2013年3月

年度末の人事異動

草津市議会議員の西垣です。
昨日は、定年を迎えられた職員さんにとっては、最後の勤務の日でした。本年度は、36人の退職者がおられました。定年の前に退職された方もいらっしゃいますが、いわゆる勤め上げた、という感覚ってどういうものなのだろうなと想像しましたが、これも一人一人違うのでしょうね。
 年金の支給のこともあり、再任ということで、4月より再び市役所に出勤される方も多いです。これも、正直複雑なのだろうなと想像しています。これから、数年間、大量退職が続きます。ごそっと抜けてしまう職員さんの経験や知識、技術の継承はいかに~?です。傍から見ていると再任の在り方も難しいですね。
 人事も発表になり、段々と見知っている職員さんが多くなっていますので、結構気になるものです。異動の表を見ながら、へぇーとか、ふーんとか、個人的に思うこともありで、25年度に向かって、良くなっていくのだろうかと期待と不安の半々です。ただ、気になるのは、3年間いらっしゃった国交省の方は帰られましたが再度、国から、二人の方が来られることです。何を期待して、どんな成果を見据えてなのか、私にはわかりません。今更、パイプ?でもないでしょうが、年齢と役職のギャップもあり、職員さんの士気を心配します。人件費もあり、メリットデメリットを天秤にかけると、??です。
 週明けからは、新しい配置でスタートします。25年度は、土日が入っていて、引き継ぎがまだ出来るほうなのでしょうね。草津市にとっても、大きな事業の実施のスタートでもあり、議会としても、監視機能が果たせるように頑張っていきたいです。

 最後に、定年退職を迎えられた皆様、お疲れさまでした。お世話になりありがとうございました。

予算審議終えて

 草津市議会議員の西垣です。
 昨日で、予算の審議も終わり、新年度予算、24年度補正予算、どちらも特別委員会で可決しました。
新年度予算は、当然ボリュームのある審議となりますが、今回特に時間がかかった議論が、「中心市街地活性化計画」関連と「草津川跡地整備」に関わるものです。この事業は、議会内でも、意見が2分しているものでもあります。当初、草津川跡地整備の構想から意見が分かれていて、今も尾を引いているようです。大きくは、草津川跡地の利活用の仕方において、堤体を無くして、平地化して道路として使うか、堤体は残して緑軸として、各ゾーンで緑をコンセプトにして、人が集まれる空間をつくるか、という二つの意見に分かれていました。今は、総合計画からの整合性もあり、緑軸という構想の認識は一致をみているものです。
 今や、人口減少高齢社会の時代にあって、都市間競争、持続可能な社会の構築目指しているなかで、地域経済も見据えて、また質の高い都市を目指す中で、どちらの形が将来の何十年先にも活かしていけるのか、議論が尽きない状態です。
 しかも、投資額が大きいので、行政はもちろん、議会としても、慎重にならざるを得ないのも当然のことです。しかしながら、決めて進めていかないと物事は動きませんので、議論しながら、確認しながら議決、という意志決定にいたりました。(本会議での採決は閉会日です)
 中心市街地の活性化は、日本社会の生活スタイル、社会構造の変化から、いずこも同じ悩みを抱えています。国も、財政支援という形(いわゆる交付金、補助金として)で、支援をして、衰退した商店街やまちなかの活性化を図って、これからの超高齢社会に対応しようとしています。
 草津市は、まだまだ元気なまちで、衰退とは、逆に感じますが、余力のあるうちに手を打つことが次世代につけを残さないということにもなります。
 私たちも、何が良くて、何が失敗になるのかは、正直未知な部分はありますが、今の段階で、これが良い、と判断したことで進めていくしかありません。
 これに限らず、他の事業も、色々と、審議した中で、少し疑義がある内容もありますが、修正してまでもの内容でもなく、決算にその効果を検証していき、PDCAのサイクルで予算決算を連動して、より適正な効果的な税金の使われ方のチェックをしていきたいと思います。
 
 今年は、桜の開花が早いようです。草津川跡地の桜が楽しみです。

議会質問終わって...

 草津市議会議員の西垣です。
 本日、議会質問終わりました。
今回は、1、ICT教育の推進について 2、消防団の待遇改善について 3、業務手順書の作成についてです。まず、反省からです。いつも、時間が足りず質問積み残したままが多いので、時間内に全て終わらせるように、と時間を気にすぎてしまいました。
 議会の傍聴に来ていただいたた方からのアンケートでは、緊迫感がない、お互い文章を読み合っているだけだ、一問一答の意味がない、といったご意見も頂戴しています。草津市は他市と比べても珍しいかたちで、答弁含めての30分で、答弁の長さによって、質問時間が影響される、といった形です。
 他の議員見てても、緊張感持った丁々発止の突っ込んだ質問をすればするほど、時間が見えない、といった弊害を感じています。時間のことよりも、質問の質を上げるべきだ、というご意見も最もですが、私は、答弁時間に影響されない質問と答弁の時間を分けるべきだと思います。議会改革の委員会でも、これは審議継続中の項目です。

 質問内容に戻りますと、ICT教育のビジョンが見えないまま3年間が経過していると私は思っています。全小中学校に導入された、ということは、全小中学校で、授業に活用し、それが、草津市の子どもたちの学ぶ意欲につながる、時代に合ったITの活用が子どもたちも出来る、ということだと思います。でも、それは苦手な先生にとっては、きっと苦痛でしょう。ITの操作は、教育とは関係ない分野です。IcT化の入り口は、技術の問題です。それには、ITの専門知識、技術を持った専門家の支援が必要です。3年目にして、ようやく支援員が配置されました。
 その支援員さんの力量によって、その効果は大きく変わりますが、一年間の成果を聞いていますと、かなり力量のある支援員さんだったとのことでした。
 で、本年度も続いて支援員さんが配置されますが、人が変わります。単年度しか、雇用の出来ない税金を使っているからです。小中学校19校の状況を把握し、草津市全体の課題を知っている方は、続けて雇えない、また、一からになるのです。それは、私は草津市のICT教育の推進にとっては、マイナスだと思いました。草津市が、ICT教育のビジョンを持っていないことにも起因するかと思います。そういった趣旨でしたが、答弁を聞くと、期待は持てませんでした。
 2項目目の消防団の待遇改善は、活動手当の見直しを要望しました。大震災の時も、多くの消防団員の方が犠牲になっておられます。水門を閉めに行って犠牲になられたり、最後まで、救出に徹して犠牲になられたり、といった身を捨てての活動が伝えられています。
 そのように、地域の防災力が認識される中、地域密着、動員力、即時対応の消防団の果たす役割が見直されています。しかしながら、高齢化、サラリーマンの方が多くなっている、という課題があり、団員の成り手が少なくなっています。答弁では、10年間で、33名増とのことでした。また、草津市は、団を増やす予定です。そのような状況の中、活動手当の見直しが長期間なされていない、という実態があり、質問しました。答弁は、検討します、とのことでした。
 3項目目は、業務手順書の作成の件です。
 湖南市の例を取り上げました。これは、経営マネジメントシステムのISO9001を、湖南市の職員さんが、湖南市の行政改革のツールに、構築したもので、業務改善書も、その中のツールの一つです。業務の流れを文書化し、フロー図にしたものですが、これを、市民に公開しています。
 湖南市の約700事業を全て公開しています。このことによって、業務が、誰が行っても、同じ手順になるということと、適正か、効率であるか、といった職員さんの意識改革にもつながるツールになるのでは、という思いで、質問しました。
 答弁は、これも「参考にし検討してまいります」とのこと。本音は、うちはちょっと... みたいなニュアンスでした。このシステムを作られた湖南市の職員さんに、昨年ヒヤリングに行きましたが、やはり、職員さんには、正直歓迎されていない面もある、とのことでした。それは、市民の目にさらされる、といったプレッシャーが大きいようです。草津市は、進んでいることもありますが、時にアナログ的だなぁと感じることがちょくちょくあり、それは、特に市民サービスの点において感じます。情報の発信なんか、まさにそうですが。
 という内容の質問でしたが、報告からもわかるように、真意は伝わっていない、正確には、伝えられなかった、というのが正直なところです。

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