となっている、と思うこともありました。その多くは、理念が無いか、形だけ、といったケースです。
明日より、議会が始まります。3月は、新年度の予算が上程されます。初めて、一般会計400億円突破ということです。
行政の予算の考え方は、使うお金の金額、ですので、市債(市の借金)も含まれます。ですから、多ければ良し、ということも無いわけです。今回、予算の金額が大きくなった要因は、こどもの手当てが大きい、らしいですが...
予算審議、頑張ります。
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